バレンタインカクテル

チョコの味をより甘く演出するカクテル・・・

内容は秘密だそうです。

確かに確かに・・・

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「ダイバージョナルセラピー養成講座」を受講して(1月)

昨年より受講してきた研修もいよいよ終了です。

今回は奈良県にある特別養護老人ホームにて

現場体験をさせて頂きました。

歴史ある施設で、デイサービスや配食サービスなど

地域に根付いた運営をされていました。

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現場体験とあって、実際にソーナスセッションを見学させて頂きました。

五感を同時に使っていく事が意識的に行なわれた関わりです。

テーマは「雪」という事で、かまくらや雪だるまを演出されていました。

日数をかけて仕事の合間に時間を工面しながら

環境設定をされたそうです。

当日は、認知症の中度~重度の方々8人ほどが

参加されていました。


ピアノの音楽とともに、進行役が雪をテーマに

お話を切り出されていました。


小さな雪だるまを膝に乗せる方、話にうなずかれる方、

まったく興味を示さないかたなどさまざま。

途中でクラッシュアイスを触ってもらったり、

温かい甘酒を出すごとに、参会者の表情が

変り吸い込まれていくように集中されていきました。

最初は座ったとたんに拒否され

「もう生きていても仕方がない」と悲観的だった方が、

途中で「後3年は頑張って生きたいわ」と変化する姿に、

明らかな心のスパーク(火花)を実感させて頂きました。

こちらはグッドフィーリングポスターを展示。

自分にとって心地よい、心温まる、好きなものという視点

で製作しますが、造りながら子供のように

ワクワクしておりました。

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うれしいのは施設・入居者・利用者の方々の

変化を見たり感じたひと時!

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最終日はそれぞれのダイバージョナルセラピー

の取組み報告会です。

私は高齢者サービス内容をクリエイトしていく

位置づけとして発表させて頂きました。

限りない可能性を学ばせて頂けた発表でした。

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私が関わらせて頂いている施設の更なる
成長の1つに、

ダイバージョナルセラピーの考えが必須です。

ありがとうございました。

2009年 お正月

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

不景気なお話は昨年に置いて、今年の新たな始まりです。
皆様はどのようなお正月を迎えられたでしょうか。

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私は元気な家族と美味しいおせち料理で楽しく過ごしました。
写真の日本酒は私へのお年玉?!みたく、ほぼほぼ一人で飲ませて頂いた気がします。

秋鹿 あらごし生酒 大阪能勢の地酒です。
酸味を感じさせる香りと白濁して濃厚そうですが意外とすっきり味。
にごり生酒のしっとり味とすっきり味が同時に味わえる辛口タイプ。
自慢できる地元のお酒です!

http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/html/gallery2/kura/seishu/akishika/index_akishika.html

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初詣は伏見稲荷でした。
おみくじは大吉です。
三回引いても大吉は大吉。
これを携えイザ今年の出陣です。

本年もよろしくお願い申し上げます。

2008年最後のBarタイム

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覆盆子酒・クワントロ・ウオッカ・炭酸・レモン+気のおけない仲間=最高の時間 

2008年の終わり

カン! カン! 「火の用心マッチ一本火事のもと」
聞こえてきた、聞こえてきた。

22:00~24:00まで近所の方々が協力しての恒例の年末行事です。
小さい頃は当たり前の地域活動でしたが、今も変わらず続いていることがとても貴重に感じました。

次の巡回までは集会所で団欒の時間を過ごされています。
1つの目的があると団結が生まれ、自然にコミュニティーが出来ています。
この輪が独り暮らしのお年寄りも安心してくらせるよう導いているのでしょう。
私にとって地域は生きた教科書であり、ありがたい存在です。
ここでの学びをさらに活かして頑張ります。

来年もよろしくお願い申し上げます。

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施設の忘年会

さて今年最後の顔合わせ・・・忘年会の始まりです。
夜勤以外はほぼ出席といったかんじでしょうか。
本社役員の方もご参加頂け一致団結力が益々強化されました。

この時ばかりは現場の皆さんが主役です。
食事、カラオケ、ラインダンス、仮装、ビンゴゲーム、新人さんのご挨拶など盛りだくさんでした。
老若男女問わず?といったパワーです。

笑顔!笑顔!笑顔!
皆さんお互い、”心から楽しんでいるこの笑顔”に会いたくて一年間頑張ってきたのかもしれませんね。
中には遅番で19:30から参加くださり、次の朝7:00の早番の方もいらっしゃいました。
なんと2次会も最後までお付き合いされていましたよ。
何時に寝たのかは覚えていらっしゃらなかったようですが、仕事ぶりはさすがでした。
アッパレ!
今、何が大切なのかを考えて、忘年会に参加されたんだと思います。
ありがたいことです。

この笑顔は苦労を乗り越えて得られるものです。
また来年が笑顔で終われるように、そろそろ皆さんへの宿題を練ろうと思います(^^)/
一年間お疲れ様でした。
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「ダイバージョナルセラピー養成講座」を受講して(12月)

<コミュニケーションの理論と多彩な実践>
コミュニケーションには言語と非言語がありますが、往々にして言語コミュニケーションは自分中心になりがちだという事を意識しなければならないと思います。
情報提供する場合、自分が関心を持ったことを中心に伝えようとする傾向があるからです。

しかしその内容は、必ずしも相手が知りたいことと一致しない場合があります。
提供したい内容がある場合、相手の頭の中が整理できるように順序立てて伝えなければ相手が理解できずコミュニケーションが成立したとは言えません。
時に相手の受け止め方次第では凶器になりえる事も含め、意識した正しいコミュニケーションが必要です。

では正しくコミュニケーションがとれなければどうなるのでしょうか。

親子問題を見ていると、親の“つもり”という思い込み、愛情をかけたつもりだったが、受け止める側が愛されていると感じられなければ成立しないという事です。

社会問題を見ていると、うつ病の急増はコミュニケーションが希薄化した社会が要因でもあります。人の接し方すら知らぬまま成長してしまう、あるいは間接的にコンタクトがとれるツールや遊びが存在する現代社会ですが、一歩踏み外すと立ち上がる術も知らなかったということになります。

さて介護現場ではどうでしょう。
情報交換(申し送り)、事故、人間関係などあらゆる場面において問題が浮上します。
浮上している問題はあくまでも結果論で、その根底にあるのは、ところどころコミュニケーションという配線が機能していない事にあります。
そしてこの断線しているコミュニケーションという経路を整理することが私の仕事の初期段階でもあります。

<高齢者のライフスタイルとスリープマネジメント>
眠りについての科学的根拠を知ることで、施設運営に工夫ができることを感じました。
エネルギー保存というメカニズム、電気毛布の使い方、夕方の軽い運動やレクリエーション、寝る前のダウンライト、パジャマへ着替える条件変化、太陽の光などが体内時計へとつながります。
腹式呼吸などリズミカルな動作がセロトニンが分泌され感情を安定させます。

施設時計と体内時計を連動させる視点で日課や関わりを再検討する意義は大きいと思います。
眠りが浅い方、昼夜逆転傾向の方などに対し、睡眠薬処方のその前にやるべき事があります。

<日本の社会と高齢者の生活文化の背景>
 今の高齢者の特性としては、遠慮や我慢をされ、他人に対してなかなか本心を表現されない傾向があります。
これは農耕民族で一つの土地で生活してきたこと、そのため共同体感覚である村意識により人間関係を保ってきたからだと言われています。
公共心が備わっているため、周囲への気づかいが第一優先になります。

一方現在の若者は個人主義であり周囲を意識することなく自身のやりたい事を思った時に行動する傾向が強いです。
これは社会が豊かになり、個人を主張する余裕が出てきたことによると言われていますが、反面他人を気遣うやさしさやさりげなさが失われつつあります。

大家族で暮らしていた時代は、一つのものを皆で使う、分け合う事から相手を気遣う習慣が身についていましたが、現在では一人で一つのものが与えられることもあって、自身の欲求を満たすことが先行されがちです。

私達が関わらせて頂いているのは、感情を表に出さないことを美徳とした高齢者であるという事を意識しなければなりません。ご自分のやりたいことを口に出す事が少ない方々です。
そのような方々に対し周りの者は、「訴えが少ない良い人」と勘違いしていないでしょうか。
本心にある願いを汲み取りきれていないだけではありませんか。
そう考えると「こうして欲しい」という訴えがとてもありがたく感じます。
答えを下さっているのですから。

正直望みをお聞きすると「早くあの世のお迎えがきてくれたらいい」とおっしゃる方が一人や二人ではありません。
やはり自分で自分の時間が組めない、やりたくても出来ない、やれるのにやらせてもらえない、やりたい事がない、こんな思いが含まれているような気がします。

何とかしたいと強く感じた。

運営懇談会に参加して

今回の運営懇談会では、改めて施設の運営の良否は、ご家族の理解や協力の上に成り立っている事を実感させられました。

ご家族は日頃の施設の活動、それに向き合う姿勢をしっかりとご覧になっていらっしゃいます。
その答えが今回の料金改定という議題に対し、賛成を頂けたのだと思います。
おそらく運営懇談会に参加されるまでに色々と考えられた事と思います。

ご家族のお一人が意見を下さいました。
「私は資料を見て、お話を聞いて良心的な判断だと思います」と・・・・・

各々の施設において、それぞれの家族への思いややりとりがあると思います。
どのように受け止めて頂けるかは、日頃から真摯な思いを持って、正しい情報提供やコミュニケーションに心がけているかだと思います。

さてこの施設は、新たなステージに入っています。
私の仕事の最終目的は、問題を解決するだけでなく、さらに施設をクリエイトしていく事です。
そこにしかない魅力を創造し続けていくことです。
時代のニーズに対応できる施設を創出することです。
施設の年輪が価値基準になる時代を目指します。

「ダイバージョナルセラピー養成講座」を受講して(11月)

<認知症や特別なニーズを持つ人への配慮と工夫>
人には、障害を受けたり高齢になっても、感性を持ち(過去の歴史や思い出の蓄積)、より良く生きようとする本能が存在します。その為その能力を見抜き働きかける周囲人の力量こそが、後の人生を左右する現実があり、改めて専門家としての責任を痛感致します。

本来その評価には経験則だけでなく客観的な根拠をおさえる必要があります。
医療でいうと、科学的材料であるCT画像より、ダメージを受けている部分と残された部分を考慮し「新たな可能性や働きかけはないか」という分析視点をもつなどです。

福祉でいうとその人がどのような生活をしてきたのか、その背景をとことん知るアセスメントが重要であり、この客観的データこそが、本人の心を納得させ、満足感のある介護につながるのだと思います。

10人十色とは良く言ったものです。
私はレクリエーションで関わる場合、可能なら大きさ、色、形など選べる材料を準備するようにしています。
その時に「あ~この方はこんな色が好きだったんだ」と瞬時にアセスメントしたり新たな一面を知ることが出来るからです。
常に個と向き合うその瞬間で有意義に関わりたいと考えながら接しています。

人の脳にはミラー細胞と呼ばれ、他人の行動をみて共感できる細胞があります。
私達の思いが本物でないと相手を動かすことはできないという事です。

接遇研修で挨拶の仕方や言葉遣いを徹底的に教育すると、一般的に第一印象が良い為喜ばれます。
しかし時に丁寧ですが儀礼的に感じるのは私だけでしょうか。

教えられた挨拶や言葉かけで出迎えてくれていても、その人から伝わる”思いやり”の気持ちが存在しないと相手の感情は動かせないだろうと思います。
私でさえそう感じるのだから、日々介護を待って生活されている方ほど、残された5感が研ぎ澄まされ相手を見抜かれているのではないでしょうか。

私は介護に携わるその瞬間の気持ちと接遇そのものが同じである意味をとことん伝えていきたいと思います。

<高齢者の心と行動>
レスポデント行動とは特定の刺激によって誘発される行動であり、自ら止める事はできません。
一方、オペラント行動は、何も刺激を与えなくても自発される能動の部分です。

この能動とその結果が「こころ」の必要条件を構成するとの事です。
結果の大きさや結果が伴う確率はやる気につながる。
結果の伴い方は熱中や生きがいにつながる。
結果の質は価値の生成につながる。
逆に結果が上手く伴わないとやる気が消去されてしまう。

当然のことながら、歳をとって体力が衰え、機能喪失や環境変化が起こると、いままで出来ていた事ができなくなり、能動的な行動は消去され不活発になってしまいます。
逆に、何かに取り組んでもらい達成した喜びはやる気の強化となり、自発へとつながっていくでしょう。

だからこそ私達は、本人の能動に響く材料を見つけ、それを達成する為の環境作りに終始しようとします。
そのベースはやはり、相手を知ること、アセスメントだと思うのです。

<脳科学の視点での認知症理解>
「細胞」「神経」といった人間を現す最小単位に目を向ける事は、認知症という疾患を客観的に見ることができる新たな視点です。普段行っている対応がどのように影響しているのかという理解につながります。

人間の脳細胞は通常加齢によって脱落しますが、記憶した事を忘れないのは、残存している神経細胞間で新たなネットワークが作られその記憶や行動などを維持しようと働くからです(可逆性)。
認知症の原因は、この可塑性を上回って、神経機能低下(神経細胞の脱落)が引き起こされることによるとされています。

普段私達の介護は周辺症状への対応を行う事で、本人に安定した生活を送っていただく努力を行っています。
実はこの関わりが残存細胞に働きかけ新しいネットワークを築き上げているのです。
ある面で”施設の介護レベル”は”認知症の進行程度”により評価されるとも言えます。

ダイバージョナルセラピーの活動とは、本人の「快」の部分に焦点をあて5感を通じて情動へ働きかける中、ネットワークに連動しています。
これには本人が感じたい「快」の部分、訴求点をしらなければ成立しないところが、一般的に行われるレクリエーションとの違いであると考ています。

            

11月11日は「介護の日」

いい日、いい日、毎日あったか介護をありあとうを念頭に、2008年より「11月11日」は「介護の日」と決まりました。

“介護について理解と認識を深めもらい、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促し、国民へ広く知ってもらいたい”として、厚生労働省が制定。

さて、介護従事者の立場である各事業所では、どのような取り組みをされたのでしょうか。

コンサルティングをさせて頂いている有料老人ホームにおいては、1ヶ月前のリーダー会にてその話し合いが行われました。
検討期間も短い事から実施する内容には限界があります。

それでも”やれること”を模索して、今回のテーマは認知活動に決定いたしました。
方法はティッシュ配り。
介護の日についての広告を差込、いざ駅前に・・・・。

「おはようございます~本日は介護の日となっております~よろしくお願い致します~行ってらっしゃい!」といった具合です。

私が音頭を取った訳ではありません、スタッフ自らの提案と実行です。
側で見ながら、改めて私が介護に役立てるには?を考えさせられました。

それは、このように自分達の仕事の幅を広げていきたいと思い行動に起こせる職員の育成でしょうか。
やらされているのではなく、やっていく職員の方々。
まずはこのステージまで引き上げる!これが私の存在意義だと思います。

高校生にティッシュを受け取ってもらいました。
おそらく介護が身近でない世代です。
サラリーローンや携帯会社のティッシュではなく、介護の日のティッシュです。
電車待ちのベンチできっと読んでくれてますよ!

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