言葉じゃない方が良い時もある!

実家に帰ると、父と母が庭の手入れをしていました。
父が脚立にまたがり、母が下から声かけをしながら、木の枝をカットしています。
終了後、庭はさっぱりして夏模様です。

「なんで急に始めたの?」と私が聞くと「お隣の方に言われたのよ」と母。

実際は直接言いに来られた訳でなく、お向いの方と会話している時に現れて、さりげなく指をさされたそうです。
その指の先を見てみると、当家の木の枝がお隣に被っていたとの事でした。

とっさに母もジェスチャーで頭を下げカットしますと表現したそうです。

なるほど・・・・
言葉に出すと角が立つかもしれない事をジェスチャーでコミュニケーション。
お互い気持ちよく意思疎通が成り立ったそうです。

母にどんなジェスチャーをしたのか聞いてみたら、私の前でやってくれました。
それを見て思わず爆笑!
まあ通じたそうだから良しとしましょう(^^)

えっ! 獰猛な犬?

15:30のクライアントとのアポイントに合わせて事務所の近くを歩いていました。

ふと見ると、正面遠くから小鹿?のようなスレンダーで大きい犬が、大股で走ってくるではありませんか。
何かの目的に向かってまっしぐらって感じです。
なんだか楽しそうに飛び跳ねて見えるのは私だけでしょうか。

そんな彼(犬)に通り過ぎられた通行人が、一斉に振り返りのアクションをしたのは言うまでもありません。 
私もふと我に返り、「放し飼いで散歩なんて危ないな~」って思ってたら、どこまでも走っていくのです。
????
そう!彼は脱走犬だったのです。

そして無謀にも梅田近くの大通りを横断しようとします。
「え~~」と一瞬焦り道路に身を乗り出し様子を伺う事しかできない私。

案の定・・・「ブッブ~」のクラクションと同時に2台・3台と車が止まっていく始末。

彼も身の危険を感じたのか、元の歩道に戻り、今走ってきた道を大股で戻ってきます。
私は捕まえてあげないと死んじゃうと思い、思わずその場にかがんで「おいでおいで」をしていました。
そんな私をまったく無視して、目の前を「ビューン」と通りすぎた彼。
「仕方ないな~」と思っていたら、10メートル先でピタッと止まりクルリっと振り返ったのです。
そしてなんとそれは、歯をむき出しにしたとても恐そうに見えるドーベルマンだったのです。

そんな彼はすでに私に向かってまっしぐらにかけて来て・・・・・・。
目の前でまたピタッって止まってくれました。
思わず私も「よしよし」と首輪を掴み、彼のペースで歩き始めました。
私が普通に立って、首輪がつかめるくらいなので高さがあるのは容易に分かります。

さて、これからどうしようかと。
なんせ、この後のアポイントの時間は迫ってくるわ、彼のよだれがズボンを汚すわで・・・・

思わず声をかけてくださった通行人の方に警察へ電話をしてもらいました。
「ですから・・・でっかい犬がですね・・・・はい・・・すぐ来てください」
とそんな時・・・・・

「すみませ~~ん」と草履を履いて金色のパンチパーマのこれまたいかついお兄ちゃんが一生懸命に走ってくるのです。
「ありがとうございました」と私にペコリ。
 
「ひかれそうになったんですよ!犬に罪はありませんから頼みますよ!」と説教をしていた自分が一番恐かったりして。

それにしても臭いもまったくしない人懐っこいドーベルマン。
きっとさぞ可愛がられているんでしょうね。

そして彼の短い脱走旅行は幕を閉じることになったのです。

小さい頃の遊び

大雪の次の日、日差しに照らされながら”かわいい雪だるま”が汗をかいてました。
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都会の子供達にとっては珍しい雪景色だったことでしょう。

この雪だるまを見ながら小学生の頃の自分を思い出していました。

夏休み・冬休みには兵庫のいなかで過ごしていた私は、今の子供達では経験できない外遊びを満喫したものです。

冬ともなると雪は1~2メートル以上積もるのが当たり前でした。

大きな雪だるま製作はお手の物。

鎌倉を作っては雪投げ合戦。

おやつの時間には、コップに雪とカルピスを入れて食べる手作りおやつ(今思うと汚いですね・・・)

探検と称して、走り回っていると突然”ズボ”と小さな身体が雪の中に消えていったこともしばしば。

当然「おばあちゃ~ん るみちゃんが雪から出られない~」と助けを呼んでくれるので今があるのですが。

夏の遊びはさらにパワーアップ。

竹とんぼ、竹馬、ゲーラカイトはおじいちゃんの指導で全て手作り。

家の前の川泳ぎは毎日の日課。

前日の大雨で水量が増していると流れも速くてエキサィテイング。
流されて死にそうになった事1回、根性試しと渦に飛び込んで30メートル下流に流されたこと1回。

沢蟹をとって家に持ち帰り、気が付いたら全て逃げ出して部屋の隅々へ。
後日干からびた蟹をあちこちで発見。
当然おばあちゃんからは大目玉でした。

山の畑では小さな子供のスイカをいじってはしかられ、遠くの探検に行ってはしかられと。

途中の用足しは当然用水路にポトン。
大きい葉っぱをもぎ取って手のひらでクシャクシャしてお尻拭きに。
使い心地は良くありませんでしたが気にしない気にしない。

まさに野山を駆け回る・・・こんな自然児として育てられました。