次に一泊2日でフルーカという帆船に乗ってルクソールへ。
フルーカとは定員10人位の小さなヨット、船上にはマットが敷かれているだけの簡単な造りで夜は満天の星空を仰ぎながら夢の中へ。
トイレは左右の広大な大地。
食事はターウード・バシャ(ミートボールをトマトスープで煮込んだ料理)を暖めたものとアエーシ(パン)といった簡単な夕食でしたが、他の乗客と一緒に食べる味はまた格別でした。
しかし到着日は風に左右されて予定通り航行せず、手前の小さな町エドフで降ろされてしまった私は、その日最終のルクソール行きの長距離バスがある事を知り、とにかく飛び乗り胸をなでおろした一日となりました。
ルクソール内移動には主に個人マイクロバス(一回約5円)を活用。
適当に道路に立っていて、乗りたい意思を表示して搭乗し、降りたい所をリクエストして下車するという地元住民の足。
観光客である私は1ポンド(約20円)を要求されることも多く、最初からお釣りなしで対応し、支払ったらさっさと降りてしまうという知恵で対抗、そんな駆け引きが面白くて何度となく利用しました。
メインとなる遺跡のほとんどを見学し4日間を残した私は予定を変更し、夜行長距離バスで、ダイビングのメッカ紅海のふもとハルガダに到着。
3日間でダイビングのオープンウオーターの免許がとれるとあって気合十分に取り組みました。
どこまでも広がる青い海、人懐っこくついて来るイルカの群れ、そしてなんといっても初めて目にする神秘的な海底に魅了されあっという間の3日間でした。
エジプト最後の夜、カイロに向かう夜行長距離バスの中、ダイビング免許を抱えながら熟眠できたのは、試験をなんとかパスさせようと必死にまってくれたインストラクターの方々のおかげでした。
この旅行で得たものは、喧嘩して途中で降りたタクシー運転手を除き、さまざまなエジプト人の”人の良さ”に触れることができたことです。
ちなみに一泊平均120円~180円の安宿、一食平均30円~50円の地元料理で過ごすことができたので、航空チケット代、ダイビングのスクール費用込みでトータル9万円以下に収まり、目的達成の成功旅行に大満足して、朝焼けのエジプトを後にしました。
今回で、私の海外レポートは最後となりました。
一年間、どうもありがとうございました。