あらたなデイサービスの取り組み

利用者と職員の満足度アップ

口腔ケア、食後何となくやっているようで「本当に出来ているのだろうか?」そんな疑問から始まりました。

一月前のデイ会議では、口内環境が全身状態に及ぼす影響を取りあげ、「私たちに出来る事は何なのか?」について深く議論をしました。

必要性を強く感じたスタッフは、本格的に取り組む事で合意し、口内観察も含めて計画的に行っていく事になりました。

そして対話は「清潔」のみにとどまらず、「綺麗」にするとどうなるかという議論に及びます。

きっと皆さん明るくなよと予想してスタート。

思った以上に利用者との会話や笑う機会が増えたことで、スタッフのモチベーションも右肩上がりです。

コンサル先の納涼会 

ワークショップの要素をふんだんに

マリオットアソシア名古屋において、コンサル先の医療法人グループと他のグループを併せ150人以上の納涼会が開催されました。

日頃交流が薄いグループ内の事業所、クリニック、会社の職員でテーブルを囲みます。

10人一テーブルの配置は、事業所、役職、男女が上手に交わるように構成されています。ポイントの一つは、各テーブル一つだけ空席の椅子が設けられている事!飲み物片手にどなたでも気軽にテーブル移動が出来る仕掛けです。しかも3時間というゆったりとした時間です。

今年は9つの出し物が準備され、内容の精度が年々アップしております。
バンド演奏、バイオリン、演劇、コント、フラメンコなどなど。
上層クラスも容赦なく素の自分を披露する企画があり、何故か私も??「この人は誰でしょう?」イベントに写真を提供させられました(^^)

ここから生まれる新たな関係、新たな距離感が、次の1年を盛り上げていきます。

JA兵庫中央会 幹部・管理者研修

リーダーが持つべ視点

兵庫県農業協同組合中央会主催のJA高齢者福祉事業管理者セミナーをさせて頂きました。

今回は、リーダーがもつべき視点シリーズで「未知化 いかに知らないかを分かる」で進めさせて頂きました。

対象者は、事業総括管理職(部課長)、施設・事業管理者・主任(リーダー)級の方々です。

役職が与えられ、目の前のタスクに追われるとどうしても、入ってきた情報や経験値だけで判断しがちになります。

オペレーションが上手くいかない、職員と上手くいかない人の多くは、自分のポジションからしか人や状況が見えていない場合があります。

また、変化が激しい時代を迎えるにあたって、情報、知識、スキルでは乗り越えられないものの一つに柔軟な適応力が必要です。

適応していこうと思ったら、いかに自分を知る事が出来るかが重要になってきます。

組織の要である役職者が気づく事こそ、働きやすい職場づくりや離職防止に繋がる事を想定し、ワークショップを構成しました。

広い兵庫県下にあるJAグループの事業所から、三木市の研修センターに集まって頂きました。

お話を伺っていると、責任を全うすべく、悩みとチャレンジの繰り返しの努力が伝わってきます。

そのような中、研修中で気づきを得た時の表情がイキイキされていることを、ご自分では気づかれているでしょうか。

自分の中の新たな発見が、自然に変化を誘います。

現場も同じです。きっかけを作るアプローチは一つではありません。

まずは、思いこまず、見方を変えてみる、「知らない」という前提に立って眺めてみてください。

分からないことや疑問がある時は、いつでも電話やメールを頂ければと思います。

皆さんを応援しております!

余談ですが、父親の郷里が新温泉町で小さいころから親しんでいる町、そこから来られている職員の方もいらっしゃいました。私もささやかな観光活動のボランティアをしております。

新設複合施設 入社研修

特別養護老人ホーム等の複合施設 開所前研修

4月1日にオープンを迎える開所前研修を実施しております。
全研修7日間のうち、3日間(9:00〜17:00)を弊社が担当させていただき、人間関係づくり、知識、技術、思考構築などをレクチャーやワークショップを通じて形成していきます。

スタートは、自分が持っている介護への興味を強化するため、動機付けのお話をさせていただきます。次に職員間のコミュニケーションにアプローチし、周りとの関係性を高めて居場所、落ち着きどころを作ります。その後、認知症、リスク、ユニットケア、記録の書き方、ターミナル、介護技術、組織についてなどをワークショップを交えて展開していきます。

今回ターミナルケアの導入部分で、嘱託医の先生にもご協力いただきました。地域の医療体制や医師としての看取りの考えをお伝えいただきました。これから協働いただく先生に対し職員が親しみを感じて頂きたく段取りさせて頂きました。

毎回痛感するのは、初回研修の重要性です。オープン後も関わらせて頂くことが多く、研修を受講された方と後から入職された方の視点や気づきの違いを実感します。研修では、法人の方針をベースに全体像とエッセンスをお伝えしているので、自分が置かれている状況や考えるべき視点がベースにある人とそうでない人の違いです。

良くあるパターンは、開所前研修でモチベーションが高まっても現場に入ってからのギャップに落胆するケースです。弊社はそれを前提に、研修とコンサルティングをデザインしています。当然ですが最初から理想通りに準備されている訳ではありませんが、それを作り上げていく当事者である事をお伝えし覚悟してもらいます。開所後にさまざま問題が発生するため、それをチャンスと捉えて関わらせて頂きます。

1日目より2日目の今、随分とリラックスし職員の思考が柔軟になってきました。研修をしながら、職員のキャラクターや反応も見させて頂き、運営に活かしていきます。

第三回マネジメント研修

その根拠とは

本日は、法人のビジョン、そこからくる自身が描く世界、それを実現するための戦略、実践計画の目標と対策、具体的計画までの一連を学んでいただきました。
すべてマネジメントの基本的要素ですが、フォーカスしたのは、それらの根拠を導き出すプロセスです。

ビジョンと戦略、戦略と目標、目標と対策がしっかりとした根拠、意味づけを持って関連づいているかです。
そもそも、自組織の課題とは何でしょうか。
その課題が解決した状態とはどのような状態でしょうか。
課題がそのまま続いたらどうなるのでしょうか。
課題を引き起こす原因や状態とはどのようなものでしょうか。
それらを全員で対話しマインドマップを描いていきます。

普段意識しないキーワードをきっかけに、面白いほどに全てが繋がっていく事を自覚されたようです。
そこまでしっかりと可視化することで、自分が何に取り組むべきか、根拠が持てるので目標、計画が描き易くなります。

社会に出る準備

インターンシップ

学生が一定期間実際に職場で働く体験を行う制度の事です。

最近では、職業高校だけでなく普通科を対象としたインターンシップも広がりつつあるようです。

早い時期から職業観が形成され、自分で決める進路選択の一助になってきます。

いわゆる自分の適性や将来を考える機会です。

個人的に最も持ち帰って欲しいと思う点は、職業体験を通して、社会に出ても学び続ける姿勢が求められるということです。

それは覚える学びではなく、改めて自分という存在を意識し、周囲と何かを生み出し続ける新たな学びがあると言う事です。

若人をみる周囲の優しい眼差しが、少しでも将来への期待に繋がってくれればと願います。

ブログに向けてはいチーズ!つくづく社会の宝だと感じます。

頑張って!

経営者の視点「ともに喜ぶ」を形に

気持ちを形に

部門単位で目標達成することは、それぞれのミッションです。

組織としては、達成してくれなければ困る訳ですが、だからといって当り前ではありません。

当事者の皆さんにとっては、努力の積み重ねの賜物であり、結果が出たその時、各々の中での達成感がピークに達している事でしょう。

子供でいえば、出来なかった逆上がりがやっとできた瞬間であり、満面のドヤ顔を見せてくれる瞬間です。

そして、この時、この瞬間に褒めてくれた大人の存在は、その後の彼、彼女の未来を創るのです。

色々な称賛の仕方があると思います。

普段はなかなか接点がない職員にも届くように、それぞれの組織で工夫されていると思います。

大切な事は、称賛=感謝の気持ちを伝える事です。

「良くやったね」から一歩踏み込んで、組織として「ありがとう」の素直な気持ちです。

理事長のそんな思いが感じられます。

ともに喜ぶ原点は「対等」です。

おそがけの新年会

共有の時間を持つということ

コンサル先の新年会です。

職場では、医師、事務、看護師、技師、営業とそれぞれの立場で協働パートナー。

「場」が変わることで、それぞれの新たな一面に出会います。

頑張ってるな、素直だな、可愛いな、深いな・・・お互いの産物です。

だからおそがけでも新年会を開催するんです。

1周年の重み 

入居者・利用者の方とともに

開所後1周年を迎えた特別養護老人ホーム&デイサービス&サ高住&訪問介護&居宅介護支援事業。

あっという間の1年を振り返ってみると、山あり谷ありでしたが、確実に歩んできた一歩一歩でした。

職員のみならず、入居者、利用者、ご家族が共に喜べるベースには、お互いの信頼関係が存在します。

そんな利用者のお一人から、こんな素敵な贈り物を頂きました。

職員の誇りです。

展示作品の一部

おもてなし

気づき

見えているものは気づきやすいですが、それをどこまで広く深く考えられるのか。

待合室の椅子が1つだけ汚れている場合、それだけ差し替えれば良いのでしょうか。

ある人は、それを手がかりに、他の椅子はどうだろうと気になります。

ある人は、床をはじめ待合室の全体の汚れが気になります。

ある人は、待合室の雰囲気、雑誌の並びや照明などが気になります。

ある人は、良く読まれる雑誌や流れているTV番組が何かが気になります。

またある人は、雨の日に少し足元が濡れた来院者の気持ちが気になります。

そしてある雨の日、玄関の入口に「ご自由にお使い下さい」とハンドタオルが置かれていました。

そこに集う「人」に目を向けた時、やるべき事が見えてきます。

半年に1度依頼する設備クリーニングに必ず立ち会うのも納得です。

「誰の為にどうなって欲しいのか」が見えているのです。