始動後4日目の特別養護老人ホーム。
入居者が15人ほどになると各階のユニットでは
それぞれの”くつろぎ”風景が生まれます。
その為には、
テーブル、椅子、ソファーの配置も重要な要素です。
いかにくつろいでいただける空間が提供できるか
コミュニティーが形成しやすい空間になるのかなど
職員は入居者に合わせて知恵を絞ります。
そしてさらに大切なことは職員と入居者が
分かりあえること、もちろんこれには
長い時間が必要となってきます。
それが大切だとわかっている各々の職員は
すでに共に過ごす時間を自然に取り始めています。
窓に向かって元いた自宅に思いをはせる入居者に
無言で寄り添う職員。
入居者同士のコミュニティーを作ってあげようと
会話を盛り上げる職員。
這いながら移動されていた入居者と一緒に這って
同じ景色やリズムをつかもうとする職員。
目線を合わせる必要性を教えられた職員も
その後は一生懸命に膝をついて会話されていました。
”少しでも早く、少しでも沢山理解したい”
そんな職員の方々の気持ちが伝わってきます。