相手を知る大切さ

コンサル先の施設における

朝のフロアのワンシーンです。

朝食後であり、朝礼前の一番忙しい時間帯。

約20名のご入居者を2名で対応しています。

脚力の低下により、2名の介助者で対応しないと

安全におトイレに座っていただけない方が

数名いらっしゃいます。

「佐々木さん、そろそろトイレに座ってみましょうか」

一人の職員が

大きな声でゆっくりと話しかけられています。

ご本人がうなずいたと同時くらいに、

まるで見ていたかのように、

「そろそろ時間ですね」と

もう一人の職員がやってきます。

さっきまで、戸田さんのお部屋で声かけを

していた職員です。

二人の職員が笑顔で対応しながら

ご本人を焦らせる事なく

用を済ませていただきます。

もちろん一番忙しい時間帯!!

一歩廊下を出ると早足で次の行動へと

移っていきます。

2手3手先の仕事を

頭の中で巡らせながら

行動しているのが良く分かります。

有限な時間を有効的に活用するには、

入居されている方の特徴を把握した上で

職員同士で声掛をしながら

可能な限りベストタイミングに

関わっていく工夫が求められます。

入居者のクセや習慣を熟知する重要性を

再認識させられます。

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