気づき
見えているものは気づきやすいですが、それをどこまで広く深く考えられるのか。
待合室の椅子が1つだけ汚れている場合、それだけ差し替えれば良いのでしょうか。
ある人は、それを手がかりに、他の椅子はどうだろうと気になります。
ある人は、床をはじめ待合室の全体の汚れが気になります。
ある人は、待合室の雰囲気、雑誌の並びや照明などが気になります。
ある人は、良く読まれる雑誌や流れているTV番組が何かが気になります。
またある人は、雨の日に少し足元が濡れた来院者の気持ちが気になります。
そしてある雨の日、玄関の入口に「ご自由にお使い下さい」とハンドタオルが置かれていました。
そこに集う「人」に目を向けた時、やるべき事が見えてきます。
半年に1度依頼する設備クリーニングに必ず立ち会うのも納得です。
「誰の為にどうなって欲しいのか」が見えているのです。