RIFA 2004年12月号 栗東国際交流協会 海外レポート③ エジプト編(前半)

いよいよエジプト14日間のひとり旅が始まります。

カイロ空港へ降り立った時から早くもタクシーや送迎リムジン勧誘(約800円~1000円)の洗礼を受ける羽目に!

呆気にとられながらも予定通り市内バス(約10円)でカイロ中心部へ。

何と言っても今回の旅行テーマは”地元価格旅行”。

はてさてどこまでつらぬけるやら。

宿を探して右往左往していると、オーストラリアからの長期滞在旅行中という家族から声を掛けられ「道に迷っているみたいだけど一人?」と驚かれ、「無謀だ!」と諭されて、見ず知らずの私を彼らのホテルへ宿泊させてくれました。

もともとエジプト人でありながらキリスト教を信仰する彼らは、イスラム国家であるエジプトでは宗教的トラブルが多いとオーストラリアへ移住。

数々の過去を聞きながら、未だに止まぬ宗教戦争の根源を一部垣間見た機会でした。

親切なご家族ともお別れし、いよいよ夜行列車で一路スワンへ。

エジプトで見逃せない巨大遺跡といえば、スフィンクス、ピラミッドと並ぶアブ・シンベル神殿。

水没の運命にさらされ、ユネスコによって救済されたことは知っていたものの、その規模の大きさに圧倒されるばかりでした。

ここアスワンでのもう一つの思い出は、エレファンテイネ島を散策中に出会った原住民のヌビアの方に自宅へ招待され、日常的な飲み物である紅茶のシャーイ(チャイとは違う)をご馳走になったことです。

カイロの地下鉄の職員さんにご馳走になったシャーイとはまた違った味わいでした

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