今回のテーマは
コミュニケーション・ルール やりとり分析です。
人と人との間で交わされるやりとりには
自然に起こりやすい対人反応、パターンがあるそうです。
自分のやりとりの傾向を把握し、
対人関係を築くのに役立つことが多い内容です。
人が持っている3つの自我要素
P=Parent A=Adult C=Child
自分がどの要素で発信し、
相手がどの要素で反応しているのか
ヴェクトルの方向とその意味を分析していきます。
これら交流には3つの形があるそうです。
①相補的交流
交流が相補であるかぎりコミュニケーションは
続く可能性がある。
C→P「お腹すいたよ」
P→C「はいはい、すぐ作るわね」
②交差的交流
期待と違う反応は、その話題についての会話が
中断する可能性がある。
A→A「リスク回避に必要なルールとして取り組みましょう」
C→P「そんなことしなくても間違わないのに」
③裏面的交流
会話と違う隠された真理的メッセージがあり、
そこに注意を払わないと、その人の真意を理解する
ことはできない。
表面
C→C「とても素敵な彼ね」
C→C「ありがとう」
裏面
A→C「いいかげんそうだけどどこがいいのかしら」
講座の後半は自分と他者とがどのような関わり方を
しているのかを理解した上でのグループディスカッション
でした。
部下として業務報告すると常に批判的な内容で
返してくる上司がいる。
仕事で注意をすると、反発してくる部下が多い。
などなど。
その場その場に応じた返し方をどうすべきかなど、
意識的にコントロールする必要性について確認し合いました。
自分はというと職業柄、
無意識のうちに、相手の反応を予測しつつ
話を進めていることに気がつきました。