昨年より受講してきた研修もいよいよ終了です。
今回は奈良県にある特別養護老人ホームにて
現場体験をさせて頂きました。
歴史ある施設で、デイサービスや配食サービスなど
地域に根付いた運営をされていました。
現場体験とあって、実際にソーナスセッションを見学させて頂きました。
五感を同時に使っていく事が意識的に行なわれた関わりです。
テーマは「雪」という事で、かまくらや雪だるまを演出されていました。
日数をかけて仕事の合間に時間を工面しながら
環境設定をされたそうです。
当日は、認知症の中度~重度の方々8人ほどが
参加されていました。
ピアノの音楽とともに、進行役が雪をテーマに
お話を切り出されていました。
小さな雪だるまを膝に乗せる方、話にうなずかれる方、
まったく興味を示さないかたなどさまざま。
途中でクラッシュアイスを触ってもらったり、
温かい甘酒を出すごとに、参会者の表情が
変り吸い込まれていくように集中されていきました。
最初は座ったとたんに拒否され
「もう生きていても仕方がない」と悲観的だった方が、
途中で「後3年は頑張って生きたいわ」と変化する姿に、
明らかな心のスパーク(火花)を実感させて頂きました。
こちらはグッドフィーリングポスターを展示。
自分にとって心地よい、心温まる、好きなものという視点
で製作しますが、造りながら子供のように
ワクワクしておりました。
うれしいのは施設・入居者・利用者の方々の
変化を見たり感じたひと時!
最終日はそれぞれのダイバージョナルセラピー
の取組み報告会です。
私は高齢者サービス内容をクリエイトしていく
位置づけとして発表させて頂きました。
限りない可能性を学ばせて頂けた発表でした。
私が関わらせて頂いている施設の更なる成長の1つに、
ダイバージョナルセラピーの考えが必須です。
ありがとうございました。