京都府立医科大学 医学部看護学科4回生に向けたキャリア教育を行いました。
前年度卒業生は、看護師、保健師の国家試験の合格率が100%だったとのこと。
当時の皆さんが、今や社会人!嬉しい限りです。
講義の一例では、「知っていること」と「知っているつもり」の違いについて
お話しさせて頂きました。
日々のコミュニケーションの中で
「知っていること」いわゆる等身大の自分を把握し素直に表現できる人には、
人はより意識を向け、何とかしてあげようと思うものです。
一方、人の話を聞いたその瞬間に「知っているつもり」になる人は、
相手の意見やアイデアを認めたり、称賛することなく、まるで自分も考えていた、
気づいていたと言わんばかりに、その場をやり過ごしてしまうのです。
この場合、双方に共感性は生まれず表面的な会話で終わってしまいます。
人はシンパシーを感じる相手に、役立つだろう情報を提供したくなるものです。
そのためコミュニケーション力の高い人には、自然に情報が集まるのです。
さらには、再度得た情報を仕訳し、同じく適切にフィードバックできるので、
結果的には、望む結果に至りやすいのです。
講義後のアンケートを拝読していると、
多くの方が、そう言われると「思いあたる節がある」と書かれており、
さっそく、意識しながら対話してみようと思って頂けたようです。