効果的な会議
月一回定例のリーダー会議が開催され、各フロアリーダーは月交代で司会を担当しています。
会議が有意義なものになるよう、司会は、事前に参加者より議題を集め、3日前には議事次第を配布し、各々が課題について検討し持ち寄る事を前提に会議設計しています。
×:形骸化している会議
しかし議事次第には、箇条書きで「新人指導の統一について」「レクリエーションの実施について」と書かれているだけなので、事前に考える手がかりはない状態でした。司会者が、議題を一から説明し、その後意見を考える流れの為、時間内で有効的に協議ができません。
事前に議題を集めた司会者でさえ、課題の本質や解決すべき方向性を想定せず、他力本願なので尚更です、リーダーの中には、参加意義が薄れ会議に遅れてくる人も出てきました。
○:効果的な会議
会議の形骸化を察した管理者は、臨時でリーダー会議に参加し「日々の問題を全てフロア内で解決できていると断言できるリーダーはいますか」と問いかけましたが、誰も答えられませんでした。
「当然ですが、それができるなら協議をせずとも可能という理屈になりますが、それが不可能な事は皆さんが一番良くしっているはずですね」、「今一度、各フロアで起こっている問題を共有し、個人の悩みに終わらせる事なく議題に挙げる意義について考えてみてください」と投げかけました。