医療法人の忘年会

顧問先の忘年会へ参加させて頂きました。

生バンドに出し物や仮装といった

力の入った忘年会です。

どうせやるなら

「徹底的に楽しみ、楽しんでもらう」

がモットーのオーナーです。

仕事もプライベートも

充実した考えの組織です。

忙しい中、時間を作っては

練習されていた

皆さんの様子が目に浮かびます。

かつて施設運営を任されていた頃を

思い出しました。

大掛かりな出し物、仮装、ゲームと

まるで文化祭のような忘年会でしたが、

予算以外、全く指示を求められた

記憶がありません。


そんな職員のバイタリティーは

仕事にもつながっていて、

半年に1事業所を開設するペースが

乗り越えられたんだと思います。

仕事が出来るという事は

Offも半端じゃないという事なのでしょう(^^)

老人ホームの運営懇談会

サービスをきっちりと見守られる

ご家族が多い運営懇談会では活気があり、

忌憚のない意見や質問が交わされます。

介護保険が今後向かっていく方向性のご質問

配布資料内に掲載している表解釈の質問が続く中、

とあるご家族も挙手をされました。

マイクをお渡しすると、

「ホームに感謝しております」と第一声。


入居4年間の機能訓練の効果、

職員の応援と粘り強さ、

本人の失っていた自信の回復、

不可能だと思っていた自力での外出、

その結果・・・

諦めていた本屋での買い物が実現しましたと。

まさにこのホームでは、

このような小さなドラマがコンスタントに

繰り広げられる土俵があります。

その要因は?

個人に合わせて考える介護、

向き合う介護の必要を認識し、

惜しみなく努力する

そんな社風の強みからくるものです。

アイデア作品

12月はにぎやかな作品が並びます。

作品を見るだけで

老人ホーム・デイサービスのやる気とレベルが

伝わってきます。

素敵なクリスマスリース

障害のある方でも簡単に綺麗に

作れる作品です。

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同じく

来年1月の干支の置物

ウサギ提灯です。

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対象の方によっては

「描くのが難しいのでは?」

という想定をしていたのですが

取り越し苦労に終わったようです。

個性あるウサギの数々・・・・

きっと幸せがぴょんぴょんと

跳ねてくる事でしょう。

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言いたい内容を汲み取る

「この勤務は大変なんで訪問時間の延長を

した方が良いと思います」

勤務表をみながら、

一人の職員から投げかけられた言葉です。

「何が大変かな?」

勤務表を見ると10時Aさんの買い物同行、

10時30分Bさんの入浴介助

11時30分Cさんの移動介助 etc

「対象者別に区切られ連続しているだけで

過度に身体的負担がかかる内容では

ないよ」と話しを進めてみると・・・

ご本人が言いたかったことは、

買い物までの歩行メニュー案を見ていると

本人の調子によっては出来ない日もある為

プランの時間延長をして欲しいとの事でした。

なるほど・・・・

何が言いたいのかが分かりました。

そこで時間延長の発想から、

時間内で収める必要性をお伝えしました。

介護保険のしくみや考え方を説明し、

工夫する思考構成をアドバイスさせて頂きました。


それにしても、

職員のコミュニケーションの癖を把握し、

訴えている根本理由を掘り下げ、

聞き込む重要性を認識しました。

カンファレンスの大切さ

老人ホームの運営を行っていると

毎日のように課題が浮上します。

だからこそ、タイムリーに話し合い

解決策、発展策を検討していかなければいけません。

決められた定例会義では遅すぎます。

対策する必要性を感じたその日に

まずは勤務しているフロアスタッフ間で話し合う

意識が大切です。

話し合う人数が少ない

主張する人の意見が採用になる

時間がない etc

さまざまな不安や不満があるでしょう。

そんな時立ち返るのは「誰の為に・・・」です。

2名以上集まれば知恵を出し合う!

ステーションで顔を合わせた時間を活用!

根拠や目的を押さえた回答を!

尊厳尊重が大前提!

出された意見の貴重さを認識!

実行内容は夕礼を通じて全体共有

やってみて再検討で精度アップ!

例えば

ずり落ちの少ない車椅子に変更するのか?

はたまた

車椅子から椅子やソファーに座り直して頂き

心地よさを通じて、ずり落ち易い姿勢癖から

座る姿勢を思い出してもらうのか?

後半は時間も労力もかかります。

それでも

本人が落ちいて座れる時間が長くなると

職員の目が活き活きします。

自分達が関わる影響力が実感できるからです。

やりがいを感じるこの体感を刻み込んでください。

個人コンサルタントとして

「ありがとうございます」

「とても良いところを紹介頂いて」

「本当にほっとしました」

娘様より弾むような喜びの声と同時に

安堵感が伝わるお電話を頂きました。

10月下旬に相談を受けた時は

現在お父様が入居中の施設に抱く

不信感がリアルに伝わってきました。


よくある”
施設選び”の失敗です。

表示やアナウンスと違う現実・・・

家族への不十分な説明・・・

それより何より

実際に起こっているご本人の危険を前にしても

「決まりですから」と言い切ってしまう職員

何を大切にしないといけないのか・・・

普段、法人側のコンサルタントとして

指導している立場の私にとって

職員個人の責任というより

社風そのものに

疑問を感じた一場面でした。


「わずか2週間で先が広がった気がします」

この明るい言葉に受け答えする一方、

人の人生を左右してしまうからこそ・・・

その重みと責任を実感致します。

住宅型有料老人ホームへの訪問

開所後13日目・・・・

今は”方向性の大切さ”を定着させることです。

研修でなるほど・・・

そう感じてもらえたとしても

実際のあらゆる場面での調整が必要です。

今までの経験が影響する人

人に言われてゆらぐ人

効率性重視が頭をもたげてくる人

一生懸命なんだけど周りが見えない人

一件マイナスに見えるこんな個性を

プラスの力に変えたらどうなりますか?

求められる”オリジナル”へと変化します。

その為には・・・・

アンテナを立て感じ取れる

私自身の感性も磨き続ける必要があります。

訪問先のクリニックでは

新しいレセコン、電子カルテ、最新の検査機器 etc

各部門で覚える内容は沢山あります。

外来患者へ対応しながら

緊張する雰囲気の中にあって

教え合い、マニュアルを作る作業を

並行していきます。

一回で覚えきれない手順作業がいくつもあります。

時をおいて再度トライしてみると

その時に抜けてしまっている内容こそ

自分の苦手なクセ・・・・・の部分です。

今度はそれを押さえるだけに意識を集中します。

記憶を刷り込む作業です。

カルテの流れを止めることなく

患者へ配慮しながら

さらに加わる作業の数々・・・・

各々のスタッフが

自分流を発見している段階です。

記念すべき初日

8:30 クリニックの朝礼がスタートしました。

役員はじめ院長のお言葉を受け止め

1ヶ月以上の研修内容を

自信にかえていざ!スタートです。

新しい制服に

沢山の意味が込められているいる事を

各々の立場で実感する時が到来しました。

9:00 老人ホームの朝礼がスタートしました。

本日付けでご入居される3名のお名前が

読み上げられます。

ありがたいなぁ・・・そう思っているような

職員皆さんの表情です。

昨日までの価値観の共有や考え方の構築を

実践する舞台の幕が開けます。

「あるべき人生」を深く考える

必ずこのプロセスを経たいと思います。

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伝え続ける大切さ・・・

施設オープン前のキックオフ会が

開催されました。

入居者の方の為に頑張るぞ!

そんな純粋な気持ちが伝わってきます。

ワイワイガヤガヤとする中で、

一人の職員の方がお話に来て下さいました。

「実は研修初日は先生の話を斜で聞いてました。

言ってることも分かる・・・けれど・・・・

この”けれど”がどうしても取り除けなくて・・・・

ごまかしてきた自分を認めるような気がして。

でも最後の話し合いで

自分なりに理解したくて

質問したんです。

その時の先生の答えがスッと腹に落ちたんです。

不思議と自然にこれだって気がつけて

自分は何を拘ってきたんだろうと・・・

だからもう一度色々な事を学び直したいです」

職員の皆さんに

”入居者の人生に責任がある”とお伝えしました。

同じく私には

職員の皆さんの人生に責任があるんです。

お互いがいつも真剣勝負です。

惜しみなく伝えていきたい・・・その一心です。

これからよろしくお願いします。

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