奈良県福祉人材センター主催のフォローアップ研修

福祉のお仕事 新人職員サポートセミナー

の講師で進めさせて頂きました。

13:35~14:35 講話「活き活きと働き続けるために・・・」

14:50~16:30 グループワーク

今回の対象者は転職後3~6ヶ月未満の皆様でした。

高齢者フィールド、障害者フィールドで再スタートを切った

介護、看護、相談員、介護支援専門員、運転手の方々。

身を乗り出して聞いてくださる人もいれば、

大きくうなずく方とさまざまでした。

”自分が主体的に関わる”

意味を理解してもらえたらと思います。

グループワークにおいては

他施設の職員との価値観の共有に大満足の様子でした。

終了後、希望者を対象とした茶話会において、

自分の夢を語る職員の方の表情に力強さを感じました。

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またご縁をいただきました

大阪の介護付有料老人ホーム。

長い年月をかけ信頼を得ているだけあって、

100床近いお部屋はほぼ満床です。

今回は更なる質の向上を目指したコンサル依頼です。

初日そうそうくつろぎを感じる一場面がありました。

玄関を入ったところにある大きなロビー、

高い天井に合わせた大きな窓から

やさしい光が差し込みます。

ゆったりと座れる大き目のソファーには

くつろぎを求めて入居者が降りてこられます。

ホテルのロビーのようにささやきや笑い声が聞こえ、

自宅のように遠慮なくつろげる空間。

自分の気持ちで共有の空間にもプライベートの空間にも

変化させることが可能です。

入居者の方にとってフロアにあるリビングとの違いは

なんでしょうか?

それはスケールのみならず、

ご自分の部屋からゆっくり移動する時間から

気持ちの入れ替えや心の準備、次の自分に

移っていける生活空間の広がりではないでしょうか。

この施設の特徴だと感じました。

交流分析セミナー 第6回

今回のテーマはトラブルのもと「心理的ゲーム」です。

ゲーム分析とは、

会話で表面的にはまことしやかな

一連の交流(相補的交流)が行われてるとします。

しかし一方(プレイヤー)の裏面に

本音のメッセージが隠されている場合、

それを果たそうとするプレイヤーの自我が、

相手を刺激して、ゲームを仕掛けていき、

相手のネガディブな感情を挑発し、

ゆがんだ形でストロークの交換を図ろうとするそうです。

そして結末は、もやもやした感じや悪感情が残ります。

身近でいらっしゃいませんか?

その人と話しをすると、

どうしていつもこんな話の向きになるんだろう?

どうしていつもこんな嫌な気持ちになるんだろう?って。

最初から展開や結論が予測できてしまうほどパターン化

されている人もいます。

例えば夫と妻の心理ゲームを例に挙げます。

夫 洗濯しておいたぞ  (仕掛け人)

妻 ありがとう、助かるわ。  (乗せられる人)

夫 沢山あったぞ。   

妻 そうでしょう。   (応答)

夫 3回も洗濯を回したんだぞ。

妻 ここ2、3日、忙しくてできなかったの。

夫 部屋も散らかっているし、流しには食器が一杯。

   毎日何をしているんだ!  (はぐらかし)

妻 家の中の仕事が山ほどあるのよ。あなたこそ何よ!

  毎晩、残業って帰りが遅いけど、外でなにしているか

  分かったもんじゃないわ。

夫 お前こそいつも家にいないじゃないか。

  一体何をしているんだ!  (混乱)(本当に言いたいこと)

妻 ちょっと洗濯しただけで偉そうに言わないでよ。

  もうしてもらわなくていいわ!

夫 二度とするか。  (結末)

妻 二度といらないわよ。

これは夫婦の会話ですが、

職場の同僚や上司、友人との会話でも同じです。

気がづくと、

やっつけられてしまっていたり、

こちらも興奮して思わぬことを言葉にしてみたりなど。

程度によっては、

嫌な感情→悪感情の継続→破壊的になり

時に殺人などに発展していきます。

できれば相手に巻き込まれずにしたいもの。

ゲームの止め方としては、

①ゲームの存在に気づく、自分が何をしているか理解する。

②時間の経過と、自分のとった役割を振り返る。

③ゲームにのらない自分をつくる。

④自分自身や他人を無視、軽視しない。

⑤程度の重いゲームを軽いゲームに抑える。

⑥結末の悪感情を取り入れない。

⑦最悪の時は逃げる。

私達は職場でも学校でも家庭でも、

自分と合う人ばかりでないことは100も承知。

そして日常会話の多くにこのゲームが展開されています。

それを客観的に理解しつつ、

巻き込まれない自分を持つことが大切だと思いました。

ソフト実現のためのハードの準備

開所前コンサルの一場面です。

コンセプトに合わせ外壁の色の選定に

立ち合わせていただきました。

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設計士に任される施設が多い中、

コンセプトと繋げることを大切に考えられています。

要するに理念!

他にもテーブル形状、リビングの活用と見合った装飾、

休憩室の使い方を考えた間取りなど。

選ぶ上での質問の多くは入居者と職員のイメージと動きです。

そこから導きだされるだけに

利に適った備品の数々が揃うことでしょう。

福祉用具の選定

設計段階で大切なのが設備の選定です。

コストを見据えつつ、

いかに方針にそった福祉用具が

導入できるかがポイントです。

入居者側にとっての安心感や使用感

介護者側にとっての安全性、効率性など。

運営がスタートしたら現場に大きな影響を

与える部分だけに慎重に選定すべき部分です。

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経営者向けセミナー

「こんな時どおする?高専賃運営上の事例研究」

18:30~20:30で実施させていただきました。

遠くは四国からの参加者もいらっしゃいました。

設計関係の方々は現場の問題やその対策を知って

設計に反映させたいとのお考えです。

私が関わる開設コンサルの最初の仕事が

まさに図面の確認です。

いかに働きやすい職場に近づけていくか。

働くだろう職員の方々の顔を思い浮かべながら。

配置換えや必要に応じてスペース確保の交渉に入ります。

ドアの位置一つでも就労環境が大きく変わります。

こうして皆さんの努力や知恵の結集が

品質の良い建物やサービスへと繋がっていくのでしょう。

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給食業者の方々のプレゼン

本日はコンサル先の施設に入っていただく

給食業者の方々にお話を聞かせていただきました。

どの会社もポリシーがあり納得感のある内容でした。

選考基準は一つ。

老人ホーム理念の反映にもっとも近いだろうと

思われる会社です。

”思いやりある暮らし”

老人ホームが特別な場所ではなく、

今までの普通の暮らしの延長線上に

老人ホームの生活があると考えると、

食の存在は大きなポジションを占めます。

あ~お腹が空いた!

今日は何だろう?

わっおいしそう!

早く手を洗ってこよう!

こんな日々普通の暮らしを送るための一手段。

毎日毎日の繰り返しだけにとても大切です。

ミキサー食からソフト食への企業努力は

そんな普通のニーズを満たすべく、それを

大切に思われている企業精神だと思います。

食事とは「食べる」からではなく

「食べたい」から始まっているのだと思います。

今回お話を聞かせていただいた3社については

次回開所予定のコンサル先にもご紹介させて戴きました。

ご縁をありがとうございました。

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交流分析セミナー 第5回

今回のテーマは対人関係のポジション 人生態度でした。

「三つ子の魂百まで」と言われるように、TAの理論も

子供は乳幼児期から3歳~6歳くらいになる間に、

自分という存在が、養育者からどのように扱われたかが

影響してくると捉えています。

自分と他人についての、感じ方、見方、人生の生き方、

対人関係の持ち方についての態度、姿勢を見につけて

いくそうです。

これが”人生の生き方における基本態度”になるそうです。

今回はエゴグラムとOKグラムの回答を比較し、

エゴグラム(その人の行動面や役割があらわれる)
OKグラム(その人の内面、自己意識や概念があらわれる)

両者の違いから、その人の人生に対する基本的構え

を見ていきました。

「人生の生き方の4つの基本的態度」

①自他肯定

②自己否定・他者肯定

③自己肯定・他者否定

④自他否定

私はというと、

他人も自分もすべてOKのシンプルな答えでした。

両者のエゴグラムの形に大きな差がなく

ウラもオモテもないそのままの人ねと先生。

なるほど。

確かに自分で自分を認め信じているし、

他人と接するたびに教えられ感謝している私です。

私が考える人の付き合いの原点です。

秋祭りもいいですね

関係施設の多くが夏祭りに力を入れる中

秋祭りの企画に参加するのは初めてでした。

秋晴れで肌にあたる風の気持ちいこと(^^)

演目は三味線、民謡踊り、ヴォリラ演奏、太鼓演舞

と盛り沢山。

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外のテントでは

たこ焼き、焼きそば、あんみつ、焼き鳥、わたがし

とにぎわっています。

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初めての大企画となったお祭りですが

一生懸命が伝わったようですよ。

ご家族の笑顔や演奏へのアンコールや拍手など

から「良くやったよ~」というほほえましい感覚が

伝わってきます。

かつて社会福祉法人に所属し、イベントにはかなり

力を入れていた頃を思い出します。

企画を通じて理解し合うことも大切なコミュニケーション

ツールです。

ブレインジムと触れ合って

ブレインジムは、運動を通した全脳活性化プログラム

だそうです。動きを通じて神経を刺激し脳の活性に

つながっていきます。眠っていた神経を刺激したり、

新しい神経としてつながったり・・・ ・・・

学習障がいの補助的な教育から始まり、アメリカから

世界に広がりを見せています。

今回はコンサルティングをしている施設に関わって

頂きました。

高齢者に失われつつある動き、反応、笑顔、

そしてその人らしさを取り戻してもらえたらと。

座って出来るいくつかのメニューを通じて

入居者の方々は大盛り上がりでした。

・両手でイラストを描いたり
・水を飲んだり
・鎖骨とおへそに刺激を与えたり
・耳の運動をしたり
・左手と右膝、右手と左膝のクロスな動きをとったりと

行動一つひとつに意味があります。

企画している体操の時間を根拠に基づき

すすめることができるとあって

職員の意気込みも違ってきます。

介護職員は単に生活のサポート役ではありません。

前提を疑い可能性を見出す先導者、その人らしさを

取り戻すためのパートナーです。

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今回ご縁を頂いたのは、

ブレインジムの効果を少しでも共有してもらいたいと

全国を飛びまわられている灰谷孝先生です。

やさしいお人柄からしっかりとした信念が伝わって

くる方です。

http://www.brain-gym.jp/