関係施設での一場面、
入居者のお一人が
「時間が出来たらお部屋までいらして」
と時々声をかけて下さいます。
初めてお部屋に訪問した時を思い出します。
このお部屋の右壁には、
それは素敵な絵画が飾ってあります。
30代後半で単身アメリカへ移住し
就職した先は、100年の歴史を誇るホールマーク社
グリーティング関連商品をデザイン開発している会社の
デザイナーのお一人でした。
さまざまなチャレンジ体験を聴かせて戴き、
数々手がけられた作品や写真を見せていただきます。
お部屋に置かれているデザイナー専用の机が
ご本人の歴史を代弁しているかのようです。
表面的な関わりでなく、
その方を深く理解する意識こそ、
その方らしさを知る秘訣です。
ご本人の許可を得てご紹介させて戴いた
素敵な女性のライフヒストリーです。