指導監査

法人監査・施設監査

開所後まもなく1年とあって社会福祉法及び老人福法に基づき、市4名と県2名の方が来られ、1日かけて指導を頂きました。

指導内容一つひとつに納得がいきます。

指摘事項は当然改善すべきですが、指摘範疇ではないが、一つの項目を深く聞きこまれ、促しされている内容なども、しっかりとメモを取らせて頂きました。自主改善として検討していこうと思います。

また法人運営である定款、理事会、評議員会等の時系列に添った適切な手続き、会計・経理と、この段階で軌道修正が出来るのでとてもありがたい1日でした。

学びの時間

評価ついての学習

本日は、一定期間を振り返った自己評価基準と今後の取り組みへの記録について共通認識を行いました。

前回の勉強会に引き続き、経営と運営の関係、運営における部門間、部門内、個人の立ち位置を理解してもらいたく設けた時間です。

今回は、日頃の活動を正しく表す上において、主体的に自己評価する、またリーダー以上は正しく他者を評価する必要性をお伝えしました。

可能な限り、主観ではなく客観的に表現できるよう各項目の5ランクの取り扱いを一つひとつ丁寧に確認し合いました。

評価の目的は、ランクづけではなく、通読し改めて自己を客観的に見ることで、次は具体的にどのように変化していけばよいのかを認識して頂くためです。

さてクリニックの新たな1年がスタートしました。

30分勉強会

ホスピタリティーの初歩

月一回の全体会議では、会議前の1時間に各種勉強会を準備しております。

身体拘束、機能訓練指導のレクチャーの次は、弊社のホスピタリティーでした。

さてさて、わずかな時間の中で、1つだけの何かを持ち帰ってもらわねばなりません。

今回は、日常の関わりの中で「当たり前」と「当たり前でない」ギャップをどう感じて頂くのかに焦点をおきました。

AI、センサー、IOTそれともロボット

ペッパー君

訪問先の老人ホームでペッパー君に出会いました。
最近老人ホームでも見かける率が高くなっています。

11/26に行われた経済財政諮問会議、未来投資会議、まち・ひと・しごと創生会議、規制改革推進会議合同会議の資料の抜粋

少子高齢化の進行、人手不足の高まりの中で、労働生産性や付加価値の向上を通じて、潜在成長率を引き上げ、経済成長の壁を打ち破る必要がある。
このため、一人ひとりが生み出す付加価値を引き上げていく観点から、AI(人間で言えば脳に相当)、センサー(人間の目に相当)、IoT(人間の神経系に相当)、ロボット(人間の筋肉に相当)といった第4次産業革命による技術革新について中小企業を含む広範な生産現場への浸透を図るなど企業の前向きな設備投資を引き出す取組が必要である。

さてこれから、ペッパー君はどのように進化して、役立ってくれるのでしょうか。
楽しみです。

懐かしさに惹かれて

空間に意味を見出すのはそれぞれ

昨日、会議の後施設のワンコーナーを見て思わずバックしました。

私の目にとまったのは、色とりどりの毛糸の篭です。

しばらく見ていて、少し目線を引いて、時計や暖炉が入った構図で写真撮影。

小さいころ、おばあちゃんが解いては網、解いては網していた編み物を思い出していました。

見た瞬間、私の中の懐かしさが足を止めさせたのだと思います。

実践と研究の両輪

実践研究の始動

日本生命財団の実践的課題研究助成枠で採択され活動がスタートしました。

「高齢者の生きがいを増進する多世代演劇ワークショップの実践研究」のメンバーとして2年間取り組ませて頂きます。

介護現場の関わりを通して感じる事は、多くの事業所が「地域の人から自施設がどのように映っているのかを意識できていないのではないか」ということです。

地域住民にとっては、「介護が必要になったらサービスを提供してくれるところ」「介護の問題で困ったら相談にのってくれるところ」であり、言いかえるとその必要性がない世代にとっては、交流をもつ必要のない存在として認識されているに留まっているのではないでしょうか。

一方介護事業所は、地域包括ケアシステムという「呼び名」だけが広がっていく中、事業所としてどのようにアクションを起こしていけば良いのか分からないといったところでしょう。

一つ言えるのは、介護施設だからと言って、介護の必要な層だけが出入りしている状況では、決して地域に開かれた施設とは言えないということです。
地域には、若い世代の共働き夫婦、子育て世代、シングルマザーなど、一見介護とは縁のない方々も生活しており、目指すべきコミュニティーはそれぞれが支え合える関係性を築くことです。
そのために、自施設をどのように活かしていくのかをデザインしていく必要があり、すべての世代の力を借りたいところです。

今回は「多世代」「演劇」「ワークショップ」に秘めた可能性がおりなすコミュニティー形成が、関係性の構築の大きなヒントになる事を期待して、実践研究に取り組ませて頂きます。

研修転移の視点

全体会議の30分を活用

介護の現場では、とにかく時間が無い事が大きな課題です。

その中で質を上げていく事が求められるので、当然ながら効果的な研修方法が求められます。

人間の記憶力と定着の原理原則を考えると、本日最も学習してほしい点は何かを1つ絞ります。

その一つだけは、明日になっても覚えておいて欲しい事です。

もっと言えば、明日になったら早速活用してみたいと思わせるまでは持っていきたいものです。

興味を引き、自分でも出来そうだと感じ、次の機会にやってみようと思わせるまでを意識した研修デザインです。

そして次の日からは、リーダー以上の方の出番です。

「ほら、あれでやってみよう!」という、「あれ!」という共通認識を上手く活用いただければと思います。

今回は事故対策の導き方でしたが、翌日「さっそく現場が仕事の合間に考えてくれました」と報告を頂きました。

成功の秘訣は、研修講師も管理者もリーダーも共通の狙いをもって、時間経過の中の役割をリレーしていく事だと思います。

協力があって初めて研修の効果が発揮されるのです。

理念を具体的に

コンセプトメイキング

先日は、コンサル先の理念を身近に感じられるように、具体的なコンセプトメイキングの対話を進めました。
上位概念である理念を実践するとしたら、どんなことを意識するのか。

きっと入居者が求めてくれていると思えるところは何か?
入居者がもしかして感じている心の溝があるとしたら、それはいったい何か?
それを埋めるために私たちがすべきと思うことは?
そのために必要だと思うことは?
やりたいと思っていても出来ていないとしたらそれは何故?
システムが確立されており情報伝達がなされているにも関わらず、出来ない現実を引き起こしている弊害があるとしたらそれはいったい何?

思考を掘り下げていくと、一つの共通したコンセプトにいきつきました。
早速、本日訪問した際には、コンセプトロゴがステーションに掲示されていました。
文字とロゴに新たな意味が宿っています。
コンサルもこの意味や実現を省みつつ関わらせて頂くことになります。

私から皆様へのメッセージです。
これから色々な事に取り組んでいく事と思いますが、例えば分業などの合理性や効果性を追求し過ぎると、その裏では、可視化されていないが地道に宿っていた関係性や心の醸成効果が薄れてしまう事が起こりえます。

課題を注目する際は、技術的課題と適応を要する課題の両者に目を向けましょう。
決して「課題を見て人を見ず」にならないよう、「入居者にとっては?それを支える職員にとっては?」という原点に立ち戻り吟味されることをお勧めします。

そしてお互い見失っているなと感じたら遠慮なく「コンセプトは満たされているのかな?」「上手くいかないのはコンセプトのどこが満たされていないと思う?」と声を掛け合いましょう。

実地調査

業務を見直す良い機会

本日は、訪問介護事業所の実地調査でした。
県と市から6名がこられ、あらゆる視点から書類、面談審査がなされました。

特に特定事業所加算要件を満たすためのハードルが高い事は承知しており、尋ねられていること、アドバイスはもっともだと実感いたしました。
何とか認めて頂けたようで、それを受けたサービス提供責任者も、次回はアドバイスを完璧にして、実践を強化していくと意気込んでおりました。

実施調査は、自社の取り組みを整理する、立ち止まるのちとても良い機会の一つです。
やれているつもりで進む中、襟を正せるチャンスです。
責任が可視化されるシステムだと実感します。