第4回 看護師向け研修

本日は施設の中の看護師に向けてのポジショニング研修です。

嚥下状態、褥瘡、呼吸状態、拘縮への影響に多分に関係してくるのが、

寝ている姿勢、座っている姿勢です。

看護師の方には、入居者への客観的な見方を養ってもらい、

介護職員へ改善点を提案して欲しいと思っています。

今回は実際に、30度側臥が必要な方、完全側臥など実施しました。

筋緊張がとれると腕が伸び始めるのを直接体験すると納得感が増すのです。

 

介護のアイディア

入居者のレベルによってはベッド柵に手足をぶつける方がいらっしゃいます。

高齢者は皮膚が弱く内出血ができやすいので要注意です。

施設によってバスタオルや段ボールで衝撃を和らげる工夫をしています。

ここでは、さらに一工夫。

ガス管に巻くスポンジを活用し、クッション性があり握れる優れものです。

なるほど・・・

見た目も自然でアイディアだと思います。

 

第8回 D-School

本日は、「茶事から見る感性マーケティング」で小阪裕司先生のお話を伺いました。

ワクワクマーケティングで有名な先生でとても楽しみにしておりました。

やはり通常のマーケティング視点とは、違った角度での進行に時の経つのを忘れ、

すでに私の感性が刺激を受け、是非取り組んでみたいと感じた1日でした。

先生いわく、マーケティングとは「人の心をつかんで動かすプロセス」であり、

茶事に秘められた「対する人へのもてなしの心」と通じているのだということでした。

アイディアをリアル化する

必要に応じて開かれる事例検討会、これはとても良いことです。

しかし検討会と言うだけに、浮かんでくるアイディアは会議室に偏ります。

そのため机上論の枠を超えることなくさらに煮詰めるに至りません。

想像力の豊かな人とそれなりの人で成功率が異なってくるのも当然です。

大切なことは、現場にもどり再現することです。

リアルに落とし込むことで、初めて気が付く点があるのです。

ベッドマット2枚を使用した対策で見えてきた課題は??

「確かにこうなちゃうね」は身を投じないと分からないものです。

 

本格的なお好み焼き

 

 

美味しそうでしょう!  ユニットレクリエーションのワンシーンです。

本日は、ホットプレート3台フル稼働・・お好み焼き30枚、焼きそば食べ放題。

ビール片手に楽しむ人いれば、おかわりを繰り返す人と賑やかでした。

昔取った杵柄、焼き続けてくれたのはそんな入居者の方々です。

味も大好評で無事閉店しましたとさ(^^)

 

小説にはまった1日

本日は知人が出版された小説を一気に読ませて頂きました。

悪性中皮腫に罹られ、闘病生活から現在までの思いが小説として綴られています。

「右肺を全部取り除いたとして3年の生存率は20%」

例えようのないご本人の心情、医療者の発言の重さ、ご家族の存在の大きさ・・

期限を切られた人にしか分からない心情が描かれています。

私自身、自分の時間軸を見つめ直す良い機会となり、

当り前の幸せを今一度振り返るきっかけになりました。

闘病を続けながら、2作目の小説・・その気力と迫力に生きざまを感じます。

 

前作 「藤堂主任助けてください」

 

 

 

 

 

 

第7回 D-school

本日は「イノベーションとは何か?」がテーマでした。

チーム内でのイノベーションの定義を明確にした後、

それをベースに医療イノベーションに絞り話を進めていきます。

今、私たちが見えているものは、すでに世に存在するものですが、

そこからどんな変化が感じられるか、社会や企業活動への影響を思考します。

一件関係のなさそうな要因の不連続な変化の流れの先に予兆を見つけていくのです。

先生からは、イノベーションの種を見落としているのでは?と指摘されました。

先生が指さす方向は、イノベーションとは言い切れず外した付箋のグループです。

その中に世の中の潮流かも・・・が書かれていました。

なるほど・・・

 

 

組織風土の形成

訪問先では、毎月の入居者の誕生日にケーキでお祝いします。

誕生日の方には小さなホールケーキ、皆さんにはロールケーキが振る舞われます。

そしてここの特徴は、「職員の皆さんも食べて下さいね!」と、

オーナーの配慮にて職員分も含め用意されていることです。

「誕生日を皆で祝って差し上げましょう」というメッセージの裏には、

「いつも頑張ってくれてありがとう!」の職員への感謝も込められています。

ささやかなトークンです。

(トークンとは、感謝や称賛といった見えないものを「見える化」し、

 物自体に心を込めて、相手に届けます)

ギスギスしていない雰囲気が風土そのものです。

訪問中のご家族に切り分けるなど、

職員の気転や配慮がおもてなしとして現れます。

 

第三回 看護師向け研修会

本日は、所属事業所での看護師としてのアイデンティティーの形成について

お話しさせて頂きました。

 

一般に不満を抱える看護師の中には、

病院だと「私達は医師の補助でなく看護を追求したい」と主張する人がいて、

介護事業所では「私達は医療者で介護は介護職の仕事」と主張する人がいます。

いったい彼らの訴える看護とは何にあたるのでしょうか?

 

医療と生活の両面ができる立場だからこそ創造できる世界があるはず。

まさに科学的知識と思考を活用しながら、全人的視点で生活を支えることが

できる存在なのです。

 

訪問医の立場、介護職員の立場だけでは網羅できない部分にこそ、

介護事業所における看護師のアイデンティティーがあるのです。

自身の存在価値を自らで高めていく、そんな思考にノックさせて頂きました。

 

 

知識のリニューアル

コンサル先の次なる事業展開に「訪問看護」が視野に入ってきました。

指定訪問看護ステーションと病院や診療所の訪問看護の違いからスタートし、

介護保険と医療保険での違いや訪問診療のさまざまな点数と仕組みについて

おさらい致しました。

生活を支える介護保険と疾病対応を主とした医療保険との違いがあり、

似たような場面、似たような加算においても条件が違ってきます。

個人的には2重作業をシンプルにし時間と労力の無駄を省くべきだと思います。

ともあれ、しばらくぶりの知識リニューアルには良い機会でした。