オープンに向けての最終準備
開所前1週間を内覧会としました。
見学者は、土曜日300人、日曜日200人、月曜日80人で平日に入り徐々に減ってきたとはいえ関心の高さがうかがえます。
内覧会、研修、入居面談と同時並行のタスクで多忙を極めつつも、なんとか最終日を迎えました。
本日は、4月1日オープンに向けての4事業所の最終チェックをさせて頂きます。
時間の合間をみて、簡単な親睦会が開かれました。
どんな場所でも協働を意識してともにする「場」を作ることは組織作りに大切な事です。
開所前1週間を内覧会としました。
見学者は、土曜日300人、日曜日200人、月曜日80人で平日に入り徐々に減ってきたとはいえ関心の高さがうかがえます。
内覧会、研修、入居面談と同時並行のタスクで多忙を極めつつも、なんとか最終日を迎えました。
本日は、4月1日オープンに向けての4事業所の最終チェックをさせて頂きます。
時間の合間をみて、簡単な親睦会が開かれました。
どんな場所でも協働を意識してともにする「場」を作ることは組織作りに大切な事です。
介護現場はシフト勤務のため、全員が集まる事はできません。
個人や小グループで必要に応じて話し合いや共有を深めながら進めています。
当然ですが、それぞれの中に「ああすればいい」「このようにすればいい」という思いを持っています。
そんな日頃の職員の声を携えて集まってくるのがリーダー会議、特に全体に影響する内容はここで議論されます。
意見を吸い上げ決定する場であり、現場運営を正しく方向づける公の会議です。
ファシリテーションでも、取り扱う内容によっては関わり方にも変化があります。
アイデアをつのることに重きを置く場合は、発想を自由に出してもらい、最も合意の高いものが決定事項になってきます。
一方会議の場合、項目ごとに求めたいゴールがあるため、一定の条件下で出された意見で目的に合致した内容を合意に導かなければなりません。
参加者は一定の条件を意識して発言している訳ではありません。
そのためファシリテーターは、出された意見に含まれる論点を整理しながら、参加者の思考が自然に求めたいゴールに集中できるよう介入したり見守ったりしていきます。
当然ですが、参加者の心の動き、納得感や共感が生まれるプロセスへの視点も大切にしなければいけません。
あくまでも発言をコントロールするのでなく、議論すべき論点がズレていないかどうかを見守り、介入していく立場です。
10人いれば10人の思いや意見があり、それは会議を大きく揺さぶる事でしょう。
だからこそ、自分と違う意見を前にして、新たに生まれる意見とも出会えるのです。
「揺れ」を肯定的に受け止め、楽しめるファシリテーターを目指したいものです。
4月1日にオープンを迎える開所前研修を実施しております。
全研修7日間のうち、3日間(9:00〜17:00)を弊社が担当させていただき、人間関係づくり、知識、技術、思考構築などをレクチャーやワークショップを通じて形成していきます。
スタートは、自分が持っている介護への興味を強化するため、動機付けのお話をさせていただきます。次に職員間のコミュニケーションにアプローチし、周りとの関係性を高めて居場所、落ち着きどころを作ります。その後、認知症、リスク、ユニットケア、記録の書き方、ターミナル、介護技術、組織についてなどをワークショップを交えて展開していきます。
今回ターミナルケアの導入部分で、嘱託医の先生にもご協力いただきました。地域の医療体制や医師としての看取りの考えをお伝えいただきました。これから協働いただく先生に対し職員が親しみを感じて頂きたく段取りさせて頂きました。
毎回痛感するのは、初回研修の重要性です。オープン後も関わらせて頂くことが多く、研修を受講された方と後から入職された方の視点や気づきの違いを実感します。研修では、法人の方針をベースに全体像とエッセンスをお伝えしているので、自分が置かれている状況や考えるべき視点がベースにある人とそうでない人の違いです。
良くあるパターンは、開所前研修でモチベーションが高まっても現場に入ってからのギャップに落胆するケースです。弊社はそれを前提に、研修とコンサルティングをデザインしています。当然ですが最初から理想通りに準備されている訳ではありませんが、それを作り上げていく当事者である事をお伝えし覚悟してもらいます。開所後にさまざま問題が発生するため、それをチャンスと捉えて関わらせて頂きます。
1日目より2日目の今、随分とリラックスし職員の思考が柔軟になってきました。研修をしながら、職員のキャラクターや反応も見させて頂き、運営に活かしていきます。
本日は区役所にて、来年度の地域見守り活動事業の選定委員を実施させていただきました。
孤独死や認知症予防はもとより、要援護者にどのようにリーチし安心、安全な暮らしにつなげていけるか、大阪市内のどの地区にとっても共通の課題です。
本日のプレゼンをお伺いしても、地域包括ケアシステムの足がかりをしっかりと着目されていらっしゃいます。
私事ですが、近隣の高齢女性の方と立ち話をする機会がありました。
彼女いわく、依頼していた訪問介護事業所がサービスに来るのを渋るそうです。
ケアマネの方もレスポンスが悪く困っているのだという話しをされました。
きっとお互いにいろいろとあるのだろうと思いますが・・・
はてさて。
とりあえず私としては、目の前のご近所さんを満足させずして、選定委員などおこがましいなと。
早速、ネットで調べて今夜情報を提供して差し上げようと思いました。
これは専門家としてではなく、近隣住民のコミュニティーの中の私ができることです。
お互いが少し気遣う、そんなインフォーマルな住民意識を高めていきたいものです。
組織開発の源流と言われるTグループ講座5泊6日(8日~13日)を修了しました。
会場となる清里に向かう道すがら、かつてゼネラルマネジャーとして勤めた社会福祉法人サンビジョンが見えてきました。
名古屋の法人が初めて長野に進出するとあって、立ち上げから軌道に乗せるまでの3年間の思い出の地です。
下諏訪の駅を通過、感慨深いものがあり、思わず施設に向かってシャッターを切っていました。
人と人とのつながり、言いかえると私の福祉の原点であるここで過ごした「時」が、今に繋がっているのです。
初めてお会いする人とともに築き上げる人間関係、自分では気づいていない自分の側面を知ることができました。
「今ここでおきていることに気づく」「今ここをグループで共有する」、良く聞く言葉ですが、自分が思っていた以上の深い意味づけが出来ました。
人は人を介して成長していくものであるということ。
2000年の長野、2018年の清里、この先のつながりに向かっていく「今ここにいる自分」です。
ホテルの窓から見える富士山が私にとって特別なものになりました。
特養や小多機をはじめ5つの事業所があり土地に余裕もあって、感想としては「広い」の一言です。
事業の拡大にともない、事務所が手狭になるケースが多いのですがここではそんな心配はなさそうです。
1階玄関の中央に走る廊下、地域交流センター、デイサービスを合わせると、いつでも大イベントの開催が可能です。その分、ユニット間の距離があり、職員の動線は考えどころとなります。
デメリットを最小限に、メリットを最大限にが弊社の仕事です。