小さな事から始めます
オープン間もない施設では、オペレーションの追加や変更で大忙しです。
まずは「イベントがやりたい!」という気持ちを大切に、誕生日会は継続していこうという事になりました。
一歩一歩です。
オープン間もない施設では、オペレーションの追加や変更で大忙しです。
まずは「イベントがやりたい!」という気持ちを大切に、誕生日会は継続していこうという事になりました。
一歩一歩です。
週末14日(土)15日(日)に開催された南山大学人間関係研究センター主催の ジャルヴァース・R・ブッシュ氏による対話型組織開発ワークショップに参加させて頂きました。
受講前の私の理解は、「診断型OD」で進めつつ、状況によっては「対話型OD」を用いることもある、ケースによっては、「対話型OD」の比重が高くなる?!そんな捉え方をしていましたが、対話型ODを従来の考え方で用いる限り、従来の結果しか得られない、そのため、時に対話型ODが機能する時もあるが、そうでない場合があるとのことでした。
そしてブッシュ氏による、機能する対話型ODの理論と実践の学びがスタートしました。
組織問題は元をたどると、人それぞれが思い込み真実だと思っているストーリー(ナラティブ)がどれも真実ではないにも関わらず、お互いの経験(実のところ)を、分かりあう「学習の会話」がないまま、絡まり押し合いぶつかり合っている状態であるということです。この「学習の会話」が対話型(Dialogic)にあたり、ナラティブ、自己組織化、生成的質問、複雑性、創造的破壊、コンテナ、対極性、パラドックスなど、沢山の理論や要素を用いて、計画的に転換的変革のプロセスを導くのだということを学びました。
本と資料を読み返し咀嚼する事に専念しつつ、機会をみて今回の学びを実践してみたいなと思っています。
膨大な英訳資料、快適な研修環境を与えて下さった、南山大学の中村和彦先生はじめスタッフの皆様にお礼申し上げます。まさに探究できる学びの機会となりました。
著書:対話型組織開発 その理論的系譜と実践
ジャルヴァース・R・ブッシュ
ロバート・J・マーシャク
中村和彦 訳
入居者や利用者の方を中心としたケア。
今置かれている状況を入居者や利用者の立場で見つめるのか、職員の立場で見るのかによって、当然ですがギャップが出てきます。
研修を通して、1日のうちの短い時間でも、ひとりの人にスポットをあててみる意識は、気づかなかった表情と出会える機会であると捉えたり、物理的に時間が無いのと、時間が無く忙しいと感じることの違いを感じてくれたようです。
父の故郷は兵庫県美方郡にある湯村温泉です。
そしてこの会は、関西お住まいの新温泉町出身の皆様が集まる1年に1度の大イベント「同郷会」、今年は6月24日に開催されました。
私は、事務局ボランティアをさせて頂いておりますが、いつもながら、この会の結束力の強さが勉強になります。
というのも、6月18日に大阪北部地震が発生し、会場であった摂津市コミュニティーセンターは震度6の影響で閉鎖。
開催が危ぶまれる中、摂津市の協力もあって、急遽近くの会場に変更。会議室のような作りであるため、殺風景ではありますが、何とか開催する段取りが整いました。
心配されていた参加者の問い合わせは数名にとどまり、当日の会場変更にも役員の皆さんが手分けして案内、テキパキと対応されていました。
私がびっくりしたのは、体調不良等で欠席されたのは4人だけで、63人の方全員が出席してくださった事です。年齢層は50代後半~90代後半の方ですが、80代の方の多い印象です。
この結束力はどこからくるのだろうかと。
仕事柄あらゆるコミュニティー形成に携わる事が多いのですが、ここまで協力的なコミュニティーを作る事はなかなか大変なものです。
おそらく、参加者の皆様にとって、自身のアイデンティティーが強く感じられる共通感が存在するのだと思います。毎年楽しみにされている事が手に取るように分かります。
新温泉町からは町長様はじめ観光協会会長様などが出席され、地元では摂津市長様はじめ環境副大臣のとかしき様など、姉妹都市を盛り上げていこうとする気持ちは皆様同じです。
災害によっていろいろな環境や条件は変化しますが、その分コミュニティーの存在や大切さが、より強く意識できたのかもしれません。
コンサル先の昼食、本日はあじさい御膳だそうです。
入居者にとっては、季節を肌で感じるだけでなく、味でも感じて頂ける演出です。
私も一緒に楽しませて頂きました。
兵庫県農業協同組合中央会主催のJA高齢者福祉事業管理者セミナーをさせて頂きました。
今回は、リーダーがもつべき視点シリーズで「未知化 いかに知らないかを分かる」で進めさせて頂きました。
対象者は、事業総括管理職(部課長)、施設・事業管理者・主任(リーダー)級の方々です。
役職が与えられ、目の前のタスクに追われるとどうしても、入ってきた情報や経験値だけで判断しがちになります。
オペレーションが上手くいかない、職員と上手くいかない人の多くは、自分のポジションからしか人や状況が見えていない場合があります。
また、変化が激しい時代を迎えるにあたって、情報、知識、スキルでは乗り越えられないものの一つに柔軟な適応力が必要です。
適応していこうと思ったら、いかに自分を知る事が出来るかが重要になってきます。
組織の要である役職者が気づく事こそ、働きやすい職場づくりや離職防止に繋がる事を想定し、ワークショップを構成しました。
広い兵庫県下にあるJAグループの事業所から、三木市の研修センターに集まって頂きました。
お話を伺っていると、責任を全うすべく、悩みとチャレンジの繰り返しの努力が伝わってきます。
そのような中、研修中で気づきを得た時の表情がイキイキされていることを、ご自分では気づかれているでしょうか。
自分の中の新たな発見が、自然に変化を誘います。
現場も同じです。きっかけを作るアプローチは一つではありません。
まずは、思いこまず、見方を変えてみる、「知らない」という前提に立って眺めてみてください。
分からないことや疑問がある時は、いつでも電話やメールを頂ければと思います。
皆さんを応援しております!
余談ですが、父親の郷里が新温泉町で小さいころから親しんでいる町、そこから来られている職員の方もいらっしゃいました。私もささやかな観光活動のボランティアをしております。
コンサル先では全職員が研修に出られるような仕組みを導入しています。
3ヵ月で3科目、うち1ヵ月3日間、うち1日では3回開催(10時、15時、18時)、3科目の時間帯も3日間で変更し実施していきます。
3ヵ月3科目を27回開催、まもなく1クール目が終了します。
職員は、夜勤明けや夜勤前、時間をやりくりして勤務中など、自分で時間管理をしています。
1科目9回のチャンスがあるので、各リーダーも出席できるようやりくりされています。
研修時間は40分でエッセンスを詰めて実施していきます。
1クール目の研修タイトルは、感染症対策、ケアプランと個別援助計画、倫理および法令遵守。
対面式研修を生かして、ワークや意見交換という交流を仕掛けていきます。
研修の合間には、現場における指導を並行するため、研修中の事例も現場のリアルな課題を反映させていきます。
小集団で関わらせて頂くため、職員の方を知る上でも有効的な時間になっています。
麻雀のパイを大きくするメリットがいっぱい。
見やすい、体を動かす、観客も参加・・・・とにかく共同作業感満載です。
歓声と笑い声が想像できるでしょう。
ミニを大きくする着眼点が面白いですね。