本日は一般向けセミナーを実施してきました。
11:00~ 年金のしくみ(銀行)
13:00~ 高齢期の住まいを考える(弊社)
14:00~ 相続・成年後見制度(弁護士事務所)
近い将来に関連する内容ばかりなので
午前、午後を通じて参加下さる方もいらっしゃいました。
積極的に知識を得て自分で判断、決心するための情報収集
をされる方々をみていると、現在別居を希望する親世代が
増えてきているというデータに納得がいきます。
本日はご入居者からとても良い刺激を受けて帰ってきました。
居室にお招きいただきビックリです。
毛糸で作った作品集を見せて頂き思わず感激です。
野菜、くだもの、お菓子類が毛糸で見事に再現されているの
です。それもそのはず、長年趣味でやり続けていた毛糸作品
を本として出版するほどの腕前です。
80歳で達成感を感じられたそうです。テレビ取材、展示会への
依頼、作品の購入依頼と大忙しだったそうです。
「野菜の芯を再現するのに、どうすればいいか想像するのよ」
「ピーマンを五角形で作るなら、これまた創造力を働かせる
の、貴女ならどう工夫する?」
「一番大変だったのが、自分の頭の中で簡単に描き作ってい
た作品を文章で表現すること、知らない人が読んでも理解で
きるように原稿を何度も手直ししてね・・・」
今でも斬新なアイデアが思い浮かぶとご本人。
「人生時間が短い、やりたいことだらけ・・・」
私もこの歳になった時にそう言ってみたいものです。
ユニクロの同じ広告を2枚張り合わせて、絹糸でぶら下げた作品です。
広告を見ただけでアイディアがひらめくそうです。
本日は今週唯一オフィスで事務作業ができる日。
週末に山形で行われる一般者向けセミナーの原稿確認を
行いつつ、ケアマネ業務、成年後見業務、請求書作成と
追われる仕事ばかりでした。
これはまさしく、計画通りに仕事が進まず滞っている証拠で
す。
やらねばならない仕事が予定通りに進まないほど、
主体的に仕事へ取り組むことが出来ず、新しい発想を生み出
す機会を逸してしまいます。
明日から週末までの4日間、出張しながら仕事のサイクルを
戻していきます。
リーダークラスのスーパーバイザーとして
関わらせて頂いた 1年でした。
”本来リーダーは何をすべきか、どうあるべきか”に
焦点を置いて指導させて頂きました。
レクチャーでの知識(インプット)を、
実際の現場で指導(アウトプット)していきます。
苦手な職員とどう向き合うのか?
理解してもらうにはどう説明すれば良いのか?
リーダー自身の”気持ち”も変えていく必要があることを
学んで頂きました。
例えば”接遇”を意識する上で大切なことは、
日常の現場で培われていく心遣いや配慮の大切さを
教えていく環境や風土づくりです。
言いかえると配慮の無さが常態化してしまうと
感性が削られ、気遣いすら無駄な行為に映るのです。
だとしたらリーダーとしてどうすべき??
レクチャー後に思い当たる居室に直行し、アクションを
起こしていたリーダーの後ろ姿から”リーダーとしての自覚と
自信”を感じる事が出来ました。
今後ますますの皆様の成長を応援しております。
本日は訪問先である社会福祉法人の理事会に参加しました。
熱意ある理事・幹事の皆様方ばかりです。
質疑応答にも活気があります。
「運営状況、施設の成長を理事会以外でも報告して欲しい」
というご希望がありました。
また別の理事は、
”社会福祉法人における理事会運営の手引き”という本を
持参され、真剣に取り組んで下さっていることを実感。
この社会福祉法人には、
理念を実現するための心強い後ろ盾があります。
人間の皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪組織の三層構造から
なり、真皮には血管やリンパ管、神経が存在しています。
若いときは、真皮の弾性線維が豊富で、表皮と真皮も
しっかりくっついていますが、年齢を重ねると弾力成分が
減って表皮と真皮の層が薄くなり、まるで透明なフィルムを
張りつめていて、今にも破れそうな状態になります。
真皮内の血管周囲組織も弱くなっているので、少しの力で
血管が切れ内出血が起こり打撲跡の原因となります。
また皮膚が紙のように容易に裂けてしまうのです。
訪問先の有料老人ホームにて、
移乗時における裂創事故発生後の対応です。
早々、責任者、看護師、リーダーで検討に入ります。
ご入居者にも協力願い、居室にて現場を再現してみました。
介護技術力以外の発生要因に注目します。
ベッドの高さと入居者の立位時の高さを測定し、車いすや
ベッドと接点がありそうな3ヶ所にはクッション材を設置。
また移乗時には必ずプロテクターを装着することを前提に
ご本人用のマニュアルを作成しました。
リスクマネジメントの原則は、発生現場での振り返りです。
想定ではなく、可能な限り事実を検証することで、
実現可能な対策を導き出すことが可能となります。
そしてもっとも大切なことは、
不安や苦痛を与えてしまったご本人とご家族に
検証結果と対策を説明し、 介護への理解を得ることです。