ご家族の中には
面会時に愛犬や愛猫をお連れになり
入居者の方との触れ合う時間を作られます。
かつて一緒に暮らしていた動物だけに
入居者の方の反応はほほえましい限りです。
ここの施設が大切にしているのは
入居者の自然な心の動きです。
”心を揺さぶるイベント”を意識的に取り組んでいます。
そして
現在定期的にアニマルセラピーを実施しています。
今回は2時間以上をかけて
順次交替しながらたっぷりと触れ合っていただく企画です。
寝たきりの方々もリクライニングシートを使ってご対面。
それはそれは楽しみになさっていらっしゃいます。
かわいい仲間は小型犬と親子のモルモット君。
入居者の方々の目じりが下がったかと思うと、
やさしく撫でながら、包むように懐に抱かれます。
海外で見学した老人ホームでは
かつて自宅で暮らしていた猫と入居され、
当たり前のように入居者のベットの上で丸まっていました。
家族と過ごせない現実の中、
入居者本人の歴史を知っているペットこそが
大きな存在であることを
力説されていた施設管理者を思い出します。