コンセプトメイキング
先日は、コンサル先の理念を身近に感じられるように、具体的なコンセプトメイキングの対話を進めました。
上位概念である理念を実践するとしたら、どんなことを意識するのか。
きっと入居者が求めてくれていると思えるところは何か?
入居者がもしかして感じている心の溝があるとしたら、それはいったい何か?
それを埋めるために私たちがすべきと思うことは?
そのために必要だと思うことは?
やりたいと思っていても出来ていないとしたらそれは何故?
システムが確立されており情報伝達がなされているにも関わらず、出来ない現実を引き起こしている弊害があるとしたらそれはいったい何?
思考を掘り下げていくと、一つの共通したコンセプトにいきつきました。
早速、本日訪問した際には、コンセプトロゴがステーションに掲示されていました。
文字とロゴに新たな意味が宿っています。
コンサルもこの意味や実現を省みつつ関わらせて頂くことになります。
私から皆様へのメッセージです。
これから色々な事に取り組んでいく事と思いますが、例えば分業などの合理性や効果性を追求し過ぎると、その裏では、可視化されていないが地道に宿っていた関係性や心の醸成効果が薄れてしまう事が起こりえます。
課題を注目する際は、技術的課題と適応を要する課題の両者に目を向けましょう。
決して「課題を見て人を見ず」にならないよう、「入居者にとっては?それを支える職員にとっては?」という原点に立ち戻り吟味されることをお勧めします。
そしてお互い見失っているなと感じたら遠慮なく「コンセプトは満たされているのかな?」「上手くいかないのはコンセプトのどこが満たされていないと思う?」と声を掛け合いましょう。