少しずつコミュニティー

ホームがオープンして

五ヶ月が経過しました。 


「食後は入居者の皆様が

          すぐに居室に戻られて… …」


そんな素朴な悩みが

会議の議題に挙がったのは

先月中旬でした。

もちろん入居者の方に

無理にとどまって頂こうと思う必要はありません。


ただ普通在宅で生活していたなら、

きっと近所の方々との間で

色々なお話しが繰り広げられているでしょう。


自然に

「まだもう少し座っていたいな」

そう思っていただける空間が無いのは??

と気付き始めたサインです。


要するに”心地よい居場所”です。

2週間後・・・

ご婦人方のコミュニティーができていました。

お話しする方もいれば、

テレビを観ている方、

お茶を飲んでいらっしゃる方と。

1時間ほどの間に

誰かれとなく自然に居室へ戻っていかれます。

今日も、また新しい入居者の方が加わりました。

お互いの存在力の大きさを実感いたします。

「できてきたね」と職員に声をかけると、

うれしそうに次の創作物の下準備を始めています。

コミュニティー形成の材料の一つです。


ぴょんぴょんウサギ

簡単でかわいらしい作品。

綿花をボディにかわいらしいウサギが誕生しました。

皆さんの手のひらの大きさでウサギのサイズも決まるとか。

こうして写すと向こうから走ってくるように見えるのは

私だけでしょうか(*^^*)

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さまざまなお雛様

そろそろいろいろな表情の

おひな様がお目見えです。

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しかし、デイサービス利用者作品のマメ雛を

撮り忘れてしまいました。

ねんど、折り紙、つまようじ、色紙、ボール紙

で作ってあったかしら・・・・

アイデア作品だったのに

 残念!

いい感じの入浴

訪問介護の入浴シーンです。

要介護度の重い方で

特殊浴槽を使い、2名介助で対応しています。

2人の職員が上手に声を掛け合い進めています。

利用者への声かけ、細かい配慮、入浴手順や手技

安全性などすべて合格。

時間に限りがあるのでスピーディーなはずなのに

ゆったり感と温か味のある時間が流れます。

常に利用者の”良い心地感”を視点に入れて

それ以外の見えない部分ではテンポアップで対応。

利用者の表情からゆったり、さっぱり、満足が

感じとれた入浴でした。

今年の雛飾り

関係する施設の中で

一番早くお目見えしたひな壇です。

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女子会と称して

入居者の方々が記念撮影をされています。

ご自分の雛人形を思い出しながら

とても良い笑顔をご披露くださいました。

私も自宅に帰りすぐに雛人形を出しました。

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さてしばらくは

各施設で

色々な雛人形を見せていただけそうです。

相手を知る大切さ

コンサル先の施設における

朝のフロアのワンシーンです。

朝食後であり、朝礼前の一番忙しい時間帯。

約20名のご入居者を2名で対応しています。

脚力の低下により、2名の介助者で対応しないと

安全におトイレに座っていただけない方が

数名いらっしゃいます。

「佐々木さん、そろそろトイレに座ってみましょうか」

一人の職員が

大きな声でゆっくりと話しかけられています。

ご本人がうなずいたと同時くらいに、

まるで見ていたかのように、

「そろそろ時間ですね」と

もう一人の職員がやってきます。

さっきまで、戸田さんのお部屋で声かけを

していた職員です。

二人の職員が笑顔で対応しながら

ご本人を焦らせる事なく

用を済ませていただきます。

もちろん一番忙しい時間帯!!

一歩廊下を出ると早足で次の行動へと

移っていきます。

2手3手先の仕事を

頭の中で巡らせながら

行動しているのが良く分かります。

有限な時間を有効的に活用するには、

入居されている方の特徴を把握した上で

職員同士で声掛をしながら

可能な限りベストタイミングに

関わっていく工夫が求められます。

入居者のクセや習慣を熟知する重要性を

再認識させられます。

季節らしさ

施設に一歩踏み入れると

月や季節が分かるほど

イベントや創作レクリエーションが満載です。

手作りの掛け軸・・・・

立派な厚紙で鬼の面が折られています。

大きい紙だけに費用もかかるだろうにと

触ってみると・・・・

古いカレンダー用紙の裏に

銀色を施したお手製の用紙を活用してます。

なるほど・・・・

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だんだん全員の創作完了です。

まもなく創作者のお部屋で活躍します(^^)

鬼は外、福は内・・・・

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大ヒット企画

元旦から大活躍の鳥居です。

普段イベントに参加されない

入居者の方々が

1月1日朝食後

一番に御参りにきてくださったそうです。

入居者や家族は大喜び

今年初のヒット企画だったそうです。

それにしてもこの作品、本当に良くできていますよ。

良く見ると、ボール紙を測って、カットして、差し込んで・・・・

みどごでした。

年末の忙しい時期に、

仕事が終わると

皆が入れ替わり立ち代り

完成させていったようです。

普段は指示を出す施設長も

せっせと指示を受け頑張った様子です(^^)

あっぱれ!

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実地指導のシュミレーション

今回は、コラボレーション先の

介護事業所(居宅介護支援事業所と訪問介護)

を通じて模擬実地指導を受けさせていただきました。

普段行なっている作業を点検していただく・・・

そんな気持ちで臨みました。

居宅介護支援事業所では、

沢山の細かい指摘を頂きながら、

なるほどなるほど・・・と納得の3時間でした。

やっているようで、抜けているのが現実です。

「ちゃんとやられているのにもったいない」

と言われながら、

整理の仕方まで教えて頂きました。

次に訪問介護では、

「書類はほぼ揃っていますね」とのお言葉(^^)

その為、訪問記録の内容と実際の計画などの

整合性を確認するのに時間をかけられていました。

もちろんここでも指摘事項はポロポロと。

最終的にこちらからの質問で、

解釈が難しい内容については

自治体に確認して頂くことで終了です。

本来書類作成とは、

実地指導の為ではなく、

介護を円滑に行なう為

”業務に役立つ書類”

でなければいけないはずです。

次の人が読んで活用してもらえるよう

な記録の内容をタイムリーに記入することが

大原則です。

心したいと思います。

多角的に捉える必要性

昨年末に出された

社会保障審議会介護保険部会

の「介護保険制度の見直しに関する意見」

をベースに定期的に仕事仲間と

話し合いを重ねているので

今後の方向性については理解しておりました。

そんな中受講した白澤政和先生のセミナー

「介護保険制度改正について動向をさぐる」は、

テーマは同じでも視点の違った内容に、

改めて客観的に考える事ができました。

本来のケアマネジメントとは

地域包括支援センターの役割とは

生活支援をどう捉えるか       などなど

”介護保険制度”

今後永続的に存続して欲しいからこそ、

「本来の姿はどうあるべきか?」

これを念頭に自分の意見を構築しようと思います。