高齢者施設管理者勉強会発足!

地元大阪に事務所を移転してから1年が経過しました。
地域の実情を知ろうと時間を作っては色々な施設に見学に行かせていただいてます。

そんな中、有料老人ホームの運営コンサルタントもしている私の立場からずっと気になっていた事があります。
それは同じ老人ホーム間での情報交換をする場が全く無いという事です。
色々な老人ホームに関わる私にとってそれはとてももったいない事であると感じていました。

なぜならどの老人ホームにおいても遅かれ早かれ似たような課題に悩まされ対応する毎日です。
各々の施設長はその度に思い悩み課題を乗り越えていきます。
そんな中同業者として相談できたらどんなにか助かる事でしょう。
また良い情報を共有できればそれだけ選択肢が広がる訳です。

組織の統制、職員間の人間関係、運営の効率と人の問題、突発的な事故(誤嚥、ノロウイルス感染、結核感染・・)、入居者のニーズへの対応など

そんな思いがあって、見学の際には「大阪には施設長会のようなものはないのですか?」と質問したものです。
答えは「ありませんね」もしくは「それらしき会に参加したけど本音は出ないわね」・・・・

結論は「無い」!無いなら作ってみようと思い始めていた矢先、クライアントを通じて知り合ったとある有料老人ホームの関係者の方と意気投合。入居コーデイネーターをしながら新聞、雑誌業界の仕事をこなしている多才人。
複雑な問題を抱えているクライアントだっただけに、何度となく連絡を取り合っている間に、同じような思いを描かれていると知りました。

最初のスタートは”同じ匂いのする人達”に声をかけていただきました。
同業だからこそ問題を共有して有料老人ホーム業界全体のレベルアップの必要性を感じていらっしゃる方々です。

本日の参加者は、有料老人ホーム4ヶ所、高齢者専用賃貸住宅1ヶ所でした。
皆さん初めて会ったとは思えない共感や親しさを感じられたのではないでしょうか。
自己紹介や課題出しに盛り上がり、テーマの「盗難・紛失」については次回への持ち越しとなりました。
管理職だからこそ相談できない悩みがあります。
お互が成長できる場になってもらえたらと思います。