露が明け、日に日に暑さが厳しくなります。
連日テレビ番組を見ていると、
熱中症!水分補給!室内温度!
などの言葉が聞こえてきます。
施設内とて例外ではありません。
室内温度の確認にラウンドさせて頂くと
予想通り、自立に近い方ほど
やや室温が高い傾向にあります。
さらには1日の水分量も自分で決めていらっしゃいます。
自身の強い意思を持って生活されているため、
職員のアドバイスが伝わらない方もちらほら。
自立に近い方ほど
間接的な健康管理が必要であると実感します。
そこで
入居者自らが水分補給や室温管理が必要だと
思っていただけるよう、その根拠を説明する
健康セミナーを開催したところ
20名近い方がご参加くださいました。
大きくうなずく方もいれば、
「間違ってたのね」と振り返る人もいます。
まるで初めて聴くかのように、
大盛り上がりでした。
しかし時間が経つと、
入居者の方によってはお考えが振り出しに戻ります。
そこで職員には、
「セミナーでも言われてましたね」
と振り返えりの材料に活用するよう伝えると、
「これでずいぶん違うと思います」とのことでした。
自主性を尊重しながらの関わりは一筋縄ではいきません。
ここは、職員の配慮や気配りが支えている施設です。