交流分析セミナー 第8回

本日は時間の使い方(時間の構造化)について

学びました。

以前に、

人はお互いにストロークを求めたり、与えられたり

するために社会生活を営んでいることを学びました。

さらに人は自分の生活の中において、

自分が満足し、何かを達成する欲求のため、

時間を組み立てて日々生活をしており、

これが時間の構造化と言われています。


具体的には
対人関係の中で人間が時間を

処理するのに6つの時間構造があると言われています。

①引きこもり
過去の出来事を追憶したり、空想したりして、心がどこかに

行ってしまった状態。例えば会議に出ても他の事を考えて

いたり、空想をすることで疲れた自分を休めたり、

自分を感じるたりしています。


②儀礼(儀式)
あいさつなど決まった言葉を交わしたり、慣習などを通じて

やりとりしている状態です。

意味を感じない定例会議、睡眠、通勤とういう行為も

これにあたります。


③社交
雑談やうわさ話などです。親密さへ導かれますが、

真実の愛は芽生えません。


④活動
仕事や目標ある活動、目標指向的なもので計画性の

あるものです。趣味や好きで行っているプライベートな

事柄もこれにあたります。

⑤心理ゲーム
無意識に繰り返される行動パターンであり、自分の激しい

否定的なストロークで不愉快な感情的結末で終わります。


⑥親密な交わり(親交)
お互いが共感し合える関係です。


本日のワークではまず初めに

自分が感じる

”もったいないと思った日”と”充実したと思った日”

の基準を話し合いました。

”もったいない日”と感じた理由は

予定していたことが出来なかった時や、

リズムがくずれて成果が出なかった日など。

”充実していた日”と感じた理由は

計画が達成できた時や、自分が成長できたと思えた日など。

次に昨日の行動を具体的に24時間シートに

書き込んでいきます。

その際それぞれの行為を先に書いた6区分へ分類


通勤時間にあたる儀礼の中でも

ボ~と空想している引きこもりと位置づける人もいれば、

趣味で英語を勉強し活動と位置づける人もいます。

ほとんどの人は、時間割合として儀礼、活動、引きこもり

が多くの時間をしめていました。


さらには自分が理想とする

24時間の過ごし方を描いてみると、

自分が感じられる活動時間、

自分を休める引きこもりの時間、

時に親密な時間を構造化していました。

なるほど・・・理想的です。

またさらには自分が持っている時間の捉え方が

育ってきた環境や仕事の環境に

左右されていることを学びました。

例えば

9時になったら宿題を止めていいよ(時計時間の許可)

9時になたら宿題を止めなきゃ駄目よ(時計時間の禁止)

9時になるまでは頑張りなさい(目標時間の達成)

9時になるまでは休んでは駄目よ(目標時間の禁止)

小さい頃からどのような時間概念で育ったかによって

時間にゆっくりな人もいれば、

時間になったら継続してやっていたことも

気持ちが集中できなくなる人もいたりとさまざまだそうです。

私はというと、

母が仕事をしていた関係で「時は金なり」と

教えてられて育ってきました。

例えばスーパーのチラシで安いからと言って

出向くことはなく、自分の生活の流れで

高くても購入するタイプです。

もちろんその時に安いのを目にすると

とても得をした気分になります。