開所前コンサルの一場面です。
コンセプトに合わせ外壁の色の選定に
立ち合わせていただきました。
設計士に任される施設が多い中、
コンセプトと繋げることを大切に考えられています。
要するに理念!
他にもテーブル形状、リビングの活用と見合った装飾、
休憩室の使い方を考えた間取りなど。
選ぶ上での質問の多くは入居者と職員のイメージと動きです。
そこから導きだされるだけに
利に適った備品の数々が揃うことでしょう。
本日はコンサル先の施設に入っていただく
給食業者の方々にお話を聞かせていただきました。
どの会社もポリシーがあり納得感のある内容でした。
選考基準は一つ。
老人ホーム理念の反映にもっとも近いだろうと
思われる会社です。
”思いやりある暮らし”
老人ホームが特別な場所ではなく、
今までの普通の暮らしの延長線上に
老人ホームの生活があると考えると、
食の存在は大きなポジションを占めます。
あ~お腹が空いた!
今日は何だろう?
わっおいしそう!
早く手を洗ってこよう!
こんな日々普通の暮らしを送るための一手段。
毎日毎日の繰り返しだけにとても大切です。
ミキサー食からソフト食への企業努力は
そんな普通のニーズを満たすべく、それを
大切に思われている企業精神だと思います。
食事とは「食べる」からではなく
「食べたい」から始まっているのだと思います。
今回お話を聞かせていただいた3社については
次回開所予定のコンサル先にもご紹介させて戴きました。
ご縁をありがとうございました。
ブレインジムは、運動を通した全脳活性化プログラム
だそうです。動きを通じて神経を刺激し脳の活性に
つながっていきます。眠っていた神経を刺激したり、
新しい神経としてつながったり・・・ ・・・
学習障がいの補助的な教育から始まり、アメリカから
世界に広がりを見せています。
今回はコンサルティングをしている施設に関わって
頂きました。
高齢者に失われつつある動き、反応、笑顔、
そしてその人らしさを取り戻してもらえたらと。
座って出来るいくつかのメニューを通じて
入居者の方々は大盛り上がりでした。
・両手でイラストを描いたり
・水を飲んだり
・鎖骨とおへそに刺激を与えたり
・耳の運動をしたり
・左手と右膝、右手と左膝のクロスな動きをとったりと
行動一つひとつに意味があります。
企画している体操の時間を根拠に基づき
すすめることができるとあって
職員の意気込みも違ってきます。
介護職員は単に生活のサポート役ではありません。
前提を疑い可能性を見出す先導者、その人らしさを
取り戻すためのパートナーです。
今回ご縁を頂いたのは、
ブレインジムの効果を少しでも共有してもらいたいと
全国を飛びまわられている灰谷孝先生です。
やさしいお人柄からしっかりとした信念が伝わって
くる方です。
本日は来年開所予定の施設関係者の皆様へ
一日講義をさせていただきました。
住宅型の運営は全体は一つであっても
事業所別に頭を切り替える作業が必要です。
大阪出張お疲れ様でした。
内容
1、介護保険のしくみ、認定、施設種類、包括と出来高報酬
2、在宅と住宅型ケアプランとの比較
3、住宅型ケアプラン要介護1~5イメージとその意味
4、保険外の管理費、自費、(上乗せ、横だし)の考え方
5、老人ホーム(&訪問介護事業所)の人員バランス
6、住宅型と介護型有料老人ホームの勤務の違いついて
7、運営上注意点、起こりやすいトラブル
8、入居者層の検討、各フロアの特徴出し
9、居宅介護支援事業所のあり方
10、施設長の役割
11、開所までの事前準備について
本日はコラボレーション先の総括マネジャーと
訪問記録の記入から実績入力までの
一連の動作がいかにスムーズにいくかを
検証しました。
誰もが関わる作業だけに、
混乱なく、ミスなく進める手順の統一が
必要だと感じたからです。
実際やってみるとなるほどと・・・・
課題が見えてきます。
月単位で必要な時間数が割り出されます。
必要物品を買い煩雑さを防止した上で
新しい方法を導入していきます。
コンサル先の食堂の片隅に
いつもスタンバイしている4台のカート。
使用目的を尋ねたところ、
ケアハウス入居者の方が
ご自分で御膳を運ぶ際の配膳カートだそうです。
なるほど。
ケアハウスの場合、
基本は自分のことは自分で出来る方が対象となります。
しかし年齢とともに、
両手で御膳を運ぶには重過ぎる、
シルバーカーにのせても不安定、
ということで、
この手作りのカートが誕生したそうです。
触ってみると軽くて運びやすく、
なんと言っても
テーブルと同じ高さに仕上げてあるので、
御膳をスライドさせながら
テーブルにのせることができるすぐれもの。
皆さん便利に使われているようで、
当初2台のカートが
いまや4台に増えているそうです(^^)
工夫が自立を支えています。