リスクマネジメント研修

気づきに導く

仕組みやルールに従う、部門に従う、業務工程に従うことは、とても大切なことです。
しかし、そこに関わる人の思考や意思が存在しなければ、イレギュラーなパターンの全てを事細かくマニュアルでカバーすることは不可能です。
リスクマネジメントも同じです。仕組みが生かされる教育に重きをおいています。

まずはリスクがある事に気づくことが大切です。
「危ないかも」「これ危険かも」「やった方がいいかも」と。
これらは考えて生まれるのではなく、感じる事が先行されているはずです。
感じて意識に上ってきます。
そのため、まずは、感じるということを身近な例を通して体感して頂きました。

次にそれにもとづいて行動に移すことを求めます。
「どうせ出来ないから」と、自分の中だけに留めてしまっては何もしていないのと同じです。
「行動を起こす事こそハードルが高いんですよ」と言われそうですが、ここで求める行動はシンプルです。
ただ1つ、自分以外の誰かに話すことです。「私これ危ないと思うんだけどどう思う?」と。
自分以外の誰かに話すことからチームケアがスタートするのです。

ここから先は、仕組みを準備しておけば成立します。
誰かが発言すればルートにのせる仕組み、各々与えられた職務を全うすれば、おのずとリスク対策が出来上がる仕組みです。
さっそく質問が出てきました。そう、この発言こそが行動の第一歩です。

おひなさま

ギリギリセーフでお目見えです。
大切にしたい行事です。

組織診断

課題の本質を見極める

「介護現場を円滑に運用したい」どの事業所も目指しているところです。
その際どうしても陥りがちになるのが、目の前の課題を解決する事だけに終始していませんか.

まずは問題解決は必要ですが、本来はなぜその問題が起こりうるのかという素地を見極めて、根本的な部分に向き合わなければ、いつまでたっても大きな改善が見込めません。
リーダーが交替したから良くなった!・・・果たしてそうでしょうか。
個人は集団に属し、集団は組織に導かれて形成されている、要するに組織システムや関係性に着目しなければ根本的な解決にはたどり着かないということです。

弊社の組織診断の特徴は、いつもの介護現場の中にそのまま溶け込むように加わり、システム、関係性をロジカルかつ感性をフルに活用しながら調査していきます。早番担当の朝の最も忙しい時間帯も遅番担当の就寝介助も、余すことなく丸ごと共有しつつ、対話を通じた的確な質問で現状を把握していくのです。
現場を止めることなく、現場の職員を見守るように、そして息抜きした気分になって頂けるアプローチこそが、本音をお聞かせを頂ける土台です。

12月、2月、3月、4月とご希望を頂いています。
時間の関係上、1度に多くはお受けできませんが、将来に向けた事業所の熱意に精一杯答えていきたいと思っております。

無料教材eラーニングをアップ

事業所の価値!

3月は、高齢者のかだらシリーズ2として、「いつもと違う」に気づく視点という教材をアップしました。

介護現場には、日々さまざまな業務が発生しますが、介護職員はただそれをこなしている訳ではありません。
業務や高齢者の生活場面において、知識、経験、さらには5感を使って、観察いわゆる相手をみています。

その際、チェックシートなどがあって見極めている訳ではありません。
分かり易くいうと「いつもと違う」と感じる違和感が気づきの視点に繋がります。
私はこれを「事業所の価値」だと思っています。

介護職員が挙げてくる情報から、数々のドラマを見てきました。
是非、皆様も気づく視点に磨きをかけて頂きたいと思います。