移動美容室

6年前にコンサルさせて頂いた施設で

使わせて頂いた移動美容室。

ついて来られた管理者の方が

いかに施設の方々、入居者の方々に

「便利だ」「技術がいい」と喜ばれるようになるのか

そんな事を立ち話で語って下さったのを

思い出します。

*美容室の雰囲気を味わってもらいたい

*毛染め、パーマ、洗髪もすべてOk

*場所に制限のある施設にも対応

それに加え、

移動介助を美容スタッフで実施してもらえると・・・

そんな会話をしたのが懐かしいです。

そして今では当時のリクエストが

当たり前のサービスになっています。

今や専用車も数台でフル活動だとか。

行く先々の地域であればいいなと

思うサービスの一つです。

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強い組織

昨日に引き続き

東北で関わらせて頂いた別の施設の

施設長よりメールを頂きました。

いざという時に

自分達で出きる最大限の行動を

必死でとりながら

対応している様子が伝わってきます。

お久しぶりでございます。

 
震災につきましては、

停電等のライフラインの確保が難しい状況でしたが、

秋田、庄内方面までの燃料の調達、

送迎車にて職員の乗り合い送迎、

食材確保のため近所のスーパーや

産直への問い合わせを行い、


入居者や利用者への

サービス提供の制限はほとんどなく

何とか乗り切れそうです。

 


停電時は職員が家から数台持ってきた

反射型のストーブで暖をとり


ご利用者、職員はラジオに耳を傾けて情報をとり、

近所のお寺さんから
いただいた

ろうそくと送迎車両の電灯で光をとりました。

 

夜勤体制も通常の2名から4名に変更しました。

心配で気が気でない職員が
自発的に参加してくれ、

その行動に感謝です。
 

停電翌日は男職員で

燃料確保班と発電機を探す班に分かれ行動しました。

一日かけてやっと探した故障中の発電機!

それを修理し直ったのは夕方でした。


夜の試運転を終えて

ファンヒーターを準備している際に

停電が復旧した際は、


良かったけど…少し複雑な気持ちでした。

その後、ご利用者家族へ連絡を行い、

お互いにほっとしました。

 

また電気は復旧されましたが、

燃料確保が極めて難しく、

遠方から出勤している職員は、


施設内に寝泊り生活を実施しております。
 

そんな中でも、

いつも通り皆さんに笑顔でいただけるよう

サービス提供には心がけております。

幸いにも震災発生から

体調不良となるご利用者は一人もおりません。

 

非常勤職員の一人には、

被災地出身で両親との連絡が取れない者もいましたが、


そんな時でも一職員として業務を全うする姿に涙がでました。

震災から3日後に無事に連絡がとれております。

本当に良かったです。
 

被災地からの報道が毎日のように続く中、

職員より毎月貯めている福利厚生会費を


全額義援金の形で使ってもらってはどうだろう

という提案があり、全職員から了解を得ました。


これから手配したいと思っております。

・・・ ・・・
                             以 上

         

自分達がこれまで守ってきたものを、

これからも守り続けたい・・・ ・・・

この施設からは、

普段からこんなメッセージが伝わってきてました。

改めて組織力の強さを見せていただきました。

 

うれしいメールでした

本日はコンサルをさせて頂いていた山形県にある介護付住宅のホーム長からメールを頂きました。地震発生後、停電や燃料不足の中での力強いメッセージです。こんにちは。地震以来ご無沙汰してました。介護付住宅は普通の生活に戻ってます。被災地のことを思うと、やりきれない気持ちになります。入居者様がテレビを観ては自分達は幸せだと感謝してくれます。不便をかけているのに本当に有難いです。今日は本社が被災地に救援物資を届けに出かけています。介護付住宅でも、声をかけ集めたものを本社に託したところです。今義援金も募っています。善意を届けたいです。被害が広範囲に渡りやりきれない思いです。今は入居者様にも安心を届けたいです。以上近況です。言葉の力強さに毅然と指揮をされ役割を果たし続けているホーム長の姿が浮かびますそして職員の皆さん、入居者の皆さんの底力を信じています。

運営方法を理解してもらう

住宅型老人ホームの運営で大切なのは

現場職員にその運営方法の特徴を理解してもらうことです。


■介護保険サービスで活動する時間

■管理費サービスや上乗せサービスで活動する時間

として、割り切り理解しながら行動する必要があります。

その点が、

サービスを包括的に提供する

特別養護老人ホームや介護付有料老人ホーム

との大きな違いです。

とくに施設運営を経験してきた職員にとっては

混同してしまう要因となります。

この点は刷り込み教育が必要です。

単に説明するだけではなく、

比喩事例を用いてイメージを促し、

言葉を置き換え自社用語を作ることで、

スタッフ同士が意識して関与しあえるように

持っていこうと思います。

少しずつコミュニティー

ホームがオープンして

五ヶ月が経過しました。 


「食後は入居者の皆様が

          すぐに居室に戻られて… …」


そんな素朴な悩みが

会議の議題に挙がったのは

先月中旬でした。

もちろん入居者の方に

無理にとどまって頂こうと思う必要はありません。


ただ普通在宅で生活していたなら、

きっと近所の方々との間で

色々なお話しが繰り広げられているでしょう。


自然に

「まだもう少し座っていたいな」

そう思っていただける空間が無いのは??

と気付き始めたサインです。


要するに”心地よい居場所”です。

2週間後・・・

ご婦人方のコミュニティーができていました。

お話しする方もいれば、

テレビを観ている方、

お茶を飲んでいらっしゃる方と。

1時間ほどの間に

誰かれとなく自然に居室へ戻っていかれます。

今日も、また新しい入居者の方が加わりました。

お互いの存在力の大きさを実感いたします。

「できてきたね」と職員に声をかけると、

うれしそうに次の創作物の下準備を始めています。

コミュニティー形成の材料の一つです。


ぴょんぴょんウサギ

簡単でかわいらしい作品。

綿花をボディにかわいらしいウサギが誕生しました。

皆さんの手のひらの大きさでウサギのサイズも決まるとか。

こうして写すと向こうから走ってくるように見えるのは

私だけでしょうか(*^^*)

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さまざまなお雛様

そろそろいろいろな表情の

おひな様がお目見えです。

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しかし、デイサービス利用者作品のマメ雛を

撮り忘れてしまいました。

ねんど、折り紙、つまようじ、色紙、ボール紙

で作ってあったかしら・・・・

アイデア作品だったのに

 残念!

いい感じの入浴

訪問介護の入浴シーンです。

要介護度の重い方で

特殊浴槽を使い、2名介助で対応しています。

2人の職員が上手に声を掛け合い進めています。

利用者への声かけ、細かい配慮、入浴手順や手技

安全性などすべて合格。

時間に限りがあるのでスピーディーなはずなのに

ゆったり感と温か味のある時間が流れます。

常に利用者の”良い心地感”を視点に入れて

それ以外の見えない部分ではテンポアップで対応。

利用者の表情からゆったり、さっぱり、満足が

感じとれた入浴でした。

今年の雛飾り

関係する施設の中で

一番早くお目見えしたひな壇です。

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女子会と称して

入居者の方々が記念撮影をされています。

ご自分の雛人形を思い出しながら

とても良い笑顔をご披露くださいました。

私も自宅に帰りすぐに雛人形を出しました。

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さてしばらくは

各施設で

色々な雛人形を見せていただけそうです。

相手を知る大切さ

コンサル先の施設における

朝のフロアのワンシーンです。

朝食後であり、朝礼前の一番忙しい時間帯。

約20名のご入居者を2名で対応しています。

脚力の低下により、2名の介助者で対応しないと

安全におトイレに座っていただけない方が

数名いらっしゃいます。

「佐々木さん、そろそろトイレに座ってみましょうか」

一人の職員が

大きな声でゆっくりと話しかけられています。

ご本人がうなずいたと同時くらいに、

まるで見ていたかのように、

「そろそろ時間ですね」と

もう一人の職員がやってきます。

さっきまで、戸田さんのお部屋で声かけを

していた職員です。

二人の職員が笑顔で対応しながら

ご本人を焦らせる事なく

用を済ませていただきます。

もちろん一番忙しい時間帯!!

一歩廊下を出ると早足で次の行動へと

移っていきます。

2手3手先の仕事を

頭の中で巡らせながら

行動しているのが良く分かります。

有限な時間を有効的に活用するには、

入居されている方の特徴を把握した上で

職員同士で声掛をしながら

可能な限りベストタイミングに

関わっていく工夫が求められます。

入居者のクセや習慣を熟知する重要性を

再認識させられます。