謹賀新年&特別養護老人ホーム 開所時研修スタート

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

法人としては2棟目となる特別養護老人ホームの開所時研修がスタートしました。

介護への価値観形成と医療については小職が実施しましたが、

介護の技術や知識については、教育担当者とともに弊社平手が実施します。

2棟目とあって、担当者の工夫があちらこちらに見てとれます。

 

 

70名ほどの同時研修は、そう簡単ではありません。

特に技術研修ともなると、場所と指導者の確保が必要になってきます。

指導者同士の連携力も後の結果に反映してきます。

この沢山の血圧計の山一つみても、団体が感じとれます。

 

集団原理としては、そのままだとお互いへの依存が働いてパフォーマンスが

落ちてしまいます。要するに100人いても100人以下の力しか出ません。

言いかえると、100人以上の力を発揮させるための意識と行動が

計画的になされているか、これこそがマネジメントの一つです。

 

組織へのコミットメントと医師の死生観

12月は関係先2か所の忘年会に参加させて頂きました。 

写真はその一か所の記念写真です(^^)

自分の事業所だけでなく、関係クリニック、厨房業者の方々など一つのものを

作り上げる仲間の集合体として声をかけられていました。

良いサービスを築く上で、忌憚のない交流の場として活かされています。

このように、絆を深める方法を考えるのも大切なマネジメントです。

2か所とも訪問診療を担当されている先生が参加されていました。

この関係性、現場の人間にとってはとても心強いポイントです。

先生いわく、職員が頑張っているから自分達の仕事がスムーズにいくのだと。

益々職員が頑張りたくなる気持ちわかりますよね(^^)

これなんです!

 

印象に残ったのは、忘年会中に1か所目の先生は一般の在宅から、2か所目の

先生は施設から電話が入り、看取りのお仕事に一時抜けて戻ってこられました。

在宅での医療ニーズが確実に広がっている証拠です。

 

在宅から戻って来られた先生は、ずっと傍で世話をしてきたご家族にとって、

自分(先生)の姿を見ることで納得のいくピリオドを打つことができるんだよ。

もちろんまだ温かくてね・・・

 

施設から戻ってこられた先生は、施設に向かって歩いてると、駅から走って行く

ご家族を見かけてね。僕は30分ほどカフェで時間を遅らせる事にしたんだと。

医者の役割は、死亡診断書を書く事ではなく、いかにご家族に納得のいく最期の

時間を導くかなんだ。この場におよんでは、医療ではなく宗教観が大切なんだ。

 

こうして、死生観が語り合える先生方とともに仕事ができる事に感謝です。

 

いろいろなクリスマス

どの施設もクリスマスモード、さすがに一大イベントです。

 

長期出張から帰ってくると、我が事務所ビル1F にもクリスマスツリーが・・・

昭和のノスタルジックさが漂うクリスマスツリーで懐かしい気持ちになります。

 

 

定例の事例検討会

グループ施設へ移動される予定の方が、いかに速やかに馴染めるようにするか・・・

送り手としては、どれだけ受け手に有益な情報を提供できるかが勝負です。

今まで馴染んで頂く為に集めたさまざまな情報をもとに、

その方の生活習慣や癖や個性を把握してきました。

次にプロとしてすべきは、可能な限り入居者へ負担をかけない工夫をすること。

受けての速やかな理解を促進する分かりやすい情報提供が決めてとなります。

 

 

第4回 看護師向け研修

本日は施設の中の看護師に向けてのポジショニング研修です。

嚥下状態、褥瘡、呼吸状態、拘縮への影響に多分に関係してくるのが、

寝ている姿勢、座っている姿勢です。

看護師の方には、入居者への客観的な見方を養ってもらい、

介護職員へ改善点を提案して欲しいと思っています。

今回は実際に、30度側臥が必要な方、完全側臥など実施しました。

筋緊張がとれると腕が伸び始めるのを直接体験すると納得感が増すのです。

 

介護のアイディア

入居者のレベルによってはベッド柵に手足をぶつける方がいらっしゃいます。

高齢者は皮膚が弱く内出血ができやすいので要注意です。

施設によってバスタオルや段ボールで衝撃を和らげる工夫をしています。

ここでは、さらに一工夫。

ガス管に巻くスポンジを活用し、クッション性があり握れる優れものです。

なるほど・・・

見た目も自然でアイディアだと思います。

 

第8回 D-School

本日は、「茶事から見る感性マーケティング」で小阪裕司先生のお話を伺いました。

ワクワクマーケティングで有名な先生でとても楽しみにしておりました。

やはり通常のマーケティング視点とは、違った角度での進行に時の経つのを忘れ、

すでに私の感性が刺激を受け、是非取り組んでみたいと感じた1日でした。

先生いわく、マーケティングとは「人の心をつかんで動かすプロセス」であり、

茶事に秘められた「対する人へのもてなしの心」と通じているのだということでした。

アイディアをリアル化する

必要に応じて開かれる事例検討会、これはとても良いことです。

しかし検討会と言うだけに、浮かんでくるアイディアは会議室に偏ります。

そのため机上論の枠を超えることなくさらに煮詰めるに至りません。

想像力の豊かな人とそれなりの人で成功率が異なってくるのも当然です。

大切なことは、現場にもどり再現することです。

リアルに落とし込むことで、初めて気が付く点があるのです。

ベッドマット2枚を使用した対策で見えてきた課題は??

「確かにこうなちゃうね」は身を投じないと分からないものです。

 

本格的なお好み焼き

 

 

美味しそうでしょう!  ユニットレクリエーションのワンシーンです。

本日は、ホットプレート3台フル稼働・・お好み焼き30枚、焼きそば食べ放題。

ビール片手に楽しむ人いれば、おかわりを繰り返す人と賑やかでした。

昔取った杵柄、焼き続けてくれたのはそんな入居者の方々です。

味も大好評で無事閉店しましたとさ(^^)

 

小説にはまった1日

本日は知人が出版された小説を一気に読ませて頂きました。

悪性中皮腫に罹られ、闘病生活から現在までの思いが小説として綴られています。

「右肺を全部取り除いたとして3年の生存率は20%」

例えようのないご本人の心情、医療者の発言の重さ、ご家族の存在の大きさ・・

期限を切られた人にしか分からない心情が描かれています。

私自身、自分の時間軸を見つめ直す良い機会となり、

当り前の幸せを今一度振り返るきっかけになりました。

闘病を続けながら、2作目の小説・・その気力と迫力に生きざまを感じます。

 

前作 「藤堂主任助けてください」