第2・3回 D-school

「日本文化から新しいデザインパラダイムを知る①②」

台風がさった翌朝、阪急電車のダイヤが乱れる中、急ぎ会場へ向かいました。

京都市上京区にある「有斐斎 弘道館」。

露地といわれる庭に一歩を踏み入れたとたん、そこはまさに「市中の山居」です。

台風がうそのような手入れが行き届き、すでに亭主のおもてなしが体感できます。

あらゆる所作、人と人との無言のコミュニケーションをどうとらえるのか。

あえて、言葉にして理解・構造・連想・感受・感覚刺激に分解していきます。

茶事の流れの中で感じる全てを一旦コード化してみる作業です。

あらゆる職種が集まったチーム作業、アイディア×6が化学反応を起こします。

 

初回 リーダー会議

本日は新体制後の初めてのリーダー会議です。

60人の入居者・30人の職員を包含すべくマトリクス型で構成しています。

①リーダー・サブリーダーとも、自らの役割と権限をざっくりと認識

②情報伝達の交通整理 を行いました。

さっそく、現場では平手に入居者の相談事・適切な情報伝達の確認がありました。

一番の違いは、「自らが決定できる・同時に責任が伴う」ということです。

しばらく大変ですが、その分やりがいも感じて頂けることでしょう。

現場での指導と適宜相談を平行し定着させていきます。

本日は電話が4回・・・課題が見えているから疑問が湧くのです。

 

職員研修

本日は同時間に2か所で実施させて頂きました。

介護職員の技術研修とサポートスタッフの知識研修です。

現在もターミナルの方が1名いらっしゃいます。

ポジショニングの理論と実践が常に求められている状態です。

今一度、入居者の「快」を考えてみましょう。

技術研修 
  

知識研修

 

リーダー研修

第5回のリーダー研修 「信頼」 を実施しました。

看護師、PT、介護リーダー、相談員、ケアマネなど多職種が参加しました。

目的を持って集まった集団が組織ですが、

その組織を機能させるためには円滑な人間関係がかかせません。

今回は、エッセンスである「信頼」にフォーカスしました。

「考える信頼」と「感じる信頼」の違いを体感頂きました。

職場の人であれ我が子であれ原点の敬う気持ちは同じです。

 

 

第1回 D-school

「モノのデザインから体験のデザインへ・今なぜデザインの方法が求められるのか?」

いよいよ、User Experience design の講義がスタートしました。

「共感」「シンパシー」をいかにストラテジックに構成していくかです。

人と人とのコミュニケーションの中からデザインを考えていくのです。

人は全身全霊で情報を得ているもの。

本当に具体的な情報は、言葉で表せず身体で覚えているものだといいます。

そこでモノゴトを理解する入口と言われる感覚器から入る情報を分析します。

次週は実際の茶事を体験し、その所作や体感をあえて5段階に分解・分析します。

 

 

三河安城 七夕祭り

訪問先の老人ホームの短冊に、

「早くオイッチニと歩けるようになりたい・・・」と書かれていました。

施設の中では、歩行器を使いご自分で歩けているグループに入ります。 

すでにご本人は、次の目標を見定めています。

「歩行器を使わず歩きたい」なのでしょう。

 短冊に込められた本音、その声を実現するためのサポートが介護です。

 

三河安城駅の七夕飾り

TV電話による個人レクチャー

本日は事務所からの発信です。

新組織体制を受け、リーダー、サブリーダーの役割のレクチャーに入っていきます。

各々の役割、立場における意思決定範囲、意思決定のプロセスetc。

フロアを適正化するリーダー

職員の指導・相談を主とするサブリーダー

各々の役割完成度が高いほど早く正常レベルに到達していきます。

次は実際の始動で補うべきポイントが見えてくる為、強弱をつけて関わっていきます。

勉強会&全体会議

中堅クラス向けの技術研修とサポートスタッフ向けの基本研修の同時進行です。

中堅クラスには、選択した介護の根拠を明確に答えられる素地習得の研修で、

サポートスタッフ研修は介護保険のいろはです。

それぞれの役割が、確実にこなせるよう知識を体系化していきます。

 

全体会議の冒頭に施設長から新組織体制の方向性が伝えられました。

入居者と職員の2軸を捉えたマトリクス構造です。

それぞれの関係性、思考マップの概要を説明させて頂きました。

何事も一歩一歩です。

 

一方のどかなリビングでは、入居者の方が高位置の七夕飾りに挑戦されていました。

オールアバウト記事アップ

平成27年4月の報酬改定は、地域包括ケアシステムを後押しする第一歩です。

福祉相談の窓口として、情報拠点・連携のコーディネートの立場が重要になってきます。

通所サービスにおいても、明確な機能を発揮している事業所は心強い連携先です。

「デイサービスの進化が求められる」

「デイケアはデイサービスとここが違う」

をアップさせていただきました。

京都D-school 参加

京都D-schoolに参加してきました。

今回はオープニングセッションです。

茶事は空間、ゲスト、ホスト、空気、庭などその時のすべてを包含し

”おもてなし”をします。

一瞬にして見立て、相手の心を見通すがごとくカスタマイズしていく茶事を、

分解しひも解きながらビジネスをデザインしてみようとのことです。 

内在化を、いかに形式化し、いかに設計図にできるか。

唯一の商品としての輝きにはストーリーが存在するのだということです。