昔使われていた長襦袢で作られた金魚さんです。
質感といい良くできてますね。
カテゴリー: 老人ホーム
初夏の外出ツアー
いつもより早い朝礼には、参加予定者のバイタルデータが報告されます。
普段より血圧が高い方、少し風邪気味な方、当日になって行きたくなくなる方まで様々ですが、今回は予定者全員の参加となりました。
その後、関係スタッフの最終ミーティングです。
レクリエーションリーダーがスタッフ専用のしおりを読み上げながら、詳細に指示を出していきます。
それぞれの担当させて頂く入居者確認、誘導するフロアの順番、バスの席順、会場での行程、昼食の場所、写真撮影の場所など。
的確な指示と完成度の高いしおりは、現リーダの能力+前任リーダーのしっかりとした申し送りの成果でしょう。
昨年の反省点が活かされており、計画→実行→反省の記録と伝達情報をしっかりと活用している証拠です。
もっとも大切な会場での行動行程。
限られた時間の中で、安全に楽しく過ごしていただく事に主眼をおいて、集団行動とグループ行動の2パターンを設定。
グループ単位だと動き易くお互い手助けし易いメリットがあります。
会話が弾み共に楽しみながらの時間が共有できます。トイレに行きたい方がいてもその場を他のスタッフへお願いできます。また参加されているご家族も安心して協力いただけます。
私もコンサルタント兼看護師として参加。
普段トロミ食を食べられる方の食事介助に携わりながら、この日も環境の変化が”食欲や食事量”に影響する事を実感しました。イベントの実施意義の一つです。
昨日から降り続く雨の中の出発となりましたが、途中で雨も上がりました。
皆さんの活気と笑顔の方がまさったのでしょうか(^^)
この日の夜は、普段寝付けない方々もぐっすりだったようです。
是非次回も参加してください。
福祉バスをレンタル!定員約30人乗りで下には車椅子を保管する場所あり。
いつもならうとうとの方も景色を楽しまれた1時間。
老人ホーム 運営懇談会の参加
週末、コンサルティングで関わりのある老人ホームの運営懇談会に参加しました。
3分の1のご家族が参加され、報告についての質問・意見がいくつか出されました。
中でも印象に残ったのは、「家族ができる施設への協力はありませんか?」とお尋ね頂いた点です。
誰にとっても100%満足できる施設の存在は不可能でも、少しでも100%に近づける努力を心し頑張っている管理者側や私にとって、とても心強いお言葉でした。
「できる事は私たちもやりましょう」とおっしゃって下さったお気持ちに感謝します。
前回のコメントにも書かせて戴きましたが、施設の成長の秘訣は、「運営側、家族側双方の協力」にあると思っております。
施設はホテルとは違い、一時的におもてなしを受ける場所ではありません。
入居されている方の生活を一緒に作り上げていく場所です。
もちろん主役は入居者の皆様。
そして、可能な限り生活背景を理解し取り入れようとする施設側と、その生活が成功するよう入居者の精神面でのフォローや時に施設側の不足を補う家族側の関わりとのバランスです。
年を重ねるごとに深まる家族とのコミュニケーションを大切にしたいと思います。
最後に現在教育に力をいれているレベルや職員の心を育てる・育っているエピソードをお話させていただきました。
別件で、本日有料老人ホームへ訪問してきます。
今回は逆の立場として、個人のクライアントサイドからの施設への関わりです。
次回の運営懇談会には家族側から参加させて頂こうと思います。
もちろんクライアントにとってプラスになるだろう施設への協力は積極的に行っていこうと思っております。
花見の季節
担当のデイサービスでは、4月の第1週、第2週とお花見週間!
可能な限りご利用者さんが参加できるようにと小集団グループの計画となりました。
現地に行くと、色々な老人施設やデイサービスの車が止まっています。
開花時期が気候に左右される為、お花見情報をチェックするスタッフの事前準備にぬかりはありません。
現地では花が咲いたような笑顔・笑顔・笑顔!
レクリエーションの大切さを実感します。
「ここのデイサービスに通いたい」という気持ちになっていただく為には??
選ばれるデイサービスの土俵に上がる第一歩として、デイサービスの強みやコンセプトが発信されているかが大切です。
意外と気がついていない”我がデイサービスの特徴”に振り返ってみてください。
きっと何かが見えてきますよ。
海外の老人ホーム
年賀状の整理をしていたところ、2002年ニュージーランドから帰国した私が書いた年賀状の文面が出てきました。
この時は今のコンサルティング業務に携わるとは思ってもみませんでしが、こんな経験も私の老人ホームに対する考え方の源になっている気がします。
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息つく間もない昨年を送り、年末に引き続き元旦からの病棟勤務に、日本の正月を楽しむ暇もない私です。
昨年8月中旬に日本へ帰国し、9月よりかねてからの懸案であった第一線の看護現場において勤しんでおります。
ニュージーランドでは、福祉視察・老人ホームボランティアの体験を通し、地域住民の施設の捉え方や役割が国によって違うこと、オークランドの大都市の中にあって違和感のない景観で一般住宅に並んで建つ老人ホームなどに驚くばかりでした。
視察は見学依頼から始まり、イエローページに掲載されている老人ホームの電話番号へかけて直接交渉します。
そこには数えられらいほどの大小の老人ホームがありました。
訪問し話を伺うと、各老人ホームそれぞれ力を入れる点(特徴)に違いがありました。
例えば建物は古くでもアットホームさを追求して職員教育に力を入れているホーム。
理学療法士、作業療法士の職員配置を厚くしてリハビリを特徴にしているホーム。
大規模なボランティア団体が支える仕組みを活用し運営する厚い職員配置を誇るホーム。
ホテル並の豪華マンション系の有料老人ホームの周辺に豪華老人住宅が建てられている一つの町のようなエリアもありました。
中心となる施設の中には、診察室、レストラン、美容院、プール、ジム、ゲートボールエリアなど整備され、各々の分譲住宅はすべて違う設計で、住宅前の道路には通り名が付けられ、都心へ出向く送迎バスがあるなど一般住宅と同じ扱いです。
それでいて各住宅内には緊急用の非常ベルが数箇所設置されている大きな福祉住宅街です。
一般住宅以上に高額であるにもかかわらず予約待ちでした。
一昔前は日本人にとって、高齢者の第二のパラダイスと称されていたニュージーランドですが、今ではニュージーランド政府の方針により歳をとってからのビザ取得は特別なカテゴリー以外は非常に難しくなりました。
医療費高騰が原因の一つだそうです。
他国へ拠り所を見つけるのではなく、日本の中にこそ形成していくべき時代がきている気がしました。
PS:KYOKOさん大変お久しぶりです。沢山の出会いと思い出は今でも私の大切な宝物です。
施設の忘年会に参加
こんな喫茶店が増えて欲しい
多くの老人ホームは、レクリエーションに知恵を絞り、利用者の方々が「いかに楽しんでいただけるか」工夫をされていることでしょう。
私が関わっている施設でも、次月のレクリエーション計画を検討する際に新しい取り組みを含めるよう心がけています。
その中でも喫茶店へ出向くレクリエーションは、お話好きな方や一人では外出できない方々にとって好評です。
現在の喫茶店にいきつくまでに、いくつかのお店に断わられた経緯があるだけに満足感もひとしおです。
*段差があって車椅子が入れない
*トイレが狭い
*曜日・時間の限定をされる為施設の日課と合わない
*多人数の受け入れは不可
*中には車椅子などを使用した老人ホームっぽい方々は困る??など。
まだまだ障害者への理解が乏しい世の中ではありますが、文句を言っても始まらず、落ち込んでいても進まないことを理解しているスタッフは、快く受け入れて下さる喫茶店を探してきました。
落ち着いた雰囲気の喫茶店で、通常の出入り口以外に車椅子スロープが付いたもう一つの出入り口が用意されていました。
店内には、喫茶店の理念が書かれてあり、障害に対する深い理解が読みとれます。
そして定員の方々は、皆さんヘルパー2級の取得者だそうです。
私が驚いたのはそれだけれはありませんでした。
嚥下障害のあるご利用者の方のトロミ粉末(水分が気管に入らないよう少しトロミをつける)を忘れた時の事です。
無理を承知で、コーヒーに片栗粉でトロミをつけて頂くお願いをしたところ、気持ちよく対応してくださいました。
さらに、ゆで卵を食べ易くして頂くよう依頼したところ、細かく刻んでマヨネーズであえてくださいました。
通常、手間がかかるイレギュラーな作業を断わる飲食店が多い中、いかにしたら健常者と同じように満足して過ごして頂けるのか、そのための協力をさりげなくおこなって下さる喫茶店の皆様に大変感激いたしました。
老人ホーム 運営懇談会への参加
先日、施設のコンサルタントとして運営懇談会へ参加させて頂きました。
入居者数の約半数のご家族様が参加され、色々なご意見、ご要望を出していただきました。
前回の懇談会では発言いただけなかったご家族様も、遠慮がちに、でもしっかりと意見を伝えようとしてくださるその姿勢に、施設に対する期待度の高さが伺えました。
ご家族様の施設に対する関心が強く、それらを前向きに捉え前進しようとする施設は、確実に変化してきます。
なぜなら、施設が成長していく為の答えはどこに書かれている訳でもありません。
その答えは、ご利用者・ご家族様と施設との思いのキャッチボールから築き上げられるものだと思います。
理念をベースに目指している施設を形にしていくのは施設側の責任とするところであり、
望むべき施設の為に、運営に対する理解や協力を行うのはご利用者・ご家族様の責任とするところです。
時が経てば、
介護保険を含めた関係制度が変化します。
職員の入れ替わりもあります。
新しいご入居者様が入られます。
この変化する状況下において、安定した施設運営を維持していく為には・・・・・・
両者の原点である”ご利用者の幸せ”を念頭に、変化する状況に沿いながら、自分達に出来る事を行動につなげ、前に進み続ける事です。
~夏祭り~ 綿菓子係りでした
日帰り旅行
大型バスを借り切っての日帰り旅行。
ご家族様・ご本人様・スタッフを含め80名の大移動で、ベゴニアガーデンに出かけました。
広いレストランでゆっくり頂いたお昼ご飯と広大な敷地に咲き誇るお花観賞。
お花について詳しく説明して下さる方やお花を耳にかざり童心に帰られ楽しんでいらっしゃる方など様々でした。
イベント成功率の程度は、念入りに進められた準備の完成度に比例します。
現地の下調べによる動線確認に始まり、キメ細かいプランニング、家族への参加要請、当日関わるスタッフへの事前伝達など・・・
予想されるあらゆる場面が想像出来る施設ほど、イベント企画能力が高いと言えるでしょう。
ここでの成功体験が、次回のイベントにさらなる磨きをかけていくのです。
















