権利擁護と虐待防止について
先日に引き続き、シリーズ2の「高齢者虐待防止法」をアップしました。
12分と少し長めですが、一度は原文に触れておかれることをお勧めします。
自身で作成しながら、いろいろな思いが沸き起こってきます。
その思いを、シリーズ3「不適切ケア」に集約しておりますので来週アップさせて頂きます。
先日に引き続き、シリーズ2の「高齢者虐待防止法」をアップしました。
12分と少し長めですが、一度は原文に触れておかれることをお勧めします。
自身で作成しながら、いろいろな思いが沸き起こってきます。
その思いを、シリーズ3「不適切ケア」に集約しておりますので来週アップさせて頂きます。
コンサル先、本日は日頃の役割をチェンジして研修にのぞんで頂きました。
スタートと同時に動きだすマネジャー(役)の人もいれば、考えこんでしまうマネジャーもいます。
そんな時メンバーシップはどのように機能しているのでしょうか。
伝達されるのを待つだけの人もいれば、自ら「やるべきとは何でしょうか」と尋ねる人もいます。
そう、今与えられたこの時間に自分の立場でできる事がいろいろあるはずです。
会話やジェスチャーは禁止でやりとりは筆談です。
すると普段は伝わったと思っていたことが伝わっていない場面を体験!コミュニケーションのエッセンスが見てとれます。
・知らない事は自分から聞き、自分が知っている事は他人が必ず知っている訳ではないと感じた。
・「何?」で止まらず、自分から知っていることをしなければならないと思った。
・分からないことに対して、何が分からないか聞いて解決していくことが大切だと思った。
・上司が早い段階で情報伝達してもらうと助かるし、部下も「わからない」という自分について表現して的確な指示を受ける責任があると思った。などなど
立場変われば見えてくる景色も変わってきますね。
日々介護記録は書いていますが、さらにバージョンアップした内容が書けるようIT機器導入を機会に取り組んでいます。
いつもの通りに普通に書く⇒ ポイントを意識して書き直す ⇒ 方法を用いて書く ⇒ 同じ場面でも事例の中に登場する対象を変えて書く
ここで大切なのは、他者の記録を見てもらうことです。少しずつ表現の違いが分かります。どう書けば分かり易いのか!
記録の目的
①日々状態が変化する利用者の情報を共有
②情報を残す
③個別介護の継続
④利用者、家族とのコミュニケーションの材料
⑤介護が適切に行えているかの点検と証明
色々な理由がありますが、自分が責任を持って介護に携わる上で、見たくなるような記録をお互い書きあいたいものですね。
現場を見ていると、一生懸命に頑張っているのに上手くいっていないところが沢山あります。
その一つの理由は、正しい知識を持って事に当たっているかどうかです。
職員が遭遇する場面は100人いれば100通りの対応が求められるのですが、相手に合わせた対応が可能かどうかは基礎知識の有無が大いに関係してきます。
一方、現場は忙しく自前の研修にも限界があります。
そこで貴重な研修時間を有意義に進めて頂きたくこの活動を始めることにしました。
時々応援のお声もいただきならが、この8月登録者数が1000人に達しました。
1000人の方には少なからずお役に立てているのではと自己解釈しております(^^)。
これを記念に本日より「高齢者の権利擁護・虐待防止シリーズ」1,2,3を9月初旬にかけてアップしていきます。
必須研修だけにご希望の高かったテーマです。
特にシリーズ3の「不適切ケア」を制作した思いは、「虐待なんてやっていない」という事業所でも是非自社のサービスを見直されてはと思ったからです。職員個人の問題ではなく、組織としての姿勢を捉えなおされるべきところだと考えます。
言いかえると、不適切ケアを見直すということは、サービスの向上に取り組んでいるという事に他なりません。
是非前向きに取り組まれることをお勧めします。
一つでも多くの事業所が良くなっていくことを願います。
8月10・11日は、百武正嗣先生の「ゲシュタルト療法を組織開発にどう活かすか」を学びに東京へ、12日の本日は知人が京都府宇治市で開催している「注文をまちがえる料理店」に行ってきました。
まさに昨日の学びを分かりやすく体感。認知症の方が活き活き注文をとられるワンシーンワンシーン。さりげないサポーター、やさしいお客さんのまなざし、美味しい料理、素敵なお店、そして注文を頼んでいる私達。
一見構成されているように見えるのは「安心」「安全」な「場」の基礎要素だけ。実際の展開はまさに集う人々に委ねられ、身体的な感覚、感情やこころがダイレクトに生まれキャッチボールされていく。行列、出会い、笑顔、会話、失敗、愛嬌、美味しい、笑い声、談笑。
ふと、思考が導引される要素が限りなく少ない事に気づく。かえってスムーズさを欠いてしまうので誰も思考に寄り道しない。ワークでの戸惑いが嘘のようでこの感覚を覚えておきたい。
店内の無数のコンタクトが飛び交い、「あ!そうなるんだ」「なるほど」「また芽生えた」がクリエィティブに展開されている心地よい時間でした。