コンサル先クリニックの健診部門の雑誌コーナーに注目。
なぜ雑誌を置いているの?そんな視点が大切です。
単なる「暇つぶし」にしてはコスト高です。
受信者を「いかに待たせないか」もしくは「待たされた感を抱かせないか」に、
オペレーションの工夫を加えていきます。
今回は、そんな視点で雑誌の種類を見直そうという事になりました。
リサーチを開始すると、なるほど視点がいっぱいです。
男性には、焼き肉やラーメンなどの食べ物特集が人気!
ゴルフや釣りの特集も根強い読者がいるようです。
女性は、表紙を見て片付けや小物アイテムなど短時間で得られそうな
情報を掲載していそうな雑誌に集中するそうです。
例えば健診なのにカロリーの高い雑誌はいいの?という意見もあります。
そもそも、健診を受ける人は病気を治しにこられる方とは違います。
そのため、心身共にバランスをとりながら
健康を維持して頂く事の大切さをお伝えしたいものです。
さらに「待たされた感を軽減する」には、今読みたい雑誌を提供させて頂く、
そこにスタッフの愛情と知恵と観察力が生きてくるのです。
一方、美容室で人気のある分厚いファッション雑誌は手に取られません。
検査に呼ばれる合間で読むには、時間的にも重量的にも適当でないようです。
シーンが変わればニーズが変わるということです。
コンサルとしては、
「たかが雑誌」から「されど雑誌」だと思えるスタッフをいかに増やすかです。
普段当り前にあるモノ、やっているコトを見直す楽しさや新鮮さを伝授します。