ゲシュタルト療法と組織開発

学ぶ場を置き換えてみる

8月10・11日は、百武正嗣先生の「ゲシュタルト療法を組織開発にどう活かすか」を学びに東京へ、12日の本日は知人が京都府宇治市で開催している「注文をまちがえる料理店」に行ってきました。

まさに昨日の学びを分かりやすく体感。認知症の方が活き活き注文をとられるワンシーンワンシーン。さりげないサポーター、やさしいお客さんのまなざし、美味しい料理、素敵なお店、そして注文を頼んでいる私達。

一見構成されているように見えるのは「安心」「安全」な「場」の基礎要素だけ。実際の展開はまさに集う人々に委ねられ、身体的な感覚、感情やこころがダイレクトに生まれキャッチボールされていく。行列、出会い、笑顔、会話、失敗、愛嬌、美味しい、笑い声、談笑。

ふと、思考が導引される要素が限りなく少ない事に気づく。かえってスムーズさを欠いてしまうので誰も思考に寄り道しない。ワークでの戸惑いが嘘のようでこの感覚を覚えておきたい。

店内の無数のコンタクトが飛び交い、「あ!そうなるんだ」「なるほど」「また芽生えた」がクリエィティブに展開されている心地よい時間でした。

トレーナー・トレーニング

自分を見つめる

7月14日から4泊5日の研修に行ってきました。
南山大学 人間関係研究センターが主催するトレーナー・トレーニングというコースです。
グループ・ファシリテーターとしての態度と働きかけ方を学ぶという内容です。

グループに対して、個人間に対して、個に対して、その場でお互いの影響がどのように進んでいくか、トレーナーはグループのプロセスを進めるための働きかけをしていきます。気持ちを言葉で表現して、それをしっかりと聞いてもらえる中で生まれる安心感を身を持って経験しつつ、トレーナーとしても場に働きかけていきます。

今朝電車の中で思考していたのは、自分自身の心の動きをもう少し丁寧に追ってみようかと思います。
自分でも気づいていない心の置きどころ、習慣に目を向け、本来感じている気持ちを言語化してみることを試みてみようかと。
そんな気持ちでスタートする1日です。

組織開発ラボラトリー

南山大学の第十回組織開発ラボラトリー

6月7日〜9日に下記の研修を受けてきました。
①複雑性に働きかける(不確かな状況でアクションを実行していくために) 2日コース
②コンテナをホストしホールドする 1日コース
講師:クリス.コルガン氏(対話型組織開発の13章の著者)とケイトリン.フロスト氏

本日は改めて教わった複雑性を振り返ってみました。複雑な象限では、文脈が大切であり、それをホールドできるよう自分の境界線にスペースを持っておくという点に思い当たる節が沢山ありました。

そこで再度、ワークで実施した厄介な問題に挑戦してみると、私を阻んでいるシンプルで強固なルールは、自分で確信が持てず自信がないため行動しないと言う事でした。

これは厄介な事で、私の問題は複雑な事象に該当し、そもそも解答がある訳ではなく、そんな事言ってたらいつまでたっても行動に結びつかないなと再自覚しました。よって動くこととし、今年中に失敗を5回は経験してようと思います。

またコンテナの与える影響が絶大である事は理解していましたが、自らも深く体感し確信に変わりました。

早速クライアントから相談があったので、内容に力を加えずに、そっと2人の間に置くイメージで語り会いました。なるほど、少なくても私には、今までとは違う余韻が残っています。

これからも、働きがいを感じる職場作り、入りたくなる老人ホームの実現に向けて、学びをアップデートしていきます。

今回のハーベスト(牧原ゆりえさん・グロス梯愛子さん)通訳(東千恵子さん・福島由美さん)、サポーター永石局信さん、中村和彦先生はじめ事務局の皆様やお世話をしてくださった皆様に感謝します。

オンライン読書会に参加

組織開発の探究

第一回目に引き続き、6月6日は第2回目のオンライン読書会に参加しました。
300名以上の方が一同にオンライというコンテナの中に集まる読書会、時間差など違和感を感じることなく見事でした。

各章の担当の方が、事前にご自分のコミュニティーで読書会を開催し、オリジナルな資料を作成頂き親近感を感じつつの内容でした。
時々、割り振っていただいたルームで集まり、皆さんで対話を楽しみます。
そして何と言っても、著者である中原淳先生が適宜、解説、掲載への思いを含めて語ってくださいました。

「組織開発の探究」(著者 中村和彦氏・中原淳氏)組織開発を知るならとても理解が進む本だと思います。もっともありがたかったのは、1900年代~2010年代の組織開発の系譜が全体像の把握を助けてくれます。理解の道筋へと導いてくれた一冊です。

組織診断説明会のご案内

現状を正しく把握することの大切さ

現場の様子や現場の声は誰がどこで拾い上げているのでしょうか。
職員は何に満足し何に困っているのか、彼らが求めている働き甲斐のある職場とはどのような事なのでしょうか。
組織システムは機能しているのでしょうか。
不具合があるとしたらそれは具体的にどのような部分なのでしょうか。

弊社の組織診断「ケアスタ診断」は、健康診断だと思って、まずは客観的に自社組織を把握してみませんか。

オンライン読書会に参加

400人規模の読書会に参加してみて

「組織開発の探究」著者中原淳・中村和彦

5月9日は400人規模のオンライン読書会に参加させて頂きました。
著者の中原淳さんを中心に、日本全国+マレーシアの方々と繋がる不思議な感覚でした。

時間などの条件の壁を越えての新たな学びの体験です。
違和感なく、オンタイムで参加し、何気に参加者同士が繋がり「学び」という時間が繰り広げられます。
今でこそ、初体験!ですが、後少しすればこの環境も当たり前になってるんだろうなと実感します。

これを機に一部に留めていたオンライン会議を当たり前にしていこうと思います。
大きなヒントが頂けた1日でした。
次回6月6日も楽しみにしております!

組織診断

出発点を見極める診断です

ビジョンの浸透率や共有感、それに基づく技術レベル、それを活かす円滑な仕事のデザインや部門内外との連携、それを支えるための組織構造、一番重要な集う人たちのさまざまな心情、価値観、関係性を、点、線、面を織り交ぜて診断していくのが弊社独自の「ケアスタ診断」です。

客観的に見させて頂くので、内部からは見えにくい強みや弱みの部分が明確になります。
例えば、見えやすいのは、組織構造やさまざまな情報ツールの姿ですが、見えにくいのは情報そのものが人々の中でどれだけ活用され、仕事のやりやすさや組織へのコミットメントに繋がっているかなどです。ラウンドしているとさまざまな反応に出会い、行動を拝見しているだけでも機能不全の有無が見えてきます。まさにアンケート調査やヒヤリングだけでは得られない情報です。

現場の職員のみならずマネジメント層にいたるまで、様々な場面における判断や行動を拝見していると、入職年数や役職との期待が必ずしも一致している訳ではありません。「こうあるべき」ではなく、不足部分を補い、期待へのゴールを再設定(組織が認識)することで現実的な育成へと舵をきることができます。

さらには現場をラウンドしていると、これこそ「この施設の財産」というものにも出会います。
関係者の皆様には、身近過ぎて当たり前で見えていらっしゃらない種なり原石だったりします。
その瞬間、私たちの心は躍ります。
ここを磨いてあげたら素晴らしいだろうなと。
組織の強みとなる部分もお伝えできるのです。

原点を見つめて新たな戦略を練る、そんなきっかけにしていただければと思います。

組織診断

課題の本質を見極める

「介護現場を円滑に運用したい」どの事業所も目指しているところです。
その際どうしても陥りがちになるのが、目の前の課題を解決する事だけに終始していませんか.

まずは問題解決は必要ですが、本来はなぜその問題が起こりうるのかという素地を見極めて、根本的な部分に向き合わなければ、いつまでたっても大きな改善が見込めません。
リーダーが交替したから良くなった!・・・果たしてそうでしょうか。
個人は集団に属し、集団は組織に導かれて形成されている、要するに組織システムや関係性に着目しなければ根本的な解決にはたどり着かないということです。

弊社の組織診断の特徴は、いつもの介護現場の中にそのまま溶け込むように加わり、システム、関係性をロジカルかつ感性をフルに活用しながら調査していきます。早番担当の朝の最も忙しい時間帯も遅番担当の就寝介助も、余すことなく丸ごと共有しつつ、対話を通じた的確な質問で現状を把握していくのです。
現場を止めることなく、現場の職員を見守るように、そして息抜きした気分になって頂けるアプローチこそが、本音をお聞かせを頂ける土台です。

12月、2月、3月、4月とご希望を頂いています。
時間の関係上、1度に多くはお受けできませんが、将来に向けた事業所の熱意に精一杯答えていきたいと思っております。

学びの時間

ペルソナを演じる

職員全員で手分けして、20代~60代までの男女合わせて、17人のペルソナをイメージしてもらいました。

あらゆる年齢やバックグラウンドのペルソナが現れれ、一人ひとりに発表してもらうことで個人への思いを馳せる準備段階です。

その後、各部署の集まりで4チームを作り、各々のチームでペルソナに合わせた対応を演じてもらいました。

営業⇒予約⇒受付⇒検査⇒二次検査と、ペルソナの旅、カスタマージャーニーが始まります。

1日でも早く予約を取りたい方、予約時間より早く到着したら早く検査ができると期待している方、便キットを忘れてきた方、呼ばれる順番が違ったのではと不満を感じている方、当日胃カメラを希望された方などなど。

各部署でその思いを精一杯受け止めて、今ここで自分は何ができるかに最大限チャレンジしてもらいます。

要するに「断らない」気持ちで向き合えるかです。

当然ですが物理的にすべての受信者の希望が叶えられる訳ではありませんが、結果が希望通りにいかなくても、気持ちの上では納得や満足を得て頂くことができたのかが重要です。

ああでもない、こおでもないとチームごとの設定ミーティングを聞いていると、普段の苦労や工夫が立体的に形になっていくのでした。

まさにスキルが磨かれる瞬間です。

理念を具体的に

コンセプトメイキング

先日は、コンサル先の理念を身近に感じられるように、具体的なコンセプトメイキングの対話を進めました。
上位概念である理念を実践するとしたら、どんなことを意識するのか。

きっと入居者が求めてくれていると思えるところは何か?
入居者がもしかして感じている心の溝があるとしたら、それはいったい何か?
それを埋めるために私たちがすべきと思うことは?
そのために必要だと思うことは?
やりたいと思っていても出来ていないとしたらそれは何故?
システムが確立されており情報伝達がなされているにも関わらず、出来ない現実を引き起こしている弊害があるとしたらそれはいったい何?

思考を掘り下げていくと、一つの共通したコンセプトにいきつきました。
早速、本日訪問した際には、コンセプトロゴがステーションに掲示されていました。
文字とロゴに新たな意味が宿っています。
コンサルもこの意味や実現を省みつつ関わらせて頂くことになります。

私から皆様へのメッセージです。
これから色々な事に取り組んでいく事と思いますが、例えば分業などの合理性や効果性を追求し過ぎると、その裏では、可視化されていないが地道に宿っていた関係性や心の醸成効果が薄れてしまう事が起こりえます。

課題を注目する際は、技術的課題と適応を要する課題の両者に目を向けましょう。
決して「課題を見て人を見ず」にならないよう、「入居者にとっては?それを支える職員にとっては?」という原点に立ち戻り吟味されることをお勧めします。

そしてお互い見失っているなと感じたら遠慮なく「コンセプトは満たされているのかな?」「上手くいかないのはコンセプトのどこが満たされていないと思う?」と声を掛け合いましょう。