先週、老人ホーム近隣の小学生が社会学習ということで総勢35名で訪問に来られました。
施設の説明を聞いた後に全体の見学、その後は各階に分かれて入居者の方と接してもらい約半日の課外学習でした。
入居者の中にはお子さんが来られると聞いただけで、うれしそうに涙し同時に何かあげなきゃとソワソワ。
おりこうさんの子供には褒めてあげたい、何かあげたい・・・この反応は家族内だとごく自然なおじいちゃん、おばあちゃんの役割だからです。
対応していた職員も一生懸命ホーム生活を伝えようと場を取り持ってくれていました。
大人を相手にするのと違い、分かり易く、興味を持ってもらうためのにはいつもと違う労力が必要です。
入居者のよろこびや職員のまなざしのやさしいさの結果かしら・・・・
次の日に前日見学に来ていた小学生の二人がお友達を連れ3人で遊びに来てくれました。
エレベーターに乗ると「このエレベーターはベットも入るんだよ」と友達に自慢してくれています。
”私が見つけた施設”という感じでしょうか(^^)
入居者とのゲームでも「次どうぞ」と、戸惑いながらも積極的に声かけをしてくれていました。
夕食前に終了し自転車に乗ってさっそうと帰っていきました。
そしてさらに次の日!
「こんにちは」と昨日の笑顔。
今度は手作りのフラワーペーパー一輪のおみやげ付きです。
子供の正直な反応を見ると、そのホームの居心地感が見えてきます。
日頃忙しい業務の中にも「大切なものが何か」に気がついている職員は、入居されている方や来客者にも心地よい存在でいてくれています。
そして日頃から心地よい介護を受けている入居者の表情は穏やかであり、小さなお客様にそれが伝わるのでしょう。
そのうちミニボランティアさんになっているかもしれませんね。