父を通して学んだこと

本日は、個人的な内容ですが、私の感じた大切なことをシェアできたらと思い書きます。

5月29日に父が永眠いたしました。
87歳でした。
胸部大動脈瘤の破裂は宣告されており、2年前から覚悟しておりました。医師が珍しいと言ってくださるほど、発作の症状が最小限で、家族との穏やかな会話の時間が持てました。
17年前、起業する上で、いつかくるこの時のために、大阪へ拠点を移しました。毎夜、入浴介助と就寝介助に実家へ通う日々を3年過ごしましたが、介護が嫌だと思った事は一回もありませんでした。むしろ、この時間がいつか無くなってしまうんだなぁと、それを覚悟していましたが、今回現実を迎えました。
最期の瞬間に立ち会う事ができ、私自身が納得できました。
多くの関係者の皆様に感謝申し上げます。

今でも定例の時間帯に実家に行くと、無意識に腕時計を外している自分がいます。入浴介助の事前手続きを身体が覚えているのです。こんな瞬間にあの時の当たり前が、かけがえの無いものであったことを実感します。

今回、介護をする一人の家族として、介護とは何か、生きるとは、生き切るとはどういうことか、それと向き合い自身はどう変わっていくのか、自分の中のあらゆる価値観に触れました。

そんな自分の気持ちを素直にケアLabに綴っています。

テーマ2:パパの介護
第1回~第6回は、父の介護エピソード、介護への価値観第7回~第19回は、救急搬送、父の死への覚悟、旅立ち、私達

テーマ1:ママの医療
2か月前、母にも大きな病気が見つかりた。死生観、心のうつろぎ、家族の思い、知人・友人・関係者の存在で前向きに向き合っています。

それぞれの関わりは、私にとって、私しだいで、事実の意味づけを変えていけることを体感しております。

大阪新温泉町会総会&懇親会

想いの先に繋がるものは・・・・

令和元年6月23日は、歴史ある大阪新温泉町会総会&懇親会が、摂津市立コミュニティプラザにて無事終了しました。父親の郷里とあって、私自身も幼少期の夏・冬休みはほぼこの温泉町で過ごした慣れ親しんだ町でもあり、会を運営される役員の皆様方の苦手な部分(資料作りなど)や、当日はお世話役の皆様の裏方と救護班(体調不良の方への対応)をさせて頂いております。

郷里から離れ住んでいても、ふるさとへの熱い思いを何とか形にする活動、それがこの会の存在だと思っています。
また今回は、10年会長として務めさせて頂いた父親の会長退任日でもありました。会長として全うできている時期に後継へ譲り、さらなる会の発展を見届けたいというのが父親の願いでした。
この間に摂津市との姉妹提携を成立させ、摂津市から出る宿泊への補助金設定、現地宿泊者の特典など地道に形にしてきました。摂津市の中学校の林間学校先への誘致は上手くいきませんでしたが、それでも諦めることなく奔走し続ける父。昨年の災害で会場が使えなくなっても続行を決意し会場探しから再調整。そして会長最終の今年は、郷土伝統芸能の麒麟(きりん)獅子舞の披露を実現し、地元の高校生9名に舞って頂きました。舞を見入る会場の熱気を見ると、実現に向け地道な調整へ労を惜しまない意味が良くわかります。
父いわく原動力は「実現できる?できない?」ではなく自分の中の「地元愛だけだ」と。それ以上でもそれ以下でもなく、それは「誰もが持っているものだよ」と言われ、君にもあるはずだとそっと背中を押された私でした。

毎年ご出席くださる摂津市市長森山一正様、活動にご理解下さっている衆議院議員・厚生労働副大臣とかしきなおみ様、地元からご出席頂いた新温泉町副町長田中孝幸様はじめ、観光協会や商工会の皆様、本当にありがとうございます。父の為にサプライズの花束を贈って下さった会員の皆様に感謝申し上げます。<日日新聞掲載記事>

大阪新温泉町会 総会&懇親会

コミュニティーを強くする要因

父の故郷は兵庫県美方郡にある湯村温泉です。

そしてこの会は、関西お住まいの新温泉町出身の皆様が集まる1年に1度の大イベント「同郷会」、今年は6月24日に開催されました。

私は、事務局ボランティアをさせて頂いておりますが、いつもながら、この会の結束力の強さが勉強になります。

というのも、6月18日に大阪北部地震が発生し、会場であった摂津市コミュニティーセンターは震度6の影響で閉鎖。

開催が危ぶまれる中、摂津市の協力もあって、急遽近くの会場に変更。会議室のような作りであるため、殺風景ではありますが、何とか開催する段取りが整いました。

心配されていた参加者の問い合わせは数名にとどまり、当日の会場変更にも役員の皆さんが手分けして案内、テキパキと対応されていました。

私がびっくりしたのは、体調不良等で欠席されたのは4人だけで、63人の方全員が出席してくださった事です。年齢層は50代後半~90代後半の方ですが、80代の方の多い印象です。

この結束力はどこからくるのだろうかと。

仕事柄あらゆるコミュニティー形成に携わる事が多いのですが、ここまで協力的なコミュニティーを作る事はなかなか大変なものです。

おそらく、参加者の皆様にとって、自身のアイデンティティーが強く感じられる共通感が存在するのだと思います。毎年楽しみにされている事が手に取るように分かります。

新温泉町からは町長様はじめ観光協会会長様などが出席され、地元では摂津市長様はじめ環境副大臣のとかしき様など、姉妹都市を盛り上げていこうとする気持ちは皆様同じです。

災害によっていろいろな環境や条件は変化しますが、その分コミュニティーの存在や大切さが、より強く意識できたのかもしれません。

2008年 明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます

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Photo

皆様はどのようなお正月を過ごされているのでしょうか?

私は元旦からパソコンの先生?かレクリエーションコーディネータとでもいいましょうか。

囲碁好きの父親が(五段)元旦からどうしても囲碁がしたいと落ち着かず、囲碁クラブを探してみましたが、当然の事ながらやっているところは無く・・・・ 考えた私はネットでの対戦を思いつきました。

普段全くの機械音痴で触ろうともしない父がこの時ばかりは別人に変身。

見えない相手との戦いに、講釈を加えながら一人で盛り上がっていました。

大変なのは場を提供した私です。

クリックの一つも押せない父の手となり指となり~ 外出予定も変更し付きっきりの状態です。

次の日も孫達が来ていて目の前で披露。

おじいちゃん凄い~強い~教えて~の掛け声に父のネット囲碁の興味は最高潮に達してしまいました。

またまた、まいったのはこの私です。

このままでは、つき合わされ続けるので、意を決し父が自分で出来るように指導する事にしました。

そしてただ今猛特訓中。

隣で一生懸命腕を組み対戦している父をみながら、こっちが腕を組みたい気分になっております。

今回の発見は、本当にやりたい事に対する意欲が人をあらたな行動に導くものだという事と、人に認められる喜びがその人をより一層引き立てると言う事です。

老人ホームでのレクリエーションに対する考えも同じで提供すのでなく、選んでいただけるような場や内容の設定が必要です。

さらには、利用者の方さえ気がついていない新たなサービス、これがやりたかったんだという内容こそが支持を受ける原点だと再認識させられたお正月でした。

今年もよろしくお願い申し上げます。

PS:みけさん・・・お久しぶりです。お元気そうですね。時の経つのは早いものだと感じています。

趣味はありますか?

私は現在、どうしても実務に必要とあって、時間を見つけては、コンピューター(アクセス)を習いに通っています。

昨日は後ろの席に年配の方が座られました。

先生のお話だと、エクセル(表計算ソフト)を習いに来られたとの事でした。

お歳は75歳~80歳ぐらいでしょうか。

初回の授業にも関わらず、本の半分以上を予習されているらしく、付箋が沢山付いてました。

コンピューターは息子さんがセッテイングして下さったとの事。

先生の説明は二の次で、まずはご自分の聞きたい事が先行しつつも一生懸命に取り組まれてました。

ご自分のやりたい事を見つけて、チャレンジされている積極的なお姿がとても微笑ましく思えました。

皆さんがもし「今日から1ヶ月自分のやりたい事をやりなさい」と言われたら、何を思い浮かべますか?

あれもやりたい、これもやりたかったって、思える方は、日頃から自分の時間を意識して生活されている方でしょう。

もしも「時間を持て余してしまう」と感じられるなら、今からプライベート時間の設計をお勧めします。

団塊の世代に向けた余暇に関する雑誌は、数え切れません。

ただし、それらは、あくまでもヒントにすぎません。

自分がやりたい答えは、それぞれの経験や感性と連動しているものであり、無ければ自分自身と話し合っておく事をお勧めします。

人生の充実度をどのレベルに持っていくかは、ご本人しだいだという事です。

さて、この方はエクセルを習って何に使われるのかな・・・・

自治会の仕事を時々手伝っている私としては、会計がお願いできたら助かるな・・・・なんてふと思うのでした。

趣味に留まらず、ご自分ができる”社会的役割”に目を向けられるのも一つです。

 

私のおばあちゃん

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私の可愛いおばあちゃんを紹介します。

お歳は100歳で、金さん銀さんの”金さん”みたいに小さくて可愛いおばあちゃんです。

この写真は、内閣総理大臣 小泉首相から頂いた記念の賞状です。

「へ~そんなんもらったんかいな~」とのんきな本人さん(^^)

私の方が喜んでいる始末です。

施設では、沢山の入居者様のお誕生日を迎えるたびに尊い気持ちになりますが、この日も同じでした。

今日のこの日に感謝しつつ、一日でも長生きしてもらいたいと思う私です。