価値をつくる

コンサル先のクリニックでは、月1回の研修を実施しています。
第九回目となる今月は、ターゲットに合わせた価値の視点を高めることを意識して構成しました。

介護や医療を提供することを業としている以上、それを安心、安全に提供することは当たり前の範疇で、そこに付随する接遇、適度なスピード、正確性などは標準装備のはずです。

その上で、お得感を感じるコースもあれば、特別感や充実感を感じたいというコースを表現していくにはどうしたら良いのでしょうか?
健診価格も下は8千円前後から上は15万円前後とかなりの差があります。

上限価格帯であるスペシャルドックのリピーターをいかに増やせるかに注力しており、検査項目以外の違いをどれだけ出せるかがポイントになってきます。携わる職員、設備、検査前後を含めた一定時間を活用して、他院にない特徴のある健診体験を提供していきたいところです。
身近な例から我が事へシフトできるように、気持ちと思考を行ったり来たりする研修とさせて頂きました。
ほとんど座る間がなく作業頂きましたが、座って考えるより、動きながら考え動きながら相談することで、いつもと違う会話のはずみ具合が感じられました。

定期勉強会

リスクマネジメント研修

定期的に実施しているリスクマネジメントに対する考え方です。
先日発生した一つの事例を題材に、時間内で協議し視点を広げていく訓練です。

原因、分析、対策を挙げていきますが、チームによっては原因に基づいた具体的な対策が出ているところもあればそうでないところもあります。
次に一人を除いた全員が他のテーブルへ移動し情報交換を行います。最終的にチームに戻ってきた時には、自分達の考えていなかった内容などが話されています。いわゆる他者と話すことが、情報収集の視点もアイデア出しも大きく影響してくるということです。

課題は日々発生しており、短時間でいいので毎日カンファレンスすることをお勧めしています。
そのためどんな小さな事でも良いので、自分の意見をいうという習慣を身についてて頂ければと思います。

看護大学1回生に向けてのキャリア支援

今年度から、1、3、4回生を担当させて頂けるので、入学直後から4年かけて意識頂きたい大切な点についてお伝えさせて頂きました。

そこで仕事柄コミュニケーション力が重要な職業ですが、そもそもコミュニケーションってなんだろう・・・をしっかりと掘り下げた3時間でした。
言葉でキャッチボールしている間には気づきにくい点を体感で学び、逆にしっかりと聞いてもらうと自分に何が残るのかなども実感頂けたかと思います。
受講後のアンケートの多くは、今から意識したいことが書かれていました。

担当の先生からは、「学生は、楽しんだだけではなく、皆とても有意義な時間を過ごし、これからの学習の強い動機づけになったようです」とコメントを頂きました。
間違いなく、視点を変えると見えるものも違ってきます。
自分磨きの4年間を過ごしていただけたらと思います。

オンライン読書会に参加

400人規模の読書会に参加してみて

「組織開発の探究」著者中原淳・中村和彦

5月9日は400人規模のオンライン読書会に参加させて頂きました。
著者の中原淳さんを中心に、日本全国+マレーシアの方々と繋がる不思議な感覚でした。

時間などの条件の壁を越えての新たな学びの体験です。
違和感なく、オンタイムで参加し、何気に参加者同士が繋がり「学び」という時間が繰り広げられます。
今でこそ、初体験!ですが、後少しすればこの環境も当たり前になってるんだろうなと実感します。

これを機に一部に留めていたオンライン会議を当たり前にしていこうと思います。
大きなヒントが頂けた1日でした。
次回6月6日も楽しみにしております!

オンライン会議

タイムリーに参加できます

数年前から時々オンライン会議は開催しておりました。
しかし最近はデバイスもソフトもいいのでどこの施設ともやりとりができる!という事に気づきました。

提案して実行。
コンサル先からは、あれだけ鮮明に映像が映り、会話できるなら全く問題ないとの感想でした。
早速、次回来られるまでにネット会議を開かせてもらうかも・・・と打診がありました(^^)
もちろんOK、どんどん時間の使い方が変わってくることを実感します。

感染症研修

気づき

ワークショップの要素である体験、対話、気づき、フィードバックを随所に忍ばせた研修を実施しました。
感染症対策研修なので、「自ら正しく動ける」が狙いではありますが、それ以外に協働する仕掛けとして、教え合う、責任感が持てる、対話が生まれるようデザインしました。

体感して初めて持つ場面設定の違いや詳細な疑問の数々を分かち合います。
今回は覚えてできるインプットと感じて共有するアウトプットの両者を狙った研修でした。
マニュアルにも事業所の特徴が追記されます。

組織診断

出発点を見極める診断です

ビジョンの浸透率や共有感、それに基づく技術レベル、それを活かす円滑な仕事のデザインや部門内外との連携、それを支えるための組織構造、一番重要な集う人たちのさまざまな心情、価値観、関係性を、点、線、面を織り交ぜて診断していくのが弊社独自の「ケアスタ診断」です。

客観的に見させて頂くので、内部からは見えにくい強みや弱みの部分が明確になります。
例えば、見えやすいのは、組織構造やさまざまな情報ツールの姿ですが、見えにくいのは情報そのものが人々の中でどれだけ活用され、仕事のやりやすさや組織へのコミットメントに繋がっているかなどです。ラウンドしているとさまざまな反応に出会い、行動を拝見しているだけでも機能不全の有無が見えてきます。まさにアンケート調査やヒヤリングだけでは得られない情報です。

現場の職員のみならずマネジメント層にいたるまで、様々な場面における判断や行動を拝見していると、入職年数や役職との期待が必ずしも一致している訳ではありません。「こうあるべき」ではなく、不足部分を補い、期待へのゴールを再設定(組織が認識)することで現実的な育成へと舵をきることができます。

さらには現場をラウンドしていると、これこそ「この施設の財産」というものにも出会います。
関係者の皆様には、身近過ぎて当たり前で見えていらっしゃらない種なり原石だったりします。
その瞬間、私たちの心は躍ります。
ここを磨いてあげたら素晴らしいだろうなと。
組織の強みとなる部分もお伝えできるのです。

原点を見つめて新たな戦略を練る、そんなきっかけにしていただければと思います。

定期勉強会

ビブリオバトル

毎月の定期勉強会、今月はビブリオバトルを実施しました。
理由は、お互いが本を通じて仕事とは違う一面を共有しあうことで、新たな双方向のコミュニケーションを形成していけたらと思ったからです。

5人3グループで紹介しあい、グループのチャンプ本を決定していきます。
持参する本にはそれぞれ理由があって、それもまた紹介する本を彩ります。

最終3人のチャンプ本をあらためて紹介頂き、皆さんますます真剣に聞かれていました。
「自分が考えた事もないジャンルの本に興味が持てた」「今度本屋に行ってみよう」「以外な同僚の一面がみれた」など、新たな発見のシェアがとても有意義でした。
新しい世界観を覗いて欲しなと思い半年後に「2回目のビブリオバトル」宣言をさせて頂きました(^^)

看護大学4回生にむけてのキャリア支援

面接は自己表現の場

本日から4回生の新学期。
社会に出るまで残すところ1年です。
ミニレクチャーとワークショップ、180分ギリギリと盛りだくさんの内容でした。

職場や社会が求めている要素を体感頂きつつ、就職試験とどのように連動しているのかをご理解頂きました。
ワークショップを通じた気づきの一部です。
*これまで気づかなかった自分の特性がわかった
*知らない事があり困惑するときは意識化されるチャンスだ
*相手の目を見て話しに耳を傾けると相手の意見や考えが伝わってきやすいと思った
*少数派の意見に耳を傾けることで視野が広がると感じた
*相手に伝える前に自分の考えを明確に持つ

人との対話の中から結論が導き出されるということを体感頂きました。
その基盤となるのは、まさに「自分の意見を持つ」ということです。
そして自分の意見を相手に理解してもらうためには、そのなぜそう思うのかを相手に分かり易く説明する必要があるのです。
要するに自分の意見に含まれる「価値」をいかに説明できるかが問われます。

これは面接試験に通じてきます。
人としての幅や適応力を見極めることが目的である面接試験では、やはり自分の発言に価値を添えて簡潔に説明頂きたいなと思うからです。
この1年は引き続き、基礎看護の学びを深めつつ、自分と他者との関係を意識してみてください。
視野を広げて就職試験にのぞんで頂けたらと思います。