個人で担当させて頂いていた方が亡くなられ、
はや2ヶ月が過ぎようとしています。
「この子がいる間は死ねないね」
「そうですよ、だから長生きして下さい」
そんな日常の会話を思い出した1日となりました。
何よりも猫の事を気にかけておられ、
入院先でも治療に専念できないくらいでした。
私がアニマルレフュージ関西の存在を知ったので、
ご本人に報告するととても喜ばれていました。
即決でご自分の残余財産をここに寄付したいと
希望されました。
ご自分の猫に限らず、世の中の猫ちゃんの
役に立ちたい・・そう思われていた方でした。
そんな遺言を作成したのが1年半前。
そして現在私の最後の仕事は、
猫ちゃんの新生活をこの目で確認して、
墓前に報告させて頂く事です。
大阪能勢町の山奥・・・探して探して。
とにかく”行って良かった”の一言です。
動物達に限りない愛情を注ぎ、
お世話をしている沢山の関係者。
我が子のように動物達と接していらっしゃいます。
お願いした猫ちゃんも新しいお母さんに
慣れて表情も穏やかになっていました。
その姿を見て思わす涙が込み上げてきました。
脱帽です。
これだけの動物をお世話をしようと思ったら、
運営費は大変なものです。
動物を飼うという事の責任を痛感させられました。
私は故人の遺志を実行させて頂く立場として、
今回こちらに遺贈できる事に感謝しました。
ここなら生きたお金の活用をして下さると
実感したからです。
故人が望んでいた事がそのまま実現できると
感じたからです。
早速、本日墓前に出向き報告しました。
猫ちゃんが元気に生活している事、
そしてもう一言伝えました!
「あなたの人生、今もって粋ですね」