リスクマネジメント研修

気づきに導く

仕組みやルールに従う、部門に従う、業務工程に従うことは、とても大切なことです。
しかし、そこに関わる人の思考や意思が存在しなければ、イレギュラーなパターンの全てを事細かくマニュアルでカバーすることは不可能です。
リスクマネジメントも同じです。仕組みが生かされる教育に重きをおいています。

まずはリスクがある事に気づくことが大切です。
「危ないかも」「これ危険かも」「やった方がいいかも」と。
これらは考えて生まれるのではなく、感じる事が先行されているはずです。
感じて意識に上ってきます。
そのため、まずは、感じるということを身近な例を通して体感して頂きました。

次にそれにもとづいて行動に移すことを求めます。
「どうせ出来ないから」と、自分の中だけに留めてしまっては何もしていないのと同じです。
「行動を起こす事こそハードルが高いんですよ」と言われそうですが、ここで求める行動はシンプルです。
ただ1つ、自分以外の誰かに話すことです。「私これ危ないと思うんだけどどう思う?」と。
自分以外の誰かに話すことからチームケアがスタートするのです。

ここから先は、仕組みを準備しておけば成立します。
誰かが発言すればルートにのせる仕組み、各々与えられた職務を全うすれば、おのずとリスク対策が出来上がる仕組みです。
さっそく質問が出てきました。そう、この発言こそが行動の第一歩です。