今回のテーマは効果的意思決定 自我状態の病理でした。
効果的意思決定とは
A(アダルト)は必要論的意思決定
P(親)はべき論的意思決定
C(子供)は欲求的意思決定
の傾向があるそうです。
そこで自我状態がどこにあるのかを理解して
現状を見据えていくことです。
一方自我をバランスよく正しく表現できていない人は
自我状態の病理が影響していると捉えることができ、
「汚染」
「除外」
「一貫した自我状態」 がそれらに当ります。
ここでは「汚染」を例に説明します。
一つの自我状態の精神エネルギーが他の状態の中に
流れ込んでいる状態を言います。
具体的に言うと
本来合理的な判断をする大人のような自我状態A(アダルト)
は、状況に合わせ自分の行動や態度をP(親の自我状態)や
C(子供の自我状態)に切り替えて効果的に人と接することが
出来るとされています。
↓しかし(汚染されている)
それが効果的に切り替え接するというより
思い込んでしまっているような状態です。
例えば
小さいころからP(親の自我状態)より教えこまれた
信条などを、事実として受け入れているような場合です。
「茶髪にしている人は不良だ」
「世間というところはひどいところだ」
またC(子供の自我状態)からの汚染では、
感情によって刺激された空想を事実だと思い込み、
「高いところは怖いから登れない」
「私は生まれつきデブなのだ」と
自分を駄目だと信じ込んでしまっている場合です。
今回は前回のTA分析で自分の自我状態(P/A/C)
が一番現れているグループに分かれてのワークでした。
Aのグループに所属させて頂きましたが、
メンバー全員が冷静に捉え分析し回答を導きだしていく
姿勢の人ばかりでした。
参加メンバーの一人が「やっぱり同じA(アダルト)同士で
集まると話が早い、誰の意見を聞いても納得できる」と
言われていました。
当然ですが会社の会議などは色々なタイプの人がいるもの、
話がまとまりにくいのも当然です。
自分がどう受け止め対応するかが大切です。