月: 2013年3月

老人ホームの玄関に思わず目がとまります。

桜の枝が行き来する皆さんにご挨拶しています。

意思伝達装置とは、手の指先、足、目のまばたきなどで

スイッチを操作して、短文を選択したり、文字をひろって

文章を作成することができる装置です。

ＡＬＳの方とのコミュニケーションを円滑に出来たらと、

試験導入中の段階です。

相談員が中心となり、行政や業者とやり取りをしながら

デモ機を借りて、ご本人が使えるところまでにこぎつけました。

訪室する介護職員、看護職員からも驚きと喜びの反応が

返ってきます。

互いに通じ合えるよろこびを実感した瞬間です。

今月の勉強会は「変化する介護職員の資格と制度」。

介護職員にとっては将来に関わってくるポイントです。

相談員、看護師、ケアマネ、事務員、施設長も参加。

介護職員の資格や新たに導入される制度を通して、

国がどの方向へ進もうとしているのかが読みとれます。

初任者研修、実務者研修、認定介護福祉士、

キャリア段位制度などが新たな共通用語となります。

この施設では毎月１回、全体会議を開催しています。

時間差で勤務する職員が、

可能な限り一同に集まる時間です。

意思統一、方向性の確認には無くてはならない集まりです。

会議後半には”配膳方法の工夫”をテーマに

話し合いを行いました。

”温かいものを温かく”

”冷たいものを冷たく”出せていますか？

限られた時間で、何をどうすれば実現するのか！

体験を通じての話し合いではリアルな対策が見えてきます。

これは思考形成の時間です。