天気予報どおりの銀世界に突入でしたが
慎重に運転しながら田舎に帰ってきました。
おばあちゃんは温かいお布団の中でこっぽり。
圧倒的に寝ている時間が多くなりました。
それでも遠い記憶の中で私の名前を呼び起こしては
「るみちゃんかえ~」と受け答えしてくれます。
2歳になる曾孫を見ては一生懸命にあやそうとする横顔は、
私の小さいころの記憶にあるおばあちゃんです。
多くの場合、
おばあちゃんといえば小さい頃に触れ合った
記憶がメインではありませんか?
私の場合は少し違います。
小さい頃のみでなく私が成人してからも続きます。
私が名古屋や長野に勤めていたころ、
毎年のように1~2ヶ月アパートに泊まりに来てくれ
楽しい日々を過ごした記憶です。
一緒に買い物に行っては田舎料理を作ってくれ、
1年間溜まったほつれ物を繕っては世話をしてくれます。
名古屋は都会とあって日中私が勤めている間は
外出することはありませんでしたが、
長野では毎日のように近隣を散歩し神社参りを
しては近所の人との会話が弾んでいたようです。
「鳥取の田舎から孫娘のところに来とります88歳です」と。
おばあちゃんが元気で長生きしてくれたおかげで、
私に第二段の思い出を残してくれたこと、
これは珍しいことなんだと実感します。
そしてなにより、
お世話をして下さっている田舎の皆様に感謝です。
「その分少しでも社会にお返しするね」が
私とおばちゃんとの約束です。
来年1月に105歳になるおばあちゃんから
循環型介護を教えてもらいました。