今回は自己への気づき~人生脚本~を学びました。
脚本とは、子供時代に親の影響を受けて発達し、
現在も進行中のプログラムをいい、個人の人生の
大切な局面で、どう行動すべきかを決定してしまうほど
強力なものです。
これを知ることで、これまでは運命と諦めていた
人生計画を、自らの統制に切りかえることが可能になります。
今回は脚本のもとになる禁止令を学びました。
これは親が発した言葉やメッセージを、
子供は違った意味で解釈しそれが残り続け、
成人になっても行動に影響しているのです。
①行動をしてはいけない
計画はするが結局実行しないで終わる禁止令。
親が子供の冒険的な行動をすべて禁止する場合。
例えば小さいころ「水は危ない」と言われ続けると、
駄目なんだと思い込み泳ぐことができない。
②生きてはいけない(存在するな)
自殺、事故死などに関係する禁止令。
子供時代に体験したあからさまな虐待や存在無視、
または、家族の不幸の原因がまるで子供(本人)に
あるよう感じさせてしまう親の言動が影響。
無意識に命を大切にしない生活を送ってしまう。
③愛してはいけない
日頃から愛情表現がほどんどない家庭、離婚、事故、
病気などで幼児期に親を失うという体験をした人が
受けやすい禁止令。誰も信じない人になったりする。
④重要な人物になってはいけない
「子供は黙ってなさい」など自己実現のチャンスを
失い育つことで、言いたいことが言えない人、
重要な人物になってはいけないと思い込んでしまう。
⑤生活を楽しんではいけない
真面目すぎて人生を楽しめない人の中に生きている禁止令。
長男や長女など弟や妹の面倒を見て育った場合、
楽しんではいけない、人の世話をしないといけないと
思い込んでしまう。
⑥成長してはいけない
⑦成功してはいけいない
⑧女(男)であってはならない
⑨健康であってはいけない
⑩みんなの仲間入りをしてはいけない
⑪考えてはいけない
⑫自然な感情を体験してはいけない
などがあります。
次に自分をかりたてる5つのドライバーについて学びました。
①完全であれ・・完全でないと罪悪感を持つ
②もっと努力せよ・・結果の言い訳をすることが多い
③他人を喜ばせよ・・自分を素直に表現できない
④急げ・・物事に十分時間をかけられない
⑤強くあれ・・感情を閉じ込めようとする
ワークでは
人生脚本を駆り立てるドライバー・チェックリストを実施し自分
の傾向を理解しました。
私の場合は全体的に点数が低い中、あえて言えば
③④の傾向でした。
次にこれらのドライバーが家族や職場の人々に
与えている影響、自分へのストレス、繰り返すと
どうなるかを客観的に考え、最後に解決する
考え方や言葉を導いていきます。
例えば
①の完全主義の人は、失敗することを恐れ、
完璧にしようと準備怠り無く進めていきます。
また出来ていない人を見ると気になり、余分な
”一言”を発してしまい人間関係もギクシャクしてきます。
自分自身も失敗しそうになると、混乱し立て直しが
出来ずパニックになりやすく、思いつめたり孤立したり。
こんな方の回避方法の一例としては
「失敗してもいい」「何とかなる」と思える自分の
発見だそです。
私はというと、③④の傾向が相手に無い場合は、
相手を分析したり、相手そのものに歩調を合わせ、
自分との違いを理解し、逆にそれも学んでみようと
受け止め楽しんでいます。
もちろん日々色々なことはありますが、
私の魔法の言葉は「まぁ死ぬ訳じゃないし~」です(^^)
しかし④といえば懐かしい思い出があります。
看護師時代「あんた歩くの早いで追いつけんわ~」
と同行しているはずの患者さんが追っかけてこられた
ことがあります。完全に別の事を考え同行している事を
忘れてしまっていたシーンです。
今でこそありませんが、今でも意識している部分です。
自分の傾向を振り返り、意識しコントロールすることが
大切だと思います。