やりがいが喜びに

オーストラリア福祉の視点

「老いるとは楽しむこと、耐えることではない」
~Aged Care 省:ブロンウイン・ビショップ大臣~

この言葉と出会いそして学び・・・・

今ではダイバージョナルセラピーワーカーの視点でも

施設のコンサルティングを展開しています。

ご本人がやりたい事こそ

楽しみにつながります!

そのやりたい事が

人に役立ち喜ばれたなら

さらなるやる気につながります!

楽しみに目的が加われば

達成感とともにやりがいが返ってきます。

是非とも

ご自分が必要とされている実感を

感じ取って頂きたいものです。

そんなワクワクする仕掛けを

次々に企画し

沢山の施設に呼びかけ

活動を展開している

知人との出会もあって

今回は広島への鶴の奉納企画に

参加させて頂きました。

鶴と言えば、

一番初めに思い浮かんだのが

入居者の高橋さんです。

鶴折りを趣味とされ

毎日毎日取り組まれています。

ご家族も定期的に折り紙を

購入し持参されます。

職員も作成した鶴を

演出してあげたくて

扇にデコレーションし壁掛けにしたり、

鶴のクリスマウスツリーを作成したりと・・・。

今回は

そんなご本人とご家族に

「広島へ鶴を届けませんか?」

と声をかけをさせて頂きました。

実際に奉納した写真をご覧になり、

それはそれは喜ばれたとの事です。

「次の企画もあるんですか?」とご家族。

「また頑張らなくっちゃ!」とご本人。

一番大変な部分で企画し実行する人がいてくれて、

情報を流す私がいて、

すばらしい事だと喜び

段取りをして下さる施設職員の方々がいて、

頑張って下さるご本人やご家族が

一つになっての実現です。

この価値を共有できる

仲間に感謝致します。

「はい、次の企画もあるそうです」

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ホームの夏祭り

  毎年パワーアップする夏祭り。

作成したマニュアルを見ただけで分かります。

数年前と枚数が違い

読めばすべての動きが分かる出来栄えです。

もちろん前回の注意点も盛り込まれています。

1部:フラダンスと花笠踊り

   花笠踊りは山形出身の

   委託業者の職員の方が先生です。

   多忙な時間を工面して職員へご指導下さいました。

   笠はデイサービスご利用者の手作りです。

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2部:移動屋台

   各フロアへ巡廻しながら夏祭りを楽しんでいただきます。

   まずは身内でしっかりと楽しみます。

   おみこしを担ぎワッセワッセ。

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3部:夜の部

   地域住民も参加する本格盆踊り

   参加者はなんと230人。

   老若男女とわず

   次々と訪問下さいました。

   わたがし、カキ氷、マフィン、ドリンク

   スーパーボール、ヨーヨー

   さらなるお楽しみは大抽選会。

   恒例の子供太鼓が活気づけてくれます。

   地域の方々については

   日ごろの感謝の気持ちを届けたい

   そんな企画のねらいがあります。

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       そして最後の決めとなる盆踊り!

   毎年お願いしているご婦人方々が

   テンポよく踊り始めます。

   近隣住民の方々が・・・

   職員の方々が・・・・

   入居者の方々が・・・・

   踊りが始まると

   血が騒ぐ!!

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本格的な草履を作る利用者さんより子供達へ草履のプレゼント!

5足の草履に30人のお子様達。

ジャンケンポン・・・シンデレラガールが選出されます(^^)

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    数ヶ月前からの地道な準備から

    終了後の後片付けに至るまで

    テキパキとこなせる

    職員が全員であった事に

    大きな成長を感じました。

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個人顧客への訪問

今回は海外赴任中の息子様

からのご依頼で

大阪在住のお母様宅へ訪問させていただきました。

離れているからこそ

お互いを気遣うお気持ちは

より一層強くなります。

気にはなっていても

なかなか対応する術がないからこそ。

「そんな橋渡し」が

私の大切な役割となります。

報告する内容、添付する資料にも

工夫を加えます。

現在使われているサービスへの

客観的判断も加えつつ、

普段のご様子を中心に

報告させていただきました。

やり取りを通じて

ご家族の強い絆を感じます。

継続訪問のご希望で

またご縁を頂きました。

クリニックのコンサルタント

今回は健康診断事業のサポートです。

前回同様、内容を掘り下げ、

強みと売りを明確した上でのスタートとなります。

医療事業運営の特徴(難しさ)は、

専門職集団である事です。

医師、看護師、放射線技師、検査技師、栄養士

理学療法士、トレーナーetc

そんな医師を含めた専門職集団を円滑にまとめていく

総括者が必要となってきます。

要するに実質のトップです。

それは看護師かもしれません。

検査技師かもしれません。

事務員かもしれません。

そう、資格や経験より大切な”総括できる要素”

を兼ね備えている人です。

人の気持ちを掌握する力が必要です。

忍耐力と包容力が必要です。

目標に向かって牽引する強い意志が必要です。

周りが認めてくれる総括者になれるよう、

しっかりとサポートさせていただきます。

長崎・離島に訪れて

以前から長崎の在宅医療に携わる

知人の医師から話は聞いていました。

「長崎はね

坂が多いから

退院の話を出す時には

周辺の生活環境も検討要素なんだよ」と。

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今回はそんな知人に

普段の訪問コースを案内してもらいました。

確かに坂、坂、坂。

車で玄関横まで行けず、

広場で駐車して

徒歩で訪問するとは

聞いていましたが

現在の炎天下では

なお大変です。

デイサービスの送迎のシーンです。

やはり広場に車を駐車します。

社内にもう一人の職員と利用者を残し、

デイサービスの職員と利用者が

自宅へ向かい歩き始めます。

職員がしっかりと寄り添い、

杖を使った利用者の方が、

一生懸命に歩いて行かれます。

下って、登って、曲がって、また登って・・・

後半は一つの階段にも足を上げるのに

一苦労です。

寄り添う職員はせかすでもなく

声をかけ励ましながら・・・・

時間にしたら13分でしょうか。

送迎ですから、

当然

朝と夕方の2セットです。

山形の雪にしても

長崎の坂にしても

皆さん、その地域の事情に合わせ

頑張っていらっしゃいます。


”最初から出来ないです、無理です”

ではなく、

”出来るにはどうしたらいいか”

この精神を改めて振り返る良い

機会だったと思いました。

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離島の病院にも船に乗って

定期的に医師が出向くそうです。

誰かが誰かを支えて支えられて。

船に乗り、

離れていく陸を眺めながら

感慨深いものがありました。

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きっちりしてるねと・・・

以前に関わらせて頂いていた

コンサルタント先の相談員の方が代表で

近況報告を書いたお手紙を下さいました。

事業所内では挨拶や介護に臨む姿勢など、

日常的な取り組みに大きな変化が生まれている

とのことです。

試行錯誤の繰り返しの中、

一つひとつの結果を全員で考察し、

新しいことにチャレンジし続ける

「考えて実行する」という流れが

形になってきたとの事です。

日常業務の中”改善が当たり前”に

定着してきたようでうれしい限りです。

それを横で見ていた同業のコンサルタントが

「すごいですね、ちゃんと手紙を書く

その姿勢がすでに違いますよ」と。

言われてみればそのとおり、

沢山の要素を兼ね備えた

彼らのこれからの成長が楽しみです。

大成功のバイキング

入居者の方に大人気のバイキングです。

普段より沢山の品数がワクワク感を誘います。

今回のメインはひつまぶし・・・

食べ方は

一度目は普通に食べて、

二度目はお出汁ををかけてお茶漬け風に。

手作りが自慢とあって確かに美味しい!

うなぎが苦手な人にはバラ寿司の選択食まで・・・

前回は、応用を利かしたつもりの誘導の部分に

大きな反省点がみつかり、

今回はその点を意識しての運用です。

その効果もあり、

ゆったりと時間を過ごしてもらいつつ、

予定時間に終了!

入居者の方の評判もなかなかでした。

打ち合わせの通りに進める事の

意義を実感されたようです。

経験からくるノウハウが

独自のマニュアルに活かされます。

次回は危機管理である、

誤嚥体策と内服薬管理も

マニュアルに追記されるはずです。

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「今度講演を頼まれたんです」と・・・

関係施設の看護師の方が

恥ずかしそうに話してくれました。

「看護師専門の派遣会社より

施設の看護師の仕事についての

講演をして欲しいと頼まれました」と。

派遣会社は沢山の施設に出入りします。

採用にあたっては、

どのような人材が欲しいのか、

ヒアリングをし、

面接に立会い、

派遣後も定期面談を行っています。

要するに各施設が求める看護師像と施設の実態を

はっきりと掴んでいるポジションです。

そんな派遣会社から、

「御社の考え方にこそ共感ができます」

と依頼があったそうです。

依頼を受けた看護師は、

「私も入社当初は戸惑いました、

病院とは違う看護師業務や家族の立ち位置、

医師や家族との関係、

介護職員との連携の大切さなど・・・・

正直最初は、

教えて頂いた事が理解しきれず、

疑問や不満に思った事もありましたが、

今なら説明できると思いますよ」と。

施設看護師のあるべき姿を習得するのに

3年はかかったと

笑顔で語って下さった彼女を前に、

さらなる笑顔になっていたのは

私だったように思います。

しっかりと

引き継いで頂きありがとうございます。

そしてこれからもよろしくお願いします。

奈良県人材定着支援アドバイザーの選任を受けて

昨年よりモデル事業をスタートし

今年度は予算取りをして

本格的に活動を開始しています。

アドバイザーの皆様は

独立型社会福祉士の方

臨床心理士の方と

分野や経験を互いに活かせる様

配慮してのチーム結成です。

4・5・6月は”事業所に出向く”活動を

中心として広報を行ってきました。

7月からは事業所単位で話を聞きたいと

ちらほら。

個別相談日には、

「誰に相談していいか分からくて・・・・」

から30分を経過すると、

「聞いてもらえて少し楽になりました」

とご本人。

安心して心が表出できる

”場”が

必要とされています。

ビルの入口で鹿がのんびり・・・奈良らしい風景

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