介護付有料老人ホームとデイサービスの共同行事、夏祭りが始まりました。
成功の秘訣は、準備+心意気+プロ意識!!
すべてのスタッフが、場面場面で何役もこなすべく、事細かく記されたスタッフ用マニュアル。
それは、この時間、この場所にこの人がいるはず・・・・という証し。
それを頼りに利用者様の誘導をする際にも、無理なく無駄なくの時間差リレー。
並んで待っていただく現象はありません。
想定問題まで押えてあるマニュアルからは、ベテランであれ新人であれ、「皆に安心して協力してもらうぞ・・・」という実行委員の配慮が感じられました。
これ2階グループで作りました。
これは3階の作品です。皆さんにのり付けしてもらって・・・
「担当分けで作ったのね?」の質問に、答えはNO!
自主的に製作したとの事です。
フロアでは入居の皆様がそれはそれは夏祭りを楽しみにされていたとのこと。
その為夏祭りに照準を合わせ、皆様と気持ちの盛り上がりを楽しんでいたら出来上がった作品だとか。
今回感心したのは、集団の力=爆発力です。
限られた予算やスペース、日常の介護業務がある中で、誰の強制もなく一人ひとりのスタッフの気持ちが団結し誰かが何かをしようと動き出す。
集団での関わりが生んだ相乗効果を感じ入りました。
ご利用者様に楽しんでもらうにはどうしたらいいか・・・真剣にプロとして考え行動した答えなんでしょう。
よく施設の職員基準を表すのに2・5:1だとか2:1と表現します。
これは、入居者2・5人に対して1人の職員、2人に対して1人の職員が配置されている事を指します。
2・5:1より2:1の方が職員数が多くて良く面倒をみてもらえるんですね?と質問を受けます。
数値上はそうですが実際は必ずしもそうとは限りません。
なぜなら、個人のパフォーマンスを最大限引き出す意識をした2・5人配置の施設と、職員の能力や時間を活用しきれていない2人配置の施設では、同じようなサービス提供量になってしまうからです。
ましてや気づきや配慮という意味においては、訓練された前者の施設の方が満足感を感じるでしょう。
私のコンサルティングは、スタッフ各々のパフォーマンスを最大限に発揮する事を意識しながら関わっております。
スタッフ本人の為にも、雇用している事業所の為にも本来あるべき姿を追求し続けていきます。
第一部 13:30~ 落語・コーラス・日本舞踊
第二部 18:00~ 飲食・ゲーム・大道芸人・太鼓・盆踊り
二部の一般の部からは、近隣住民の方やお子様達の参加が多く、しっかり地域貢献の一環を担う事ができました。
今回うれしかったのは、スタッフのご家族の参加が多かったことです。
これは、自分の職場・仕事を披露しても良いと思う心のあらわれでしょう。
「私の母です」「私の娘です」・・・・とご紹介いただく度に、改めて「身内に自慢できる職場作り」を心したいと思うのでした。