新たな看護部門を目指して

本日は、看護部門へ研修かつ今後の方向性の打ち合わせを行いました。

特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームには、看護師の配置基準があります。今回の介護報酬改定においても、医療が必要な高齢者の状態を観察し、嘱託医と連携し、必要に応じた搬送や看取り期への対応など、医療と介護の連携の要に位置付けられています。

しかし、施設に看護師が配置されているメリットとは、それだけでしょうか?

本来看護師に期待したいのは、日常の様々な視点を基に、いかに健康でいられるかへと導いてくれること、介護職員を含めての先導役です。

そのために重要なのは、アセスメントの視点です。(ある物事が周りの人やもの、環境に及ぼす影響について、事前に調査し、評価することを指す。)

例えば、単に薬を間違えないという「配薬業務」に留まらず、必要以上の薬を服用していないか、転倒、ふらつき、不眠、活気などと副作用の兆候はないか、下剤は本当に必要か?そもそも水分量は足りているのだろうか、排便スタイルは保たれているのか、食事形態は今のままで良いのか、そもそも咀嚼する歯や口腔内は手入されているのか、立位が可能なのに寝台浴?などなど。

施設の誰かが、このように専門的、多面的、総合的な視点で関わってくれたら、施設全体の質が高まります。今回はここの見直し、振り返りを行い、看護師への期待を共有し、今後の打ち合わせを行いました。

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