3つの施設の厨房内を見学させて頂きました。
動線とその先にある厨房機器の配置、冷蔵庫や冷凍庫の
整理方法などを教えて頂きました。
いかに効率よくおいしい料理が作れるかの視点を養う為に、
時間があれば意識して把握するようにしています。
次の事業展開を検討されているオーナーと木曜日に打ち合わ
せが入ったので、予定を変更し説明資料を作成しました。
「地域包括ケアへの参画、介護事業の今後を考えて」
現状と今後の展開予測についてお伝えしようと思います。
本日は大阪のサ高住へ訪問しました。
ここの特徴は、入居者同士の声かけが多いこのとです。
「もうご飯食べた?」と車いすを自走している男性入居者が、
ソフト食を食べている女性入居者へ寄っていきます。
いつも時間がかかるのでタイミングを見はからって声かけを
するそうです。
他のテーブルでは、向かい合わせの入居者同士笑顔で
お食事中です。視力が低下している入居者の方へ、
お皿の内容を一つひとつ説明し、「おいしいね」と会話が
はずみます。
説明する入居者が、「この人が1番最初に入居して、
私が二番目に入ったの、最初からずっと一緒なのよ」と。
今では満床のこの住宅も、こんなお二人の空気感が
広がったのかもしれません。
本日の勉強会「認知症への理解」です。
ワークでは現場での問題点を出してもらい、それをどう考え、
どう対応していくかのかをアドバイスさせて頂きました。
本日弊社職員とは名古屋で待ち合わせてコンサル先へ。
午前中現場に入っていると笑い声が聞こえてきました。
楽しそうに話しかけている男性入居者の先には、
愛嬌があり優しい声かけと笑顔がチャームポイントの
女性職員がいます。
彼女の能力は入居者とのコミュニケーション力です。
見ていてなるほど~と感じました。
相手がしゃべりたいと思っているタイミングに声をかける。
一人にアプローチしつつ、周辺の人に気配りしている。
小さな声や言語障害のある方の話も聴き取れる。
入居者同士の伝達役となり周囲が和み始める。
笑い声、笑い顔に繋がる。その結果・・・・・
彼女の顔を見るのが楽しみ!要するにファンになっている。
自施設内にアイドルがいるのもいいもんだと思いました。
「病院に連れていってくれ~先生と約束しているんだ~」と
訴えてこられる入居者の方。
それぞれの認知症に合わせた対応が求められます。
環境や話題を変えると落ち着く方もいらっしゃいますが、
この方はひたすら訴えられていました。
ある職員が「どうして病院に行きたいの?」とその理由を
一生懸命に聴き、原因を探ろうとしています。
「足が痛い、先生と約束している」の繰り返し。
昼から往診に来られることを伝えても、
約束へのこだわりは強く、訴えは続きます。
機転をきかせ、車イスで隣のクリニックへ行くと、
外来が終了した直後で先生が快く対応してくださいました。
興奮は徐々におさまり、皆さんと一緒に昼食をとられました。
その後こだわりの理由が分かりました。
以前他科受診をした際、次回の予約を入れてきたが、
2回目は家族のみ病院に行かれた経緯があるそうです。
確かにご本人の体験は”先生との約束”で止まっていてます。
足の痛みが約束を思い出させ、
「行かねば、約束しているのに」そんな責任感が今回の行動
につながったのでは・・・。
「病院に行かねば!先生も約束時間を守らんか!」
そんな訴えだったようにも感じました。
本人にとって納得が出来る関わりをしなければ、
訴えは繰り返されるだけ。
安易に認知症が進んだと結論づけることのないよう、
職員の意識の持ち方が大切になってきます。
ラウンド中に、「こんにちは、今日は勉強会でしたよね」と
一人の職員が話しかけてくれました。その後しばらくすると、
「しまった~勤務交替してしまい今日は出席できないし、
次回も夜勤入りだ~」と大きな独り言が聞こえてきます。
皆勤賞メンバーであり、いつも興味を持って勉強会に参加
してくれています。
私は内心「残念だな~」と思いつつその場を離れました。
しかし、後から写真を見ると参加してくれていました。
きっと、仕事を調整し、周囲の協力を得て参加してくれたん
だと思います。
気持ちよく周囲の協力を得ようと思ったら、
信念、業務量の把握と処理能力、そして交渉力と人柄が
大いに影響するなと思います。
ちょっとうれしい出来事でした。