関係する施設の中で
一番早くお目見えしたひな壇です。
女子会と称して
入居者の方々が記念撮影をされています。
ご自分の雛人形を思い出しながら
とても良い笑顔をご披露くださいました。
私も自宅に帰りすぐに雛人形を出しました。
さてしばらくは
各施設で
色々な雛人形を見せていただけそうです。
コンサル先の施設における
朝のフロアのワンシーンです。
朝食後であり、朝礼前の一番忙しい時間帯。
約20名のご入居者を2名で対応しています。
脚力の低下により、2名の介助者で対応しないと
安全におトイレに座っていただけない方が
数名いらっしゃいます。
「佐々木さん、そろそろトイレに座ってみましょうか」
一人の職員が
大きな声でゆっくりと話しかけられています。
ご本人がうなずいたと同時くらいに、
まるで見ていたかのように、
「そろそろ時間ですね」と
もう一人の職員がやってきます。
さっきまで、戸田さんのお部屋で声かけを
していた職員です。
二人の職員が笑顔で対応しながら
ご本人を焦らせる事なく
用を済ませていただきます。
もちろん一番忙しい時間帯!!
一歩廊下を出ると早足で次の行動へと
移っていきます。
2手3手先の仕事を
頭の中で巡らせながら
行動しているのが良く分かります。
有限な時間を有効的に活用するには、
入居されている方の特徴を把握した上で
職員同士で声掛をしながら
可能な限りベストタイミングに
関わっていく工夫が求められます。
入居者のクセや習慣を熟知する重要性を
再認識させられます。
今回は、コラボレーション先の
介護事業所(居宅介護支援事業所と訪問介護)
を通じて模擬実地指導を受けさせていただきました。
普段行なっている作業を点検していただく・・・
そんな気持ちで臨みました。
居宅介護支援事業所では、
沢山の細かい指摘を頂きながら、
なるほどなるほど・・・と納得の3時間でした。
やっているようで、抜けているのが現実です。
「ちゃんとやられているのにもったいない」
と言われながら、
整理の仕方まで教えて頂きました。
次に訪問介護では、
「書類はほぼ揃っていますね」とのお言葉(^^)
その為、訪問記録の内容と実際の計画などの
整合性を確認するのに時間をかけられていました。
もちろんここでも指摘事項はポロポロと。
最終的にこちらからの質問で、
解釈が難しい内容については
自治体に確認して頂くことで終了です。
本来書類作成とは、
実地指導の為ではなく、
介護を円滑に行なう為
”業務に役立つ書類”
でなければいけないはずです。
次の人が読んで活用してもらえるよう
な記録の内容をタイムリーに記入することが
大原則です。
心したいと思います。
入浴の一連動作は声かけから始まります。
在宅訪問をイメージしながら
提供時間内に終了しなければなりません。
個々に合わせた入浴準備、
声をかけるタイミングによっては
お手洗いに寄ってからのスタートです。
熱いお湯を希望される方、
ご機嫌が良い方、悪い方、
衣類にこだわりのある方など
最初の声かけは大切な情報収集です。
その日の気分によっては返ってくる答えも違ってきます。
受け取った情報をもとに、
臨機応変に準備しながら満足感に近づけていく
マニュアルには書かれていない内容です。
時間内で安全かつ快適に終了する・・・・
バランスを欠くとどれかに偏りが生じます。
先読み能力のいるお仕事です。
数ヶ月に一度
遠距離のお子様よりご依頼を受けて
親御様の様子確認に訪問しています。
「明けましておめでとうございます」
の挨拶から始まりお迎え下さいました。
玄関のしめ縄
リビングの正月の花
床の間の飾り
おせち料理
例年と変わりない
お正月の迎え方が可能だという事は
気力も体力も健在だという裏づけです。
「それはそれは忙しかったわよ」
「昔人間だからやならいと気が済まないの」とご本人。
確かにこれだけの段取りを
お一人でなさるとは立派。
昔も今も変わらない大切な習慣を
繰り返すという事は、
人生を振り返り、将来に向けての
自分を実感するのだとか。
老人ホームなどにおいても
季節行事を重んじる意味づけの一つです。