朝から後見活動で外出し、
午後一番から介護保険の認定審査会、
夕方から施設の勉強会と移動距離の長い一日でした。
訪問した施設は最寄りの駅から13分ほど歩いたところ。
地元の職員は自転車、遠くの職員は車で通勤しています。
最初は長く感じた徒歩の時間が、毎月訪問するうちに
見慣れた風景としてお馴染み感覚へと変化してきます。
距離は変わってないのに、受け止め方が変わるのです。
”知っている”だけで事を身近に感じることができる訳です。
知らない人と会話する場合、”共通の話題””共通点”を
発見しただけで、心の距離が一瞬近づいたような感覚に
なります。人間的なセンサー、自分の知りうる範囲という
安心感が捉え方を変化させるのです。
講義を進める上でもヒントになります。
わかり易い講義、興味を持たせる講義、意識下に残る
講義を心がけています。
例えば説明例を挙げる場合、まったくの架空事例で
説明するより、その施設の実例で説明した方が
自分事として捉えやすいのです。
それは単に事例を知っているというだけでなく、
知っている上での、事や物に対する愛着が、
人間的なセンサーとして働くのではないでしょうか。
本日の講義は「嚥下障害について」、後半は実践です。